プロ雀士インタビュー

第221回:プロ雀士インタビュー 本田朋広  インタビュアー:井上絵美子

本田朋広。

史上初の連覇を成し遂げた男。
ここ2年程で一躍有名になった男。
甘いマスクでポーカーフェイスな男。

そんな彼のことをもっと知りたい!そう思っている人は多いのではないだろうか。
彼のプライベートを少しでもファンの皆さんに伝えられるよう、私、井上絵美子がインタビューをさせてもらった。

井上「おめでとうございます!!」

本田「ありがとうございます。」

井上「連覇にかける思いとかってありましたか?」

本田「いや、それは全然意識してなかった。」

そう、彼は麻雀グランプリMAXを連覇したのだ。

会話をしても落ち着いている。麻雀を打っていても常に落ち着いていて所作が綺麗。爪もしっかり切ってあり男らしい手にドキッとする。そんな女性も多いのではないか。

 

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インタビューの席に、本田さんが可愛がっている後輩木原くんも同席してくれた。
*このお店のチョイスは木原くん。もちろん私が選んだお店ではない!笑

井上「初日を終えて首位での折り返しでしたが…どんな気持ちでしたか?」

本田「去年よりポイントを持っていなく、去年のポイント差で苦戦した記憶があるので、このままではまだダメだなって思ってました。」

井上「最終日はどのように戦おうと思っていましたか?」

本田「去年の決勝の経験を活かしてしっかり戦おうと思っていました。でも最終日1回戦目に、安牌を持つ弱気な進行から放銃してしまい、わかってたはずなのに…と思いました。」

井上「途中でヒロさん(山田浩之プロ)に捲られた時の心境は?」

本田「逆にこれでスッキリと前に出られると思った。緊張状態から捲られた事に焦りもなく、こんな凄い人達相手に麻雀してるんだから当たり前だよなー。後はがむしゃらにアガリにいくしかない!って思って、夢中で前にいっていた。」

井上「がむしゃらにアガリにいっての優勝!その瞬間何を思いましたか?」

本田「ホッとした。もちろん嬉しかったです。」

 

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去年の経験を活かして、最後まで気を抜かなかったのが良かった。そんな話もしてくれた。

落ち着いていて、いい意味で淡々としゃべる。
そしてちょくちょく出る訛りが癒してくれる。
彼と話していてそんなことを思った。

しかし、お互い自らそんな喋るタイプではないのでなかなか会話が進まない…笑

と言うことで…
そろそろ皆、あまりオープンにしてない彼のプライベートな話を聞きたい!
そう思っていると思うので!!

井上「休みの日は何をしていますか?何か趣味とかあります?」

本田「んー、家にいることが多いかな。筋トレしたり」

井上「麻雀を覚えたきっかけは?」

本田「中学生の時に、友達とぼうや哲の漫画読んでやろって言って。みんなでやった笑」

家は車屋、3人兄弟の末っ子。学生時代はバスケをずっと頑張っていた。
高校を中退するも、数年後大検をとって大学に入る。
卒業後は就職せず、自らがオーナーの麻雀店を開く。

井上「自分のお店ってすごいですよね!最初にかかる資金とかどうしたんですか?」

本田「全部自分のお金。」

井上「えーーー!!すごっ!!」

本田「学生時代に貯めてたお金があったんだよね。」

井上「なんで雀荘を開こうと思ったんですか?」

本田「大学時代に毎日麻雀してたんだけど、それなら自分でお店作ってそこで毎日麻雀打てばいいじゃんって思ったから。笑」

それを現実に出来る力はすごいなと思った。

 

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井上「プロになったきっかけは?」

本田「単純で、テレビ越しに観ていたヒサトさんや滝沢さんと対戦してみたい!って思ったから」

井上「実際にもう何回か対戦してるかと思うけど、どうでしたか?」

本田「2人とも共通して思ったことは、凄くオーラを感じたこと。滝沢さんは常に冷静で所作が綺麗で、雰囲気が卓上に出ていなくて気が付いたら吸い込まれるように負けていた。ヒサトさんは、麻雀を打つテンポが早過ぎて、一生懸命それについていこうとしたけれど、慣れていなくて自滅した。2人共カッコいいし、真似してー!って思ったよ。」

本田さんと私は実は同期。
現十段位の柴田吉和プロや、プロクイーンを獲得経験のある西嶋ゆかりプロも同期なのだ。誇れる同期がたくさんいる。
そんな同期の代表として、もっともっと輝き続けて欲しい。

井上「最後に、今後の目標と、優勝して新たに出来た夢などあれば」

本田「今年度中にタイトルをもう1つ取りたい。去年は決勝を2回逃したので…。新たに出来た目標は、三連覇!」

今最もノッている男、本田朋広。
今後も彼の活躍から目を離せない。

 

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最後の最後に…

好きな女性のタイプは

“顔も性格も優しい子”

みたいですよ♪