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第1期小島武夫杯帝王戦 本戦レポート 齋藤 麻衣子

この世に“ミスター○○”と呼ばれる男が何人いるだろうか。
ミスタープロ野球長嶋茂雄、ミスタープロレスラー天龍源一郎、
――――麻雀会にもミスターの称号を手にした男がかつていた。

令和元年、7月20日 巣鴨本部道場。
全国のプロ、アマチュアの新しい頂となりえるタイトル戦が新設された。
その名も『小島武夫杯 帝王戦』。記念すべき第1期は、各地方予選会、ロン2予選、麻雀格闘倶楽部代表、プロアマオープン協議会成績上位者、そして東京本部からも故・小島武夫先生とゆかりの深いプロ達が集った。
試合前の日本プロ麻雀連盟森山茂和会長からの挨拶では、その中でも故・小島武夫先生とも十何年以上の付き合いのある藤原隆弘のエピソードが紹介された。
“雪の降り積もる中、仕事で遠い地にて立ち往生した小島先生を藤原君が車で迎えに行った事もあったよね―――”
1年前に他界した故・小島武夫先生との思い出に、プロ達は目頭が熱くなった。
少しして、厳粛な空気の中、本戦はスタートした。

■小島武夫杯 帝王戦 本戦(半荘4回戦+1回戦 各55分+1局)・WRCルール
それでは選手の紹介しよう。

■日本プロ麻雀連盟 東京本部所属

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森山茂和
灘麻太郎
伊藤優孝
荒正義
沢崎誠
藤原隆弘
藤崎智
瀬戸熊直樹
滝沢和典
内川幸太郎
吉田直
HIRO柴田
二階堂瑠美
和泉由希子
宮内こずえ
小島優

■地方参戦プロ

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吉田幸雄
望月雅継
花岡章生
下山哲也
花岡章生
皆川直毅
伊藤鉄也
川崎義之
山屋洋平
日髙志穂
西野拓也
木戸僚之
本田朋広
西嶋ゆかり
稲岡ミカ
菊田政俊
角谷陽介

■麻雀プロアマオープン競技会
しーらさん
丹野賢一さん
シマカタさん
丹野賢一さん
篠田拓郎さん
岡本浩一さん
ぽいすけさん
中村常一さん

■小島武夫杯 帝王戦 特別予選会シード
小野塚永遠さん
葭葉さん

■麻雀格闘倶楽部代表
ぐんくるさん
しょちょうさん
ジギーさん

■ロン2代表
中庭三四郎さん

■小島武夫記念碑クラウドファンディング大会(東京・大阪優勝者各1名)
兼松美和さん
尾澤大河さん

■地方予選勝ち上がり・シード者
松永誠さん
黒田隆明さん
原田安博さん
鈴木浩人さん
斉藤健人さん
新谷秀隆さん
山下茂さん
山越貴広さん
小泉陽平さん
堀孔明さん
中村和也さん
川島貴博さん
瀧根克登志さん
五月女義彦さん
大島翼さん
飯島裕太さん

以上63名、全16卓でスタ―ト。ここで下位23名が敗退となる。
藤崎智や瀬戸熊直樹という強豪達もここで敗退。上位40名10卓で5回戦目が行われた。
伊藤優孝、灘麻太郎、現鳳凰位の吉田直、HIRO柴田や二階堂瑠美らも奮戦したが、惜しくもここで敗退。
そして翌日のベスト16への進出者が決まった。

■ポイント順
荒正義
五月女義彦さん(関西代表)
しーらさん(プロアマオープン競技会成績優秀者)
斉藤健人さん(北関東代表)
葭葉さん(小島武夫杯 帝王戦特別予選シード)
稲岡ミカ(関西本部)
丹野賢一さん(第3期プロアマオープン競技会優勝者)
森山茂和
黒田隆明さん(九州代表)
中庭三四郎さん(ロン2代表)
藤原隆弘
小泉陽平さん(北陸代表)
山屋洋平(北海道本部)
皆川直毅(東北本部)
宮内こずえ
滝沢和典

以上全5回戦の壮絶な戦いを勝ち抜いた16名。アマチュアもプロも強豪ばかりだ。
記念すべき第1期小島武夫杯 帝王戦の覇者は誰になるのか。そして今後、生まれたばかりのこのタイトルは開催規模も大きくなり、長きに渡り全国のアマチュアとプロのオープン戦として麻雀マスターズや王位戦のように注目を集めるであろう。
さまざまな構想を膨らませてみたが、ひとまずは翌日の夏目坂スタジオにて行われるベスト16に注目だ。