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第3回麻雀プロアマオープン競技会レポート 紺野 真太郎

このプロアマオープン競技会も早くも3回目、本部道場に通う一般の選手にとっても、ベスト16以降の会場となる夏目坂スタジオは聖地となりつつある。

トーナメントシステムは一発、裏ドラありのWRCルール、半荘1回勝負。1回勝負だからこその緊張感のある戦いが繰り広げられた。

 

ベスト16
A卓 しーらさん、篠田拓郎さん、小泉忠さん、吉田直
念願の鳳凰位となった吉田、鳳凰戦の前日調整には道場に顔を出しており、顔なじみの選手も多く、インタビューからも感謝の念が伺えた。勝ち上がることが恩返しであったが、ここは小泉さん、篠田さんの前に敗れた。

勝ち上がり 小泉忠さん、篠田拓郎さん

同時進行で行われたB、C、D卓では、丹野賢一さん、くまおさん、宮村信、立岩知朗さん、Andy-sanさん、冨田久志が勝ち上がりを決めた。

 

ベスト8
A卓 小泉忠さん、丹野賢一さん、宮村信、くまおさん
前半はくまおさんが抜け出すが、東3局に丹野さんがハイテイツモを決め、くまおさんに並びかける。
南1局、ここまで失点を最小限にとどめていた小泉さんが、親番で反撃のリーチ。

五万六万七万三索三索三索四索五索四筒五筒六筒八筒八筒  ドラ五索

これを見事に一発でツモあがり、4,000オール。決勝の椅子を手繰り寄せる。

南3局、もう1つの決勝の椅子を巡り、くまおさんと丹野さんの競り。リーチを打ったのは丹野さん。

二万三万四万五万六万七万四索五索七索八索九索七筒七筒  ドラ中

三索でツモアガリ。問題は裏ドラ。ここで1枚乗るか乗らないかで大きく違う。祈る様に捲られた表示牌は一万。裏ドラ二万で1,300・2,600。このアガリが決め手となり、丹野さん、小泉さんの勝ち上がりとなった。

勝ち上がり 丹野賢一さん、小泉忠さん

 

B卓 立岩知朗さん、冨田久志、篠田拓郎さん、Andy-sanさん

東2局1本場、親の冨田がリーチ。

一索一索七索八索九索一筒二筒三筒三筒四筒五筒白白  ドラ五筒

立岩さんから追いかけリーチを受けるも一発ツモで4,000オール。ただ1人のプロの生き残りとして意地を見せる。

東2局3本場、今度は追う篠田さんがリーチ。

五万六万六万六万一索二索三索五索六索七索東東東  ドラ一索

七万でツモ。これでも満貫あるので十分だが、裏ドラがなんと東。望外の跳満ツモアガリとなった。

Andyさんも黙っていない。親番でこの4,000オール。

三万四万四索五索六索九索九索五筒五筒五筒六筒六筒六筒  リーチ  ツモ五万  ドラ九索

3人競りの形となり、立岩さんは苦しくなる。

80分プラス1局の時間制限が使い切られる程の熱戦となったが、最後は冨田が700・1,300を決め、篠田さんを交わして2着。最後の椅子を手に入れた。

勝ち上がり Andy-sanさん、冨田久志

 

決勝戦 Andy-sanさん、冨田久志、小泉忠さん、丹野賢一さん

数多くの選手が半年の時間をかけて予選を行い、戦ってきたプロアマオープン競技会もいよいよ決勝。小泉さんの勝負服が異彩を放つ中、開始された。

序盤は小場で進行。全員が30,000点前後で推移していく。東4局、その空気を突き破る様に、冨田がリーチ。

四万五万七万八万九万三索四索五索三筒四筒五筒八筒八筒  ドラ三筒

入り目は四索。手応え十分のリーチ。Andyさんもテンパイを入れるが、冨田を捕まえるまでには至らず、冨田渾身の三万ツモ。3,000・6,000。東場を終えて大きく抜け出した。

南1局。抜け出した冨田であったが、皆、そう簡単には逃してくれないし、諦めもしない。親番のAndyさんが反撃の狼煙。

一万一万七万八万九万二索三索四索五索五索白白白  リーチ  ドラ八索  ツモ一万

冨田に並びかける。続く1本場、丹野さんが三色確定リーチ。

四万五万六万一索二索三索四索五索六索九索四筒五筒六筒  ドラ二筒

九索は捨て牌から非常に良く見え、実際に山に2枚。これに対し冨田が追いつきリーチ。

三万四万五万七万八万六索七索八索二筒三筒四筒北北  ドラ二筒

丹野さんの河に九万があり、現物待ちだが、勝負に出た。親のAndyさんも黙っていない。七対子で追いつくと、こちらも勝負リーチ。

九万九万一筒一筒三筒三筒南南北発発中中  ドラ二筒

枚数では冨田が有利も掴んだのは冨田。Andyさんに4,800は5,100の放銃。勝負に出た結果とはいえ、痛すぎる放銃となってしまった。

リードしたAndyさんは南3局にも1,000・2,000を決め、トップのままオーラスを迎えた。

オーラスを迎えての点数状況は、

Andyさん49,000 冨田19,100 小泉さん22,100 丹野さん29,800

冨田、小泉さんは三倍満ツモ、倍満直撃の条件、丹野さんは親なので、連荘。その親の丹野さんが先制リーチ。

二万三万四万三索四索五索七索八索九索東東発発  ドラ二索

Andyさんとは4,000オールでもまだ変わらず、冨田、小泉さんの条件が厳しいため、先制リーチは非常に有効な場面。だが、その条件が厳しいはずの冨田から、無スジの三索が放たれる。場に緊張が走った。その時冨田はこの1シャンテン。

二万三万四万四万五万五万六万六万七万七万九万九万六索  ドラ二索

リーチツモ、チンイツ、リャンペーコーならばきっちり三倍満だ。プロとしての最後の意地を見せたが、これは実らず。丹野さんが発をツモり2,600オール。

続く1本場、追撃の手を緩めない丹野さん。またもやのリーチ。

二万三万四万七万七万一索二索三索六索七索三筒四筒五筒  ドラ中

五索ツモ。Andyさんからしたら「乗るな!」の心境か。しかし、願いも虚しく、裏ドラは二万。2,600は2,700オールで持ち点は45,700点に。ついにAndyさんを捉えた。

Andyさんは43,700点。その差は2,000点。丹野さんも逆転したとはいえ、まだノーテンで親を流すことが出来るとは限らない。

3本場、手を伏せられる点差を目指し、丹野さんはリーチ。

三万五万七万八万九万七索八索九索二筒二筒五筒六筒七筒  ドラ三索

追い詰められたAndyさんも仕掛けで応戦。

四万五万五万六万六万三索三索四筒五筒六筒  チー五索 左向き六索 上向き七索 上向き

四万の引き合い。その時小泉さんは・・

一万一万一索九索一筒九筒東南西北北白発  ドラ三索

国士無双1シャンテン。どこからの出アガリでも届く・・

しかし、最後の中は小泉さんの手には来なかった。

4本場、ここで最終局となる。決着の時が近づく。丹野さん47,700点、Andyさん46,700点、完全なアガリ競争。先に動いたのは丹野さん。

三索三索四索五索六索二筒二筒三筒四筒五筒  チー五万 左向き六万 上向き七万 上向き  ドラ二筒

Andyさんにも決断の手が。

二万二万四索六索八索八索二筒三筒五筒五筒六筒七筒八筒  ツモ六筒

アガらなければならないAndyさん。上家の丹野さんは絞ることは出来ないので、タンヤオ本線。七対子も逃せないので、トイツにも手をかけられない。Andyさんが、二筒を選択するまで、そう時間はかからなかった。

優勝は丹野賢一さん。攻める姿勢を貫いたことが優勝に繋がったと思います。ご優勝おめでとうございます。

 

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第4回プロアマオープン競技会の予選はもう始まっています。これを読んで興味を持ち、参加してみたいと思われた方がいらっしゃいましたら幸いです。

優勝 丹野賢一さん
2位 Andy-sanさん
3位 小泉忠さん
4位 冨田久志