プロ雀士インタビュー

第267回:プロ雀士インタビュー 塚田悠介   インタビュアー:松田彩花

今回、このインタビュー記事を書かせていただくことになりました松田彩花です。
優勝した塚田さんとは昔よく一緒に麻雀をしてた仲。
松田はインタビュー書くの得意でしょ?みたいな軽いノリで頼まれました。
頼まれると嬉しくなっちゃうのが松田です。
全然得意ではないんですが、全力で書かせていただくことになりました。

まずこの塚田悠介という男について紹介させていただきます。
高身長、イケメン、好青年。
36期後期入会。
大学生の頃、サークルの先輩に教えてもらい、たくさん負けたことがきっかけで強くなろうと決心し、プロにまでなってしまったというすごい男です。

まぁ‥そんな説明は置いておいて‥
主役に登場して当時の話をビシバシ聞いちゃいましょう。
2人ともお酒は飲めないので、美味しいご飯屋さんにやってきました。

 

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-お茶でかんぱーい!

塚田 なんか久しぶりだね。笑

WRCリーグ優勝に伴い、E1リーグからD1リーグへとジャンプアップした塚田。
私もD1リーグ所属のため、リーグ戦終わりにお誘いしてみました。

-まずは本当におめでとう!

塚田 ありがとう!

-根掘り葉掘り聞いてもいいですか?

塚田 特に面白い話もないけどね。なんでも聞いてよ。

-WRCは塚田くんにとって2回目の決勝だったんだよね?

塚田 第1期WRC-Rも決勝に残ってたね

-惜しくも優勝とはならなかったけど、WRCRの決勝の時となにか違いはあったの?

塚田 実は、試合を打つ前から全然違ってたんだよね。
WRCRの時は怖いものなしで、自分に勢いもあるし勝つだろう。絶対勝つ。
みたいな気持ちだったんだけどさ、結局負けてしまったわけ。

-塚田君にとっては苦しい1日だったね。WRCは何か違ったの?

塚田 WRCの決勝は、メンバーもほとんど同期の4人での試合になって、こんな機会は中々ないだろうなと思ったんだよね。
優勝にもこだわるけど、このメンバーで良い作品を作りたい。
そんな気持ちで決勝当日を迎えたかな。

-良い作品かぁ‥

塚田 WRCRの時は、タイトルを何個も持っている奈良さんや仲田さんが格上だという認識はあったのだけど、今回は圧倒的な実績がある人はいないなという印象だったんだよ。

補足しておくと同卓した3名は
37期 仁科優太(第2期若獅子ベスト8)
37期 児玉佳宏(第3期鸞和準優勝)
37期 小高佑貴(34期新人王決勝進出)
などとまだプロ歴2年ほどにも関わらず華々しい成績を残しているメンバーが相手で、圧倒的な実績とまではいかないかもしれないが、実力者揃いなのは言うまでもない。

-まぁすごいメンバーだけどね笑
でもなんか、次世代を担う選手を決めようか!みたいな雰囲気がある決勝になってるかもしれない。

塚田 ここで、この決勝で、いい作品を作って勝ちたいと思って当日。

-1.2半荘目は少しキツイような展開だったよね。

塚田 耐える時間は長かった。

-そして3回戦で大きいトップを取って一気に優勝が見えてきた‥と。
最終戦は色々あったね!

塚田 色々あったよね。
仁科さんが途中でカン二筒ハイテイのツモとかは、正直打ってて、優勝者のツモってフレーズが頭の中に思いついたんだよね。

 

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-あーあったよね。
仁科さんとは着順勝負だっただけに、あのアガリでオーラス跳満ツモ条件を突きつけられたんだよね。

塚田 そうそう。
それでオーラスの配牌がコレ。

 

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-うわぁ‥これ跳満に仕上げられる人はどのくらいいるんだろう‥

塚田 本当結構な配牌だよね。
でも3巡目にドラの五筒を引くんだけど、その時点で七対子にしよう。ドラと心中しよう。くらいの気持ちだったね。

-そしてハイテイ1個前でツモ!

 

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塚田 ツモれましたね。

-いやぁぁ優勝者のツモきましたね。

塚田 そうだね。ここまで道中自分の中でいいアガリをたくさん積み重ねていたので、いいメンタル状態でオーラス迎えられてたっていうのも大きかったなぁ。

-と、試合で優勝を勝ち取ったわけですが、生活とか変わりましたか?

塚田 このインタビューとかもそうだけど、メディアに注目してもらえるようになったのは1つ大きな変化かな?と思うな。龍龍のイベントに出させていただいたり、連盟ニュースに出させてもらったりしました。

-たくさんお祝いしてもらったよね?

塚田 たくさんお祝いしてもらったね。
両親も麻雀出来ないけど応援してくれていたし、日本プロ麻雀連盟道場で仲良くなった人たちが企画してくれてパーティーもしてもらったな。

 

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-素敵だぁ‥そういう応援の声も本当に嬉しいものだよね。

塚田 パワーもらったと思うなぁ。

-ちなみに賞金って何に使ったの?

塚田 勝ったから行ったわけじゃないんだけど、スイス旅行に行ったよ!

-おおー。楽しかった?

塚田 そこで世界一高い場所にある駅に行ったりして観光を楽しんできたんだけどさ‥

 

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-だけど‥?

塚田 なんと体調崩しまして‥プラス20万円払って直行便に飛行機を変えて帰国して、検査をしたらコロナに感染しておりました。
大変な引きの良さを発揮してしまいですね‥

-優勝後もバタバタだったんだね笑
面白い話持ってんじゃん!!

塚田 はぁ‥

-はい!元気出してください!笑
たくさんファンもふえたと思うので最後に意気込みをお願いします!

塚田WRCご視聴ありがとうございました
自分的には2つ目のタイトルがキーとなると思ってます
またあの歓喜を味わえるように頑張りたいと思ってますので応援よろしくお願いします

-ありがとうございました

せっかくなので、塚田くんのインタビューように買ったメモにサインをいただくことにした。
私がサインもらってもいい?と聞くと、書いたことないし‥えーーーと言いながら渋々書いてくれた。

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悠々閑々 急がず、のんびりとしていること。 ゆっくりと落ち着いているさま

自分の名前にも使われている字で、まさに自分にぴったりだというこの四字熟語と共にサインを書いてもらった、、

いつも落ち着いていて、なんだか少し天然で、でもしっかりとした自分を持っている塚田悠介にぴったりの言葉。
きっとこれからの連盟を担う選手になることだろう。

今後の塚田の活躍にもぜひ注目していただきたい。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
私もインタビューされたいなぁ‥。

最後に‥塚田くん本当に優勝おめでとう!!!!

 

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