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第127回『データ』 沢崎 誠

2018/01/08
執筆:沢崎 誠


新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年末の対局観戦は女流桜花の決勝戦にA2リーグ終盤戦からの最終節、それに参戦するA1リーグ・その観戦!と目も身体も休ませる暇もない程でした。どれを取り上げようかと少し悩んだのですが・・
今回のテーマは身近にあるデータとしました。

A表
 

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表は僕が自分の為に毎年作る自己中心のA1の成績表で、2節までのものです。
B列は上から鳳凰位決定戦2・3・4位、鳳凰戦予選4~10位、A2昇級1・2位の順です。Ⅾ列は・・A1は均等に3回各自対戦しますのでその3です。
E列は消化対戦数でF列は残り対戦数となります。GHは日付で色付けは自身の参戦日Jは卓組、K~Nは対戦者です。1~12節のポイント合計は選手名の隣に表記しています。
もう1つの表があります。

B表
 

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こちらは節ごとの順位と名前の隣に左側から1位~4位の合計順位を出しています。
1節に3組、記録するのは合計10分程度でしょう。こんな事をしなくてもA表の成績なら連盟HPでいつでも見られますし・・B表の順位表などさほど影響ないだろうと思う方が多いように思います。
麻雀は実戦が必要でデータは必要ないと考える人にはデータは必要無いのでしょう。僕はと言うと初めの頃はまるで興味無かったのですが・・
しばらく眺めていると色々な事に気がつきました。

これは一例ですが・・
 

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あるA選手のデータです。黄色は僕と対戦の節です。僕は対戦者の好不調を2節前くらいから見て・・対戦の組み立てとかを考えたりする事があります。A選手の第6節1回戦を見終えた時にふと気がついたのですが、初戦のラスが多くないか?そう感じました。7・8節やはり初戦は4着。こうなると同卓する9節の闘い方が決まります。A選手の先制リーチでは危険牌であろうが全てストレートにぶつけていく!そういう戦法を使えます。もしデータが無ければ少し不調なのかな?くらいの考えで終わっていたのでしょう。

表3
 

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こちらは2010~2017のA1成績表、~2015は10節、以降12節。
左側は全節合計ポイントで、右は第1節の得点です。選手名は無視して数字だけを見てみます。
合計得点がプラスの人で・・第1節に浮いている人数を探ります。
10は2/5 11・・2/5 こんな感じで過去8年分では 
28/62=62%になります。

次は鳳凰位決定戦に進出できる上位3名限定で調べます。
10は2/3 11・・1/3  過去8年分では
16/24=66%と出ました。

第1節に浮いた者は3人に2人が浮きで終わり・・決定戦進出者も3人に2人が初戦プラスでスタートしています。連盟の対局配信は4年が経ちます。その影響もあるのでしょう!ここ3年間に限れば・・
合計得点プラス者19名に対し第1節プラス者は15名の79%になります。A1は12節有るとはいえ第1節のプラスマイナスが重要になるように思えます。
B1以下、半期のリーグ戦でも第1節はとても重要な節になるのは間違いありません。

表4・5
 

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1年間の予選は終わりましたが・・ここで記録して終りという事ではありません。表5順位表の合計を見て何か思いませんか?
鳳凰戦は連盟公式Aルールです。Aルールは浮いていれば加算点が貰えます。ですから無理してトップを取りに行かなくてもOK!!
そういう考えもあります。間違えとは思いませんが、毎年このように記録して昇降級・残留成績を見る度にしっかりトップを取る必要が有るし、ラスは減らさなければ勝負にならないと考えます。

表6
 

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データ作りの利点として、過去1・2年の組合せを参考にして翌年度の組合せ作りやイメージトレーニングも出来ます。
あ、いきなり伊藤プロですね!昔からメチャ強かったですけど・・最近は闇夜の鎌でしょうか?非常に怖い。

A1リーグ第12節
 

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伊藤プロに3連勝されて最終戦にドラの東を暗刻にしてポンテン満貫からの変化でトイトイ三暗刻東ドラ3の倍満ツモでこの状況。
常日頃から沈んでいる者は降級候補、浮いている者は昇級候補と言い続けている自分です。

この状況は20P浮きの状況で、しかもオーラスの親番があります。
沈んでいるなら・・テンパイを取らずに親を流すところですが、下を見なくて良い状況となったのならば目指すは連荘・連荘からの決定戦枠を目指すしか有りません。

状況を見れば浮けば決定戦枠が見える伊藤プロ、少し沈めば降級が見える古川プロですが、そういうところを見て麻雀を打ってはなりません。
最終戦開局時、4連勝されるのはプロとして恥!今後もA1対戦が続くのであろう近藤プロには上位で決着!が目標でしたが・・
この時点から目一杯叩く方針が自分らしいし、見守る上位・下位者に対しても納得できる麻雀を打たなくてはなりません。

目標は自分でしか取りにいけません。
難しい得点差は簡単には叩けませんでした!また勉強です。

データは・・己で作り、その先を捜すべし!!