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第4回麻雀プロアマオープン競技会 ベスト16~決勝戦レポート 藤原 隆弘

猛威をふるった台風10号が日本列島を横断し再び猛暑となった8月18日。
夏目坂スタジオにはベスト16のメンバーが早々と集合していた。
第1期は佐々木寿人が優勝。
(因みに準優勝は私)第2期と第3期はアマチュアの方が優勝し、今期はアマチュアの3連覇がかかる。
連盟道場の常連のお客様中心の大会なので、毎回アマチュアの方の参加が多数となるのだが、今回は前日の予選からプロも複数参加し、ベスト16はプロ8名アマ8名と互角の人数になった。

今日は全て半荘1回勝負!ベスト16とベスト8は2着以上。決勝はトップあるのみ。

 

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A卓
小島優、丹野賢一さん、斎藤麻衣子、松本裕也

前回優勝シードの丹野さんと、プロ3名の対戦となったので、この卓が放送対局にセレクトされた。
松本プロは、今期のWRC部門月間優勝者としてベスト16からのシード。巣鴨道場の麻雀教室、健康麻雀、夜のプロアマ競技会の全てのスタッフとして精力的に頑張っている。初めての放送対局で落ち着いて普段通りに打てるかが鍵。

開局は丹野さんが斎藤プロから5,200をアガって先行、その後は拮抗した展開となるも南2局、丹野さんが斎藤プロから親の満貫を決めて1人当確。手数で上回った松本プロが2着。

B卓
吉田直(鳳凰位シード)小林泰士さん、岡本浩一さん、しーらさん

先行した岡本さんがトップ目のまま南入。
吉田が親番で粘って浮き2着に浮上しオーラスへ。
3番手だったラス親のしーらさんがしぶとく連荘を重ね僅差でトップまで抜けて終了。吉田は無念の3着敗退。

C卓
藤次祐紀さん、内川幸太郎(十段位シード)葭葉さん

石橋和也、藤次さんが終始トップ目のまま南2局の親番で内川が連荘し2着キープでオーラス。
ラス目の親の石橋に4巡目にドラ暗刻のリーチが入り一発ツモで6,000オール。一撃で勝ち残りを決め、十段位内川も3着敗退。

D卓
杉山俊彦、立岩知郎さん、ダンプ大橋(グランプリMAXシード)水野裕来さん

先行した水野さんが東場から終始トップ目。ダンプが巧みに捌いて2着キープのオーラス。
ダントツの水野さんがラス親なので1局勝負。3着目の立岩さん逆転をかけたタンヤオピンフのリーチ!
ツモかダンプ直撃か一発かウラ条件だったが後がないラス目の杉山から一発で出て立岩さんが2着勝ち上がり、ダンプも悔しい3着敗退。

何と三大タイトルシードの鳳凰位も十段位もグランプリチャンプも全滅の波乱。
ここまで残っている巣鴨道場の常連様達が強いことは間違いないのだが、3人ともトーナメント巧者のA級プロだ。これが一発勝負の怖さでもある。

ベスト16には8名残っていたプロがたった2名となった。

 

 

準決勝A卓
岡本浩一さん、石橋和也、立岩知郎さん、丹野賢一さん

東3局 ドラ二索
親の立岩さんが序盤に仕掛ける。ピンズのチンイツで勝負に出た石橋が、ドラをポンさせて親の満貫放銃。
立岩さんはこの点棒を守り切り、最終局は丹野さんと岡本さんのアガリ競争となったが、岡本さんが制した。

準決勝B卓、
しーらさん、藤次祐紀さん、水野裕来さん、松本裕也

東場はしーらさんが先行しトップ目のまま回るが、藤次さんが南2局の親番で、水野さんから7,700をアガリその後も連荘を重ねてトップ目に立つ。
最終局は供託リーチ棒2本で6本場、3番手の松本は2,000点以上のアガリが必要。
まずしーらさんがテンパイするが役無しのペン三筒マチ。しーらさんは自力決着を選択し、即リーチとしたがこれが敗着となってしまう。
松本がピンフドラ1の一筒四筒マチで追いつき、しーらさんの捨て牌に一筒があるのでそっとヤミテン。
高い手を打つと3着に落ちる藤次さんはオリを選択。しーらさんの現物の一筒を捨て松本がロン。
2,000点の6本場で3,800点の放銃。
藤次さんは一瞬青ざめるが、しーらさんがリーチ棒を出していたので僅か100点差で2着に残った。
さて、次はいよいよ決勝戦。

 

 

決勝戦
起家から、立岩知郎さん、松本裕也、藤次祐紀さん、岡本浩一さん

東2局に立岩さんが三暗刻ドラ1をヤミテン。
松本から6,400を出アガリ先攻するが、松本もすぐにリーチドラ1の2,600とリーチ七対子ドラ2の満貫をアガって追いつく。

南1局、北家の岡本さんが一索南のシャンポン待ちで先制リーチ。
親の立岩さんも七対子の一索タンキ待ちに持ち込んで追っかけリーチと勝負をかけたが、立岩さんが南を掴んで5,200を放銃。
トップが松本に代わった。
放銃した岡本さんのアガリ形を見て軽く頷く立岩さん。

続く南2局( ドラ一万)、立岩さんは流れを変えるべくいきなり1巡目から一索をチーと仕掛けた。
ドラの一万はトイツだが、純チャンドラ2の満貫にはまだ遠く3シャンテン。
このチーはなかなかできない。A1で活躍する古川孝次プロでも滅多にやらないくらいの、超サーフィン打法だったが、これが3つ鳴けてテンパイに漕ぎ着ける。

一万一万八万九万  チー七筒 上向き八筒 上向き九筒 上向き  チー一筒 上向き二筒 上向き三筒 上向き  チー一索 上向き二索 上向き三索 上向き

東場で松本の七対子に不運な満貫を放銃してラス目の藤次さんにこの半荘初めての勝負手が入った。

二索三索四索六索七索七索八索九索東東東北北

跳満くらいをツモアガリたい藤次さんは、この手に勝負をかけて即リーチ。
山には3枚残っていたが、オリている両脇に流れ、何と立岩さんのアタリとなるラス牌の七万を掴んでしまう。
立岩さんはウルトラCのミラクルアガリを決め、再びトップ目に。

オーラスは岡本さんの親番。
2着の西家松本はトップまで3,900点差、松本は西白がトイツになったところで、ピンズのホンイツに向かって仕掛けた。
松本の1人テンパイなら100点差で逆転される立岩さん、ベタオリもできない為、松本にピンズを下ろし松本が西白のシャンポン待ちテンパイ。
親の岡本さんも仕掛けて喰いタンドラ2の5,800をテンパイ。
岡本さんもアガれば優勝が見えてくるのでオリない!松本はツモアガれば単独優勝!

だったが、岡本さんが西を掴んで3,900点の出アガリ。何と立岩さんとぴったり同点トップ。

第4期プロアマオープンは、珍しい両者同点優勝で幕を閉じた!
巣鴨道場に週3〜4回は通って鍛錬している立岩さん、お仕事はバスの運転手さんだそうです。
準決勝以上に残られたアマチュアの方には、対局のDVDをプレゼントしているのですが、立岩さんの奥様がこれを楽しみに鑑賞しているそうで、これまでは2回とも準決勝敗退のDVDでしたが、今回は優勝される勇姿を自宅で何回も観ることができるので、奥様も喜んでくれると思います。
おめでとうございました。

松本君は巣鴨道場のスタッフとして頑張ってくれている姿に、神様がご褒美を下さったのでしょうかね。良かったな。
これからも連盟プロとして、道場勤務と麻雀の対局に益々精進してサクセスして欲しいと願います。

次回第5期本大会は来年2月。
巣鴨道場では既に来期の予選会が始まっています。
まだいらしたことの無いアマチュアのお客様方も、これから上を目指す連盟プロ達も皆さん巣鴨道場に通って腕を磨きましょう!

 

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