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第127回:中級講座『私の麻雀トレーニング法』 浜上 文吾

2017/08/21
執筆:浜上 文吾


皆様こんにちは!
今回より中級講座を担当させていただくことになりました九州本部の浜上です。
これから何回かに分けて私の麻雀の思考を皆様にお伝えしたいと思います。
拙い文章ではありますが、宜しくお願いします。

私は配信対局の機会があまり多くなく、ご存知ではない方も多いと思いますので簡単に自己紹介からさせていただきます。

浜上 文吾(デビュー当時の雀ネームはグランバザール浜上) 
九州本部所属 18期生 五段 
鹿児島市出身 現在は福岡市在住。
仕事は麻雀店勤務と福岡県内のカルチャースクール等で麻雀講師の仕事をしています。
麻雀プロになったきっかけは、今から16年前、初めて九州地区でもプロテストが実施されることになり、麻雀仲間の安東裕允、真鍋明広に誘われて、一緒に強くなりたいと思ったことが最大の理由です。
いざプロテストを受験してみると、筆記試験は難なくクリアしますが、実技試験は下位に低迷しました。
同期の安東、真鍋は優秀な成績で正規合格、私は研修合格と悔しい結果となりました(現在では正規合格、研修合格という制度はなくなりましたが)。
プロデビューと同時に鳳凰位戦プロリーグに参戦するようになったのも自分のスキルアップの為でした。
プロリーグで経験したことをメモに残して持ち帰って、九州の仲間に伝えることの繰り返しでした。
徐々に新しい仲間も増えていき、今では九州本部在籍人数は50名を越えました。
最近では九州本部在籍者、出身者がタイトル戦で活躍する姿が多くなってきたので満足はしています。

さて自己紹介はこれくらいにして本題に入ります。
麻雀の上達法はいくつもあると思いますが、何から始めていいのかわからないという方は多くいると思います。
そこで参考になるかわかりませんが、私がプロデビューから継続している簡単なトレーニング法をお伝えしたいと思います。

まずはじめに準備してもらいたいものは筆記用具とノートです。
単純なことですが、自分専用の麻雀ノートを作って記録することから始めてみてください。
ポイントは
①対局の順位を記録する。
②牌姿を書き出してみる。
のふたつです。

①に関しては簡単です。
単純に順位だけを日ごとに分けて記録するだけです。
1日単位では調子の良し悪しで数字のばらつきがありますので、1ヶ月をメドに集計してみると大まかな傾向がわかってきます
とある月の私の成績です。
1位 51回(24.1%) 2位 60回(28.4%) 3位 51回(24.1%) 4位 49回(23.2%)
対局数211回で平均着順は2.46。
実に平凡な結果です。
そこで1ヶ月間の反省点をいくつか挙げてみましょう。
親番キープの為にリーチに対して放銃が多かったとか、テンパイしていないのにいらない牌を捨てたら致命的な放銃をしてしまったとか大まかなことで結構です。
大事なことはそのいくつか挙げた反省点を改善できるように目標設定(自己規制)をしてみることです。
今回挙げた反省点はもったいない放銃が多かったことでしたので⇒翌月は放銃を少なくするために普段よりオリる回数を増やしてみます。
その結果
その翌月の成績は
1位 53回(28.8%) 2位 49回(26.6%) 3位 38回(20.6%) 4位 44回(23.9%)
対局数184回で平均着順は2.39
先月と比べ、オリる回数を少し増やしただけで、放銃の回数が少しだけ減り、もったいない着順落ちが少なくなり、順位率が少し向上しました。
そこで先月の目標設定は継続のまま、何か1つのテーマを増やしてみると良いです。
例えば今度は、アガリの回数を増やすためにはどうすればよいのか?でも結構です。
私はどちらかと言うと仕掛けることが苦手なので⇒ポン、チーテンの回数を増やしてみる(遠いところから仕掛けない)。
その結果
そしてまた翌月の成績は
1位 58回(29.4%) 2位 63回(31.9%) 3位 33回(16.7%) 4位 43回(21.8%)
対局数197回で平均着順は2.30
今回はポン、チーテンを増やした結果、テンパイ率は若干下がりましたが、アガリ率が少し上がった感じがします。
つまり目標設定をして少しずつ改善して、付け足していくことで対局内容に幅ができることになり上達していくと思います。
リアル対局ではなかなかアガリ率が上がったとか判断しにくいので<ロン2の成績管理ツールとかを活用すると大変便利です。

②に関しては、すべての局を覚える(思い出す)ことはかなり難しいです。
ここでも簡単なことからスタートです。
1日に1つだけでいいですので、何か牌姿を覚える練習をしてみてください。
なかなか覚えることが苦手な方はロン2の牌譜再生機能を使用してみると良いです。
何か良いアガリをした局でもいいですし、失敗した局でもいいので何切る問題を作る感じでやってみましょう。
 
100
 
この画像は約10年くらい前の私のノートの1ページです。
1日にひとつくらいの頻度で牌姿を書き出し始めました。

二万三万三万四万八万六索七索八索二筒四筒四筒六筒七筒八筒

三万三万五万七万五索六索六索六索八索八索五筒六筒七筒  ツモ七索

一万二万三万五万七万七万九万五索六索五筒発中中  ツモ六万

六万一索二索三索三索四索五索七索五筒七筒九筒発中中 東1局4巡目ドラ六筒

二万三万四万四万六万八万七索八索四筒四筒六筒七筒八筒  ドラ一筒

三万五万六万六万一索三索三索三索三筒四筒四筒四筒五筒  ツモ一索

二万三万三万六索六索六索七索八索三筒七筒八筒東東  ツモ四筒

五万六万八万九万四索五索六索八索九索一筒一筒六筒九筒  ツモ七索 東2局43,200点 東家 5巡目 ドラ三索

と約1週間で8問の牌姿を書き出しました。
見返してみても何切る問題としてはふさわしくないもの(選択が1つしかない)もありますが、記録を元にちょっとした判断能力のトレーニングです。
例を挙げると

二万三万三万四万八万六索七索八索二筒四筒四筒六筒七筒八筒

牌姿からみると678の三色、マンズのイーペーコーをみて二筒を捨てる一択だと思います。
そこから先のツモによってのリーチ判断などを書き足していく良いと思います。

二万三万三万四万八万六索七索八索四筒四筒六筒七筒八筒

ツモ一万八万切りヤミテン
ツモ二万八万切りリーチ
ツモ三万⇒ツモ切りかとりあえず愚形であるがテンパイを取る
ツモ四万八万切りリーチ
ツモ五万八万切りヤミテン
ツモ六万三万切りヤミテンもしくはリーチ
ツモ七万三万切りリーチ
ツモ八万三万切りヤミテン
ツモ九万⇒ツモ切り

このように挙げることで瞬時の判断力強化につながると思います(私の判断が的確かどうかは抜きにして)。
1日に1つでも、1ヶ月で約30問、1年間で約365問。
記録することを継続するだけでそのノートは皆様にとって素敵な参考書になることだと思います。
是非実践してみてください!