何を切る?

何を切る?/何を切る?fromロン2 2015年11月

このコーナーでは、オンライン麻雀「ロン2」の協力のもと、プロ雀士とロン2ユーザーの解答をグラフを使って比較していきたいと思います。
多くのプロより、丁寧な解説をいただきましたので、みなさんの雀力アップの参考にしていただければと思います。
問題提供:「ロン2」  作成:杉浦勘介
ロン2道場ルール (一発、裏ドラ、カンドラあり、赤なし)
南1局1本場東家

プロ

七万切り・・・14人
五索切り・・・12人
北切り・・・10人
三万切り・・・7人
三索切り・・・1人
 
ロン2ユーザー

北切り・・・43.5%
三万切り・・・25.1%
七万切り・・・12.6%
三索切り・・・10.8%
五索切り・・・7.2%
八索切り・・・0.4%
九索切り・・・0.4%
 
プロ解答(50音順)
七万切り
吾妻さおり
「配牌4トイツの手牌ですがメンツ手を見ます。東1局のフラットな場面なら北切りですが、2着目という状況も含め七万から。」
石渡正志
「ピンフ、イーペーコー、三色、ホンイツなどが見えるが、タンヤオになる訳でもなく、七対子は捨ててメンツ作りに手広く構えたい。」
内川幸太郎
「ソーズのホンイツか三色、ピンフを見て。雀頭は北で良いかな。」
小笠原奈央
「ホンイツ、345の三色狙い。」
近藤久春
「親なのでここは目一杯に手を広げ、狙いはピンフイーペーコー。」
佐々木寿人
「ピンフに最も平たい形を取る。ソーズへの寄せも見る。」
柴田弘幸
「七対子を捨てて数牌の横伸びを見る。北が暗刻になったり、ソーズに勢いを感じたら一色へ。」
白鳥翔
「これくらいの配牌なら七対子は見ない。とするとメンツ手でどう進めていくかだが、七索七索八索八索九索の部分からタンヤオになりそうもないので、北ではなく七万を1枚外して横に柔らかく構える。」
鈴木秀幸
「基本ピンフ。うまくいけば三色までと思うが、一旦七万を浮かせ打ちとし、くっつきがあれば打三万とはまだせず、場況によるがソーズのターツを払いたい。一色は見ません。早い巡目でドラ四万を引いてはじめて勝負手かな?ぐらいのイメージ。」
刀川昌浩
「マンズの横で1メンツ作りたいので、三色を見つつ七万を浮かせて打つ。」
中村毅
「目一杯に広げて、ツモによってはソーズのホンイツまで見たい。」
二階堂亜樹
「どうせターツオーバーなので、タンヤオになる可能性の低さと将来的な安全度から北を雀頭とし、345三色やホンイツ等見て。七対子は嫌いなので、ここでは見ないです。」
仁平宣明
「4トイツで本来トイツには手をかけたくないのだが、配牌からはシュンツ手が本線になりそう。マンズがリャンメンになればソーズのカンチャンターツを外し、ソーズが伸びるようならMAXメンホンまで。」
古橋崇志
「345の三色、ソーズのホンイツなど、高打点の手組みをしたい。配牌で形を決めないように七万を1枚外す。」
 
五索切り
鮎川卓
二万四万六万八万引きのピンフへの変化を狙いつつ、七対子や四暗刻への変化も視野に入れます。」
井出康平
「ドラそばの三万は切りたくないので、七対子とメンツ手の両天秤。ツモに聴く!」
紺野真太郎
「4トイツであり、七対子の目を消さず2シャンテンに取る。三色はこの形からはほとんど考えない。」
櫻井秀樹
「1巡目なのでシャンテン数よりも好形を求める。三万七万へのくっつきでピンフへ。」
沢崎誠
「カンチャンターツに魅力が無い!4トイツなので七対子も見てここでの北落としはしない。ドラそばの三万を伸ばす考えで二万四万引きには北を1牌外す。気持ち的には五索三索連続外し!!」
中村慎吾
「ドラ受けと七対子を見て五索切り。」
奈良圭純
三索もすぐに切りそうだが、先に二索をツモった場合も考慮して。」
羽山真生
北切りと迷うところではあるが、ドラのくっつきなどのマンズ変化を見ながらアガリに向かう打五索とします。」
東谷達矢
「カンチャンターツを外すことで、マンズを自由にできるため。」
藤島健二郎
「ドラ受けを考え三万は温存。七対子を少し見ての五索三索落とし。」
三戸亮祐
「4トイツなので七対子を意識しつつ、ツモ次第で234の三色も狙えるようにする。」
望月雅継
「七対子の2シャンテンは維持しつつターツ選び。マンズはドラ色だけに取りこぼしは避けたいので、三万ではなく五索から。本線はやはりピンフ系。」
 
北切り
石田亜沙己
「七対子は見ずピンフ系に。親番でもあり、可能性を広げるためにも北のトイツ落としから345三色なども見たい。」
猿川真寿
「親番で1巡目なので、高くなる要素は全て残したい。」
菅原千瑛
「345の三色かイーペーコーが本線。トイツが4組だが、ドラ四万のため、ピンフ系でリーチを打てる形になることが一番うれしく思える。」
仲田加南
「ここは勝負所なので目一杯!!」
浜上文吾
「ピンフ、イーペーコー狙いだが、1巡目なので様子見で打北三万の横伸びから三索五索も早めに切りたい。」
福光聖雄
「タンヤオになりにくい、手牌の安全度が高いという理由で北を持っておきたくもなるのですが、1巡目なので高打点を目指します。」
古川孝次
「ソーズイーペーコーが狙えるところ。三万にドラの四万または五万が入れば345の三色を狙う。」
安村浩司
「ピンフを目指し、タンヤオも取りこぼさないよう打北。」
山脇千文美
「最高形メンピン一発ツモイーペーコードラ裏裏を目指して進める。最悪タンヤオ。北北と落としている間に四索を引けば素直にリーチが打てるし、ドラの四万を引いたりドラ受けのできる三万周りを引いた時はソーズのカンチャンを払う。北はマジでいらない。」
四柳弘樹
「第一打なので七対子に決めるのは早い。三色やイーペーコーが本線。」
 
三万切り
小車祥
「七対子の目も残します。三色は魅力的ですが、親番ということもあり手牌に素直に打ちます。ドラをツモっても七対子として使えますし。」
勝又健志
「親ということもあり、好形テンパイを目指す。手役やドラよりも、先行リャンメンリーチに価値があると考える。」
客野直
「七対子の可能性と四索引きのピンフの1シャンテンを両方見たいので、素直に三万切り。ドラを引いたら三索五索を落として七対子を見る。」
瀬戸熊直樹
「ドラ引きは七対子を視野に。ピンフイーペーコーでも良しとする。」
ともたけ雅晴
「三色を見るより七対子やホンイツの方が早そうなので。途中ドラを持ってきたら七対子も考える。」
野方祐介
「ドラのツモよりカン四索のロスが痛いので。親で早いリーチを狙いたい。」
平岡理恵
「345の三色は意識せず、ドラを引いたら七対子も含めて手を進めていく。」
 
三索切り
滝沢和典
「打点を求めつつ、形の悪いターツを払う。裏スジを際立たせないよう、三索から。」