プロ雀士インタビュー

第261回:プロ雀士インタビュー 御子柴 佑梨  インタビュアー:花宮 海咲

皆さんこんにちは!
日本プロ麻雀連盟37期の花宮海咲です。

今回は、第5期桜蕾戦優勝の御子柴佑梨プロにインタビューしました。
お互いに初めてのインタビューとなります!

去年の8月にプロデビューしたばかりの御子柴プロ。
まだあまりご存知ない方もいらっしゃると思うので、パーソナリティの部分も含めて色々と話をお伺いしていきます。

 

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38期後期生として入会し、現在26歳。
歯科学科を卒業し、6月から歯医者兼プロ雀士として活動を行っている。
父親がネット麻雀をしていたのを見て、自分も教室などに通い、習得するうちに恋をしてしまったらしい……。

花宮「どうして麻雀プロになろうと思ったんですか?」

御子柴「麻雀に恋しちゃったからです」

とってもうっとりした顔で言う。

花宮「恋愛はしてるの?(笑)」

御子柴「私、こだわりが強くて、全然ダメなんです……」

花宮「どんな人が好きなの?」

御子柴「森山会長みたいに、麻雀が強くて優しい人です」

花宮「それはハードル高いね」

今は麻雀に夢中なようだ。

花宮「憧れている麻雀プロはいますか?」

御子柴「佐々木寿人プロです!最近は、和久津晶プロや藤島健二郎プロからも麻雀を教わっていて、尊敬しています」

花宮「みんなA1リーガーですね」

花宮「好きな食べ物は?」

御子柴「お寿司です!月に1回は自分へのご褒美として食べてます」

花宮「素敵だね。ネタはなにがすき?」

御子柴「“いか”です!」

花宮「いかは例えば、するめとかでもすき?」

御子柴「全部好きです!」

花宮「貰って嬉しいものとかある?」

御子柴「お風呂好きだから入浴剤とか、スタバが好きだからスタバカードとかですかね」

花宮「わかる」

さて、そろそろ麻雀の話も聞こうと思う。

花宮「桜蕾戦は、初めての決勝戦だったけど、どんな気持ちで臨んだ?」

御子柴「ベスト8の時は、自分が決勝に行っても良いのかというネガティブな気持ちから失敗してしまったけれど、決勝直前は自分らしくしっかり打とうと、前向きな気持ちで挑めました。」

花宮「気持ちを上手く切り替えられたのが、凄く良い結果に結びついたんだね」

決勝の展開は、かなり傾いていた。
1回戦、2回戦と、藤根梨沙プロが全4回戦のうち2連勝したのだ。

花宮「1回戦、藤根さんが国士無双をアガったときはどんな気持ちだった?」

御子柴「怖かったです。北を掴む未来があったかと思うと……」

 

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その後に2連勝して見事に逆転優勝を果たした御子柴プロ。
一貫して攻める姿勢を崩さなかったのが印象的だった。

御子柴がアガれば藤根がアガリ、藤根がアガれば御子柴がアガる展開。

花宮「すごい仕掛けもしてたね」

 

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御子柴「あの時はもう無我夢中でした」

そして最終戦オーラス、1局勝負。

 

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藤根の逆転の手は実らず、御子柴の優勝が決まった。

御子柴「優勝した時は実感が湧きませんでした」

花宮「いつ頃実感が湧いた?」

御子柴「優勝して、サインを書いた時に、“第5期桜蕾”と記入したときです。」

花宮「嬉しかったこととかある?」

御子柴「道場に遊びに行った時、森山会長に呼ばれて、『よかったね』と声をかけて頂いたのがすごく嬉しかったです」

花宮「今後の目標などはありますか?」

御子柴「自分の独自の雀風をつくりたいです。そして、実力でタイトルを獲りたいです。」

色々な麻雀のスタイルを模索している中で、彼女オリジナルの雀風を魅せてくれる日を楽しみにしたいと思う。

 

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