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第98回『勝てる!リーチ麻雀講座⑧仕掛け編その1』 魚谷 侑未

2015/02/10
執筆:魚谷 侑未


皆さんこんにちは、魚谷侑未です。

今回の中級講座から仕掛けについて勉強していきましょう。
麻雀において鳴くという事は、その人の個性が一番出やすいところです。
そして、自分にあった鳴き判断をしていく事が大切になってきます。
今回の講座では、「中級者に向けた基本の仕掛け」について書いていこうと思います。
中級者の方でも当たり前の事を書いてるなぁと、感じてしまう人もいるかもしれませんが、麻雀において基礎というのはとても大切な事になってくるのでおさらいするつもりで読んでいってくださいね。

 

【1章~仕掛けの基本~】
まずは、仕掛けの基本について学んでいきましょう。

〔やっていい仕掛け・やってはいけない仕掛け〕

○やっていい仕掛け。
1.早い
2.高い

○やってはいけない仕掛け。
1.遅い
2.安い

はい、実にシンプルです。
(「高い」の基準はルールにもよりますが、5,200~くらいからになります)
やっていい鳴きの1・2の両方を満たしている場合は積極的に仕掛けていきましょう。

逆にやってはいけない鳴きの1・2の両方を満たしている場合は仕掛けてはいけません。
早いけど安い。遅いけど高い。という、複合形の場合は状況に応じての判断とはなりますが、基本は仕掛けていっていいと思います。

そして、この仕掛け編で一番学んで欲しい事が
〔「早くて安い」時、「遅くて高い」時の仕掛け方〕
となっています。

早くて高い時は、他家の動向を気にする必要はほとんどありませんが、上記した2つの仕掛けの時は、自分の事だけを考えて手を進める事は極力ないようにしましょう。

〔仕掛けのポイント〕
◯一度仕掛けたからと言って、全ての牌を仕掛けなくても良い。

例1)
南2局38,000点持ちトップ目、西家、7巡目

二万三万三索四索三筒五筒六筒六筒北北  ポン南南南  ドラ八筒

ドラなしの手ですが、局を回すために役牌の南を仕掛けました。
ここに場に2枚目の北が打たれました。仕掛けますか?

私は、基本的に「仕掛けない事」を推奨します。
それは何故か?
もちろんどれだけ必死にアガリに行くのか、という判断にもよりますし、状況によって答えは変わります。
しかし、この手は打点も安く防御力は皆無の手です。そして、7巡目にして良形とはいえ、2フーロ1シャンテンです。
相手から反撃を受けた時の受け駒は出来る事なら残しておきたいですね。
それに、北をスルーしたとしてもアガリがもの凄く遅くなるわけではありません。
この手の場合は両面の鳴ける牌や六筒は仕掛けて、北は反撃を受けた時の受け駒としてなるべく手牌に置いておきましょう。

例2)
南2局28,000点持ち3着目、西家、7巡目

一万三万三索四索五索六索七索五筒七筒九筒  ポン南南南  ドラ南

役牌のドラをポンしたところに五索が上家から打たれました。仕掛けますか?

この五索は、基本的に「仕掛けない事」を推奨します。
確かに仕掛ける事によって1シャンテンになります。
しかし、この手の一番の良形を仕掛けて、残った愚形の選択を強いられます。
3面張は仕掛けなくとも入る可能性は高いですが、愚形のフォローは出来るだけ利かせておきたいです。
「愚形を捌いて、良形を残す(作る)」を、基本に考えていきましょう。

一度仕掛けたからといって、シャンテン数が進む牌・鳴ける牌を全て鳴く必要はありません。
仕掛ける時に「鳴く牌・鳴かない牌」を頭の中でまとめておくとスムーズに仕掛けられるようになると思いますので、頭の中で整理しつつ仕掛けていきましょう。

◯守備の意識を強く持つ。
仕掛けはテンパイまでのスピードを上げる代わりに手牌を短くして守備力を下げ、打点も安くしてしまう事が多いです。
スピード以外のモノを失っているわけですから、メンゼンの時よりも守備の意識を強く持ちましょう。

三万四万七万七万七索八索二筒四筒四筒西西  ポン白白白  ドラ四万

例えば、このような打点の安い仕掛けをしたとします。
アガリまでの効率だけを考えるなら、トイツの比較で七万は周りに牌がくっつけば受け入れが広くなる可能性が高いです。
しかし、西のトイツ落としをしてしまうと守備力がゼロに近くなってしまいます。
なので、こういう時は七万のトイツ落としをしましょう。

これは、ターツ選択でも言える事です。
同じペンチャンターツの払い方でも、全体的に後半通りそうな方を残したり、親の現物の方を残したりと、自分の手牌の事だけでなく守備を強く意識して手を進めましょう。

◯メンゼンでテンパイしてもさほど価値のない手をきちんと仕掛ける。
この手はメンゼンでテンパイしたら高くなるから仕掛けない。という選択をする事はもちろん良い選択です。
しかし、メンゼンでテンパイしたとしてもさほど価値があると思えない手は、きちんと仕掛けて安手でもアガリに向かいましょう。

例)
東1局南家

一万三万四万五万六万三索三索六筒七筒八筒八筒東東  ドラ南

この手で1枚目の東が出ました。
はい、1枚目だからとスルーせずに仕掛けましょう。
例えば、この手がメンゼンテンパイしたとします。
二万が入ったとして、既に一枚切られている東三索待ちです。
すぐにテンパイしてリーチを打って、たまたま一発で東をツモって満貫・・・なんていうのは少し夢を見すぎです。

もしくは東が暗刻になったとしても、この形のこの待ちではリーチは打ちづらいので1,300点にしかなりません。
鳴いて1,000点でもほとんど変わりありませんね。
きちんと現実を見て、仕掛けてテンパイを取りましょう。
また、東を鳴いてカン二万でのテンパイですが、食い延ばしの出来る牌が上家から打たれたら積極的に仕掛けて待ち変えをした方がいいですね。

このような、メンゼンテンパイしても仕掛けても価値がほとんど変わらない手は、しっかり仕掛けてアガリを取りにいきましょう。
アガれる手をアガらないという事は、それだけ他家にチャンスを与えてしまうことになってしまいます。
メンゼン高打点で勝負する事も大切ですが、局を回せる時の仕掛け判断はしっかりとやっていきましょう。

さて、今回の中級講座はここまでです。
次回は・・・なんと!
『さよなら勝てる!リーチ麻雀講座⑨仕掛け編その2』をお届けします。

ん?さよなら?
はい、皆さんにご愛好頂きました勝てるリーチ麻雀講座も次回で最終回となりました。
最後まで精一杯書かせて頂きますので、宜しくお願いします。
それでは、最終回もお楽しみに!