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第123回:中級講座『繋ぎかた~親番での構え~』 仲田 加南

2017/04/12
執筆:仲田 加南


麻雀は、毎回勝てるゲームではない。だからこそ、勝てる時に大きく、負ける時に小さく。これを目指すのである。
今回は比較的、私の得意分野と言える「勝てる時に大きく」これについて書かせていただきます。

まず、大きく勝つためには必ずと言っていいほど、親番での加点が必要ですよね。
連荘をせずに大きなトップを獲ることはなかなか難しい。
しかし、連荘目的の連荘はまるで意味の無いものだと私は思っています。
「とりあえず」なんてありません。
いかにこの有利なターンを持続させるか、繋げていくか、ずっと私は考え続けています。
そして約20年考え続け、、、たぶん間違いないだろうと思えることだけを抜粋していきます。(好調時ほど強く意識すべきこと)

 

①基本的に、安い仕掛けは禁止


他者からのリーチを受けた、残り巡目が少なくなった、などの緊急事態は除きますが、有利な親番で率先してこれをするのは損だと思います。
なぜ親が有利なのか、それは子の1.5倍だから。
1,000点と1,500点の差は大差ないものですが、8,000点と12,000点の差は大きいですよね。
だから親のリーチは怖いのです。

 

②拾う気持ち禁止


拾えそうだからヤミテン、満貫だから、、、などという拾う気持ちのヤミテンでは繋がりません。
十分手変わりが見込める愚形テンパイや、ピンフのみはヤミテンにしてアガれたらアガリますが、基本的にリーチを目指します。

 

③押さえつけリーチは多用禁止


親の先行リーチ、これはだいたいの場合、他者を牽制、足止めすることができ、アガれなくてもテンパイ料を貰えたりプラスになることが多いですよね。
だけど、開けてみて「なんだぁ。くだらないリーチじゃん」と相手に思われることは今後有利な状況が不利になる可能性を秘めていると思います。
相手になめられてアガリを拾えた時はラッキーですが、長い目で見るとそれよりも失うことの方が大きいと私は思います。
これらを守れて、親番で加点出来る日は大きなトップが獲れることが多いです。

 

[第11期夕刊フジ杯麻雀女王決定戦東日本リーグ第1節東京5組第3戦]

 

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13巡目と深い巡目になってしまいましたが、迷わずリーチ!
結果は最後のツモ番で2,600点オールのアガリと、かなりの好感触。

次局は、手替わりが見込めるヤミテンで、タンヤオドラ1の3,900点(4,200点)を出アガリ。

そして2本場。

 

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この配牌から一気に寄せて、

 

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7巡目には字牌とピンズだけになり、ここでドラも見切りました。

解説ではこの手を仕掛けることも予測されていましたが、ほぼほぼ仕掛ける気はありません。
2局連続メンゼンでアガリがあったこと、ツモが十分利いていること、これがメンゼンにこだわりたい理由です。

 

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11巡目、念願のテンパイ。
どちらも悪くない待ちだと思ったので少し迷いましたが、やはり高め取りの九筒切りリーチ!

結果は七筒で一発の出アガリ。裏も乗って24,000点(24,600点)となりました。

きっとどうしてもアガリたいと思ってしまったら、「リーチ」とは言えなかったでしょう。
この巡目のこの河では、出アガリの可能性をぐんと下げてしまうだけですから。
むしろ「アガれなくてもいい」と思えるから、リーチが出来るのです。

序盤に書いたことと少し矛盾してしまいますが、基本的に親番ではアガれなくてもいいと思っていることが多いです。
結果的に大きく勝てる日は親番での加点が必須、と思っているだけで、大事なのは構えかたと繋げかたであり、結果は委ねるものと考えているからです。

思い描いた通りの手を目指し、自然に真っ直ぐ打ち抜く。
これが叶う日は大きく勝てる日。
目先の損得にとらわれず、大きく構えてみましょう。