プロ雀士インタビュー

第253回:プロ雀士インタビュー 宮成 さく  インタビュアー:梅本 翔

第4期桜蕾戦優勝は今期入会の『宮成さくプロ』

決戦の地「夏目坂スタジオ」にてまた一人新たなスターが誕生した。

 

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皆様初めまして。日本プロ麻雀連盟北陸支部所属35期生の梅本 翔です。
同じ北陸支部の宮成プロが桜蕾戦優勝したのでインタビューをさせていただきました。
自己紹介を含めベスト16~決勝のこと、さらには麻雀以外の一面もお聞きしたので書いていこうと思います。
拙い文章ですが最後まで見ていただけると幸いです。

梅本「宮成プロ桜蕾戦優勝おめでとうございます!」

宮成「ありがとうございます!」

梅本「まずは自己紹介とプロになったきっかけをお願いします。」

宮成「日本プロ麻雀連盟北陸支部所属、宮成さくです。プロになったきっかけはオリンピア(金沢にあるノーレート麻雀荘)で荒谷誠プロに声をかけていただいて、プロは以前から興味があったのでプロ入りするとさらに強い人と打てると思い入会を決めました。」

 

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梅本「ありがとうございます。普段はどういった活動をされていますか?」

宮成「今出ているのは帝陸戦(北陸プロアマリーグ)と北陸プロリーグですね。仕事の都合が合えばワンデーの地方予選も出たいなと思っています。」

梅本「雀風、スタイルを教えてほしいです。あと目標のプロはいますか?どういったプロになりたいとか」

宮成「スタイルは攻撃寄りだったんですけど解説聞いていたら結構バランス型みたいです。佐々木 寿人プロの様なかっこいい麻雀が打ちたいです!」

梅本「ありがとうございます。ではそろそろ桜蕾戦の話に行きますか。まずは桜蕾戦初めて出てみてどうでしたか?」

宮成「正直こんな強い女性の方がいるのかってびっくりしました(笑)まだまだ井の中の蛙だったなぁって思いましたね。」

梅本「北陸で卓内全員女性ってないですからね。予選から決勝通して自分の麻雀を打てましたか?」

宮成「予選の1回戦目の東1局から、親番で満貫を放銃してから吹っ切れましたね(笑)そこから押し気味の麻雀になってそれが良かったですね。」

梅本「そこで吹っ切れるのいいですよね!僕は引きずっちゃうタイプなのでそのままズルズルいきそうです。戦っていく内に何か学んだことってあると思うんですけどどうですか?」

宮成「放送対局で手牌を上下に揃えるとかそういう基本的なことが出来てなかったのでそこを意識するようになりましたね。」

梅本「ありがとうございます。そういえば勝負前のルーティーンって何かありますか?」

宮成「セブンイレブンの揚げ鶏を絶対食べていました(笑)あと藤本さん(藤本鉄也プロ・北陸支部副支部長)に試合終わり焼き肉連れて行ってもらってました!」

梅本「揚げ鶏食べるのがルーティーンだったんですね!僕も藤本さんに毎回焼き肉連れて行ってもらってました(笑)ちょっと話逸れちゃったので桜蕾戦の話に戻りましょう。自分的にベストの1局はありますか?」

宮成「決勝戦2回戦目のチャンタ三色の局ですね。7本場でアガリに行きたいなと思ってたんですけど、決定打にはならないと思って発鳴かなかったんですよ。感覚的にも引ける気がして。それが最高の結果になりましたね。」

 

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上記の牌姿から同巡に打たれた発を鳴かずに、次巡ペン三索を引き入れてリーチ。値千金の8,000の出アガリとなった。

梅本「あの1局は見事でしたね!次は2回戦目の南3局で満貫ツモった時は今日イケるなって思いました?」

 

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宮成「リーチ打って一筒四筒はかなり自信ありました。ツモった時は今日イケる日だなって思いましたね。」

 

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梅本「かなり気合い入ってましたもんね!3回戦目東3局の親番でツモり四暗刻のテンパイ入ったときはどんな気持ちでした?

宮成「待ち自体は悪くなかったんですよね。山に九筒が1枚いそうだなーって思ってました。流局して手牌開くときに何故か気合い入ってました(笑)」

梅本「サクサクサクっとツモるかなって思ってたんですけどね!3回戦目南3局で先制親リーチ打ったら、メンチン入った廣岡さんから鬼のような押し返しきて怖くなかったですか?」

宮成「めちゃくちゃ怖かったですね・・・。途中からアガリ牌以外のマンズ持ってこないでってずっと思ってました。」

 

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宮成「アガリ牌が出た瞬間はすごく安心しました。」

梅本「うわってなりますよね・・・。もう一個うわってなるシーンあったんですけど覚えてます?」

 

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宮成「加護さんにメンホン打ったときですよね。リーチ受けてすぐやめようと思ったんですけど、現物の四万ならアガれそうだなって思って発押しちゃいました。結構メンタルに来ましたし自分何やってるんだろうって思ってましたね。」

梅本「あの放銃はメンタル来ますよね。オーラス、またも加護プロから最後のリーチが来ましたがどんな気持ちでしたか?」

宮成「あの時は完全安牌が無くて、七対子ドラドラが怖いなって思ってました。暗刻の一筒に手かけるしかなくてその時手震えてましたね(笑)」

 

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オーラスに跳満ツモ条件の加護プロからのリーチ

梅本「このリーチを乗り越えての優勝、決まった瞬間はどういう気持ちでしたか?」

宮成「放心状態でしたね(笑)優勝したって実感が全然わかなかったです。」

梅本「では最後に応援してくれた方々への一言と今後の目標をよろしくお願いします。」

宮成「最後まで応援していただいてありがとうございました。皆様の応援があったから頑張れたし優勝することが出来ました。本当に感謝しています。今後は女流桜花に参加します。ですが、タイトルより先に帝陸戦と北陸プロリーグでプラスをとりたいです(笑)!」

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

サクサクさくちゃんこと「宮成さくプロ」を皆様これからもよろしくお願いします!

 

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