プロ雀士インタビュー

第237回:プロ雀士インタビュー 渡辺英悟  インタビュアー:野村駿

第10期JPML WRCリーグ優勝はプロ2年目の『渡辺英悟プロ』となった。

 

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皆さんこんにちは。36期の野村駿です。
今回は『第10期JPML WRCリーグ優勝者の渡辺英悟プロ』にインタビューをしてきました。

プロ1年目ということで自己紹介なども含め、決勝対局について聞いていきます。
拙い文章ですが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

野村『まずは、WRCリーグ優勝おめでとうございます。』

渡辺『ありがとうございます。』

野村『簡単に自己紹介と麻雀スタイルなど教えてください。』

渡辺『誰やねん!こと渡辺英悟(わたなべ えいご)1998年12月15日生まれ 23歳 茨城県出身です。麻雀スタイルは(面前にこだわらない攻撃派!)仕掛けも多用し攻撃の手を緩めない!!』

野村『麻雀を始めようと思ったきっかけや尊敬するプロなどいましたら教えてください』

渡辺『大学1年生の冬に友達に誘われて麻雀を始めました。(ちょうどMリーグが始まったのと同時期)その後行きつけの雀荘で仲の良かったメンバーに勝手に履歴書を書かれ、その雀荘のメンバーになりました。(1年半程)プロになろうと思ったきっかけは麻雀始めたしせっかくならプロ目指そうかな的な感じです(笑)あとはMリーグ・若獅子戦が設立された影響が大きいですね。尊敬し憧れているのは瀬戸熊直樹プロです!2012年の最強戦が今でも忘れられません』

{麻雀を初めて数年でタイトル獲得 すごいです、、、}

 

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野村『今回の決勝メンバーについてどう感じていましたか?』

渡辺『3人とも有名な方だったので気持ち的にも戦術的にも攻めないと勝てないなぁと。普段も強気な選択をすることが多いが、いつもより攻めないといけないなぁと思いました。』

{瀬戸熊プロに見られていることが一番緊張したそうです(笑)憧れている瀬戸熊プロの解説、、、それは緊張しますわ(笑)}

野村『次に対局について伺いたいと思います。1回戦目 南1局 46,000点持ち 親番 ドラ九索 二鳴きの選択をしましたが思考をお聞かせください。』

渡辺『ピンズの場がよく最終系が二万五万になりそうだったのと、二万五万が5枚見えになったためメンゼンテンパイからのアガリが難しく見えました。親継続はしたい場面だったのでテンパイを取りました。』

 

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{テンパイまでの受け入れ枚数が多いのと打点的不満から鳴かない人も多そうだったので『面前にこだわらない攻撃派』の一面を見た気がしました!}

野村『次局の6,000オールは気持ち良かったですか?(笑)』

渡辺『一番気持ちよかった!!!感覚的に今日行けるなっ!と思った瞬間でした!』

野村『そうですよね(笑)2回戦 東4局 25,600点持ち 北家 ドラ発 3巡目に間六筒待ちの役なしリーチ。こちらの思考もお聞かせください!』

渡辺『なんていうか、テンパイ取ってヤミにするタイプじゃないんですよね(笑)リーチがしたくてウズウズしちゃう(笑)ちゃんと言うと、ドラが役牌で3巡目リーチなら向かって来ても1人かなぁと。数巡かかって良型変化より、その数巡ドラトイツまたはドラ暗刻の人に自由に動かれるのが嫌でした。』

 

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野村『なるほど、攻め!!って感じですね(笑)結果としてツモアガリでしたが、同じ選択ができる人は少なそう、、』

野村『2回戦 南4局 21,900点持ち 北家 ドラ三索 佐々木プロのリーチの後、親の原プロからリーチ。そこに三万四万のシャンポン追っかけリーチ。こちらの思考もお聞かせください!』

渡辺『まず場況が良く2~3枚は山にいる様に見えました。原プロからリーチ棒が出て佐々木プロのツモアガリによる着落の可能性が消えたこと。また原プロの点棒状況的に愚系リーチも大いにあるため、佐々木プロからの直撃が決定打になるためなど勝負どころと踏んだ!!からです』

 

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野村『なるほど、これまた強気な選択!放銃するのが怖い場面でリーチの声出るのがすごい、、結果放銃となったが『今日は戦うぞ!』という姿勢が見えた一面でした。』

野村『3回戦 東4局 32,900持ち 北家 ドラ五索 佐々木プロの親リーチを受けた後三索六索九索待ちでヤミテン。追っかけリーチをしなかった理由をお聞かせください。』

渡辺『感覚的な話ですが、全局に原プロとの捲り合いに負けて、今局も追っかけリーチは負ける気がしたのが一番の理由です(笑)』

 

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野村『攻め!攻め!攻め!って感じで行くのかと思っていましたが、圧にやられましたか、、、(笑)』

野村『4回戦 東4局 40,500点持ち 南家 ドラ八万 ピンフの1シャンテン、その中で五索六索七万八万五筒六筒のターツ選択。ノータイムで七万切りとしましたが思考をお聞かせください。』

渡辺『まずライバルである黒木プロの親を落とすことが第1目標。七万八万がドラ跨ぎになっているのでアガリ率が悪い。佐々木プロがソーズ染めとは言い切れなかった。以上の理由から七万八万落としとしました。
七万切りとした後六万を引きツモ切りをしましたが完全にミスです。(三色がある為)悔しくて切ってしまいました、、、』

 

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野村『最後になりますが、これからの目標と応援してくれた方々にメッセージをお願いします!』

渡辺『まずはリーグ戦を頑張りいち早くAリーガーになる事と、やはりG1タイトルが欲しいです!!こんな『誰やねん!』を応援して頂きありがとうございました。これからは『誰やねん!』ではなく『渡辺英悟』として応援して頂ければ幸いです!!!』

野村『ありがとうございました。改めましてWRCリーグ優勝おめでとうございます!今後も共に切磋琢磨しながら上を目指しましょう!!』

最後までお付き合い頂きありがとうございます。
麻雀界の新たなスター『『渡辺英悟』』
皆さんお見知り置きを、、、

 

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