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プロテストコラム

北海道本部所属35期生の安藤りなです。
このコラムを開いた方は「プロテスト」に興味があるはず!
こちらを読んで、少しでも麻雀プロになろうかな?と思っていただけたら嬉しいです!
レッツ、コラム!

私が麻雀を覚えたのは学生時代、銀行員になってからは毎週金曜日、仕事が終わったら真っ直ぐ友達の家に直行、翌日の昼まで打ちまくるのがルーティンでした。
本当に麻雀が大好きで、ずっと麻雀に触れていたくて、仕事を辞めて麻雀荘でアルバイトを始めました。
当時、私はプロの世界を全く知らず、放送対局の存在も知らず、ただ、ただ、ひたすら麻雀を打っていました。
しばらくすると、「プロになったら?」と声をかけていただく事が多くなり、「プロって、何かかっこいい!せっかく仕事にしているし、肩書きがほしい。麻雀、大好きだし有名になりたい!」と思い受験を決意。
少し特殊かもしれません。
今では麻雀界の色々は詳しい方だと思いますが、麻雀界の歴史やトレンドについては黒木真生プロのnote「麻雀界の真実」が勉強になりました。
オススメです。

受験を決意してから、プロアマリーグや、アマチュアでも出れるタイトル戦の予選に出場して、少しずつ競技麻雀の世界に触れていきました。
一発赤裏無しのルールがとにかく新鮮。そして、王位戦の本戦出場権を獲得。
決勝戦の決まり手はダブ南ドラ4(ドラ南)で、そのアガった南2局から急に手が震え出したのを覚えています。

放銃しなければ勝てる。放銃したら負ける。
どうしたらいいんだろう!!!勝ちたい!絶対勝ちたい!!!心臓ドキドキでした。

普通に麻雀を打っていて震える事なんて無かったので、大事な対局、大事な場面、勝ちが見えてからの緊張に初めて出会いました。
本当に勝てて良かった、、。

A級本戦の前日は連盟巣鴨道場でお稽古を。いらっしゃったプロの方は皆さん優しかったです。
本戦では、二階堂亜樹プロと同卓する事になります。
亜樹プロと僅差の3着4着争いをしていて、放銃が怖かったのですが押し切って、3着を取れました。
人生で一番嬉しい3着の記憶です。
憧れのプロと打てると何年も記憶に残る最高の対局になるんだなぁと思いました。

本戦では3着しか取れなかったのですが、その日、対局終了後、他のプロの方に「プロかと思った!!」と言っていただけたのは、少しプロっぽく打てたのかな?とめちゃくちゃ嬉しかったです。
もう、5年前の事ですが、こんなにワクワクして痺れる世界があるんだ!と、今でも鮮明に思い出せるくらい、プロの世界へ踏み込んだ一歩目の記憶はとても心に刻まれています。

日本プロ麻雀連盟のプロテストは、年2回行われており、全国各地(東京本部、北海道本部、東北本部、中部本部、関西本部、九州本部、静岡支部、北陸支部、北関東支部、四国支部、山口支部)で受験可能で、30歳以下の方は若獅子戦、桜蕾戦にすぐに出場する事ができます。審査は筆記、実技、面接があります。

筆記試験の勉強は、ひたすら過去問を解き、点数計算は単語帳に書いて常に持ち歩き、隙間時間にも見ていました。
あ、子の2翻70符ツモは1,200・2,300でりなたんの誕生日なので覚えてね!(笑)
勘違いしそうな誘導問題もたまに出題されますが、過去問を解いていれば大丈夫。
傾向を掴むために数をこなしましょう。

実技は勝てば良い!というわけではありません。対局中の所作やマナーを美しくする事に重きを置く事をオススメします。発声は分かりやすく大きな声で。点棒の支払い方は丁寧に。1人に同じ点棒が集まらないように。フーロした時にガンっ!と大きな音をたてて、麻雀卓の壁にぶつけてはいませんか?可能でしたら誰かに所作の確認を見てもらえると、自分では気付かなかった事に気付けるもしれません。

面接は、就職活動の基本的なマナーを確認して、聞かれそうと予想ができること(どうして日本プロ麻雀連盟を受験したのか、プロになってどうしていきたいか等)は、頭の中でまとめていくと本番慌てることがなく安心です。

無事に合格。
ほっ。

最初の目標は、「麻雀格闘倶楽部に出演して神8に入る事、タイトルを獲る事」でした。
そのためには、人気と雀力が必要になります。
当時の麻雀格闘倶楽部投票選抜戦神8のXのフォロワーは全員1万人以上。
平均値は45,250人でした。

やはり、一番分かりやすいのが数字です。
SNSのフォロワー数は自分の武器になると考え、コツコツと自分に出来る事を怠らず、Xのフォロワーを増やす努力を続けました。

そして、努力が実りプロ2年目でTV対局「てんパイクイーン7」に出演。
その後、麻雀格闘倶楽部への出演が決まり、念願の神8達成。
翌年、「てんパイクイーン8」優勝。
初タイトルを獲得。
と、自分の目標をしっかり定めることで結果に繋がったと思います。
そして、今の目標はМリーガーになる事です。

私は今でも札幌市に住んでいます。
どこに住んでいても、誰でも、目標に向かって頑張ればチャンスがある世界です。

「Мリーガーになりたい」
「メジャータイトルを獲りたい」
「強い人と戦って自分を高めたい」
「麻雀を普及したい」

などプロになる理由は十人十色。
有名になりたい気持ちが無いとダメなの?と思われるかもしれませんがそんな事もありません。自分の目標へ向かって自由に努力出来る世界です。
皆さんはこれからどうなりたいですか?

麻雀は世界最強でも勝率100%は絶対無理な競技です。
人生の中で時間は有限です。
チャレンジする回数は多い方が良いに決まっています。

自分に自信が無くても、麻雀が好きな気持ちがあれば、楽しくプロ活動が出来ると思います。
優しい先輩方もたくさんいます。
目標に向かうためのアドバイスももらえますよ!

まずはレッツ、プロテスト!!!

プロテストページはこちら

(文:安藤りな)