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天鳳位vs.連盟プロ対抗戦 2nd season プレーオフレレポート:ケネス徳田

2017/05/02
執筆:ケネス徳田


~残り2半荘での思考~

 

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 勝又健志 31.1 10.9 ▲ 12.3 11.5 7.2 20.3 17.0 18.3 104.0
2 前原雄大 37.4 8.8 ▲ 19.8 25.2 21.1 ▲ 5.6 ▲ 1.3 3.5 69.3
3 就活生@川村軍団
(9代目天鳳位)
17.6 21.6 5.8 55.6 ▲ 21.5 32.7 ▲ 23.5 ▲ 23.0 65.3
4 瀬戸熊直樹 12.0 ▲ 5.7 ▲ 10.1 22.0 ▲ 15.5 5.1 31.0 ▲ 4.7 34.1
5 すずめクレイジー
(4代目天鳳位)
▲ 2.0 ▲ 19.1 ▲ 14.1 ▲ 32.0 22.9 20.5 ▲ 6.2 19.1 ▲ 10.9
6 かにマジン
(8代目天鳳位)
▲ 22.4 ▲ 2.4 ▲ 30.4 11.8 36.8 ▲ 16.8 5.3 6.1 ▲ 12.0
7 前田直哉 ▲ 7.2 ▲ 21.8 2.4 15.0 26.6 ▲ 20.2 ▲ 4.7 ▲ 19.7 ▲ 29.6
8 独歩
(3代目天鳳位)
23.1 ▲ 16.5 ▲ 8.7 ▲ 59.0 ▲ 8.1 ▲ 24.4 1.2 26.9 ▲ 65.5
9 藤崎智 ▲ 4.5 ▲ 15.0 ▲ 27.1 ▲ 6.7 13.5 ▲ 9.2 2.1 ▲ 20.5 ▲ 67.4
10 ASAPIN
(初代・11代目天鳳位)
▲ 24.6 ▲ 37.2 17.8 10.9 ▲ 18.5 5.7 ▲ 39.9 ▲ 2.5 ▲ 108.3

例えば水が半分入ったコップを見て「まだ半分もある」と思うのは楽天主義者、「もう半分しかない」というのは悲観主義者、という有名な性格判断法がある。
さて、残り2半荘のプレーオフを対局者はどう感じるか? 上位陣は「2回もある」と長く感じ、逆に5位以下は「2回しかない」と思うだろう。
しかしだからといって上位陣が楽観主義者、下位陣が悲観主義者と判断するのは早計。むしろ上位陣の「長く感じる」ほうがこの場合悲観的発想と言える。
特に残り1戦ならともかく2戦というのはたしかに連続沈みでボーダー転落になりかねない。しかし逆に、2戦中1戦浮けば決勝進出という言い方もできる。
むしろ「2回あってよかった」と考えるほうが楽観的、そして勝つ確率も高い打ち手であると言えるのではないだろうか…。

 

 

~ストイックに場を回す~

 

現在暫定位の勝又健志プロ。最大の目的はもちろん決勝進出、そしてその手段として、「大きく沈まない」ことが狙いである。

 

100

 

だからプレーオフ1回戦東1局東家、9巡目にテンパイしても

六万三索四索七索八索九索二筒二筒五筒六筒七筒七筒九筒  ツモ八筒  ドラ八索

ノータイムで六万切りヤミテン、リーチをかけて無防備になることを避けた選択である。アガれる時に大きくアガって貯金を作っておくという考えもあるが、勝又プロは現状のトータルポイントで十分逃げ切れると判断してのヤミテンなのである。

もちろんこういったテンパイもヤミテン。

 

100

 

親への大きな放銃を避けた構えでこの半荘浮きを確保。だからプレーオフ4回戦、最終戦東1局で

 

100

 

この就活生@川村軍団さんの国士無双に放銃しても

 

100

 

役満1回くらいなら全然大丈夫とわかっているから、1,000点払うのとまったく変わらない表情でいることができるし、さらに東2局2本場、北家・独歩さんのリーチに対し

 

100

 

全くの無スジの二万を平然と押すこともできる。アガってもよし、放銃してもよし。目的は大過なく(1回役満放銃はまだまだ安全圏)この半荘を終わらせること。貯金は守るためではなく使うためのもの、ということである。

 

 

~明暗がはっきりと分かれた~

 

勝又プロ、就活生@川村軍団さん、前原雄大プロの上位3者はほぼ決勝進出という空気が流れていた。それだけこの3者の強さ、安定感は際立っていた。

問題は残る1席である。プレーオフ開始前の4位は瀬戸熊直樹プロではあるが、5位すずめクレイジーさん、6位かにマジンさんとは40~46Pと半荘2回、いや場合によって半荘1回でも変わる数字。

プレーオフ1回戦で瀬戸熊プロ・すずめクレイジーさんが同卓。浮きを確保したい瀬戸熊プロは南2局親番で

 

100

 

この形の1シャンテンで八筒を切る。
するとすずめクレイジーさんがこの形。

一万一万一万七索七索七筒七筒八筒八筒東白白白 出る八筒  ドラ三索

八筒ポンしてトイトイテンパイとなる。瀬戸熊プロが入り目によっては七索が出てしまうが…結果はすずめクレイジーさんが自ら七筒を引きアガる。三暗刻がついて2,000・4,000。

 

100

 

さらに南3局。瀬戸熊プロがハイテイで

二索二索二索七索七索七索五筒五筒八筒八筒  ポン二筒 上向き二筒 上向き二筒 上向き  ツモ四索  ドラ三索

この切った四索がすずめクレイジーさんに放銃。

六万七万七万七万七万八万三索三索四索四索  チー六筒 左向き五筒 上向き七筒 上向き  ロン四索  ドラ三索

ホウテイがついて11,600。さらに点差が開く結果となってしまった。

これですずめクレイジーさん+17.7、瀬戸熊プロ+5.7となってプレーオフ3回戦、またしても同卓となる。

開局、瀬戸熊プロが3.900オールを決める。

 

100

 

も次局1本場、すすめクレイジーさんに

二万二万七万七万九万九万一索一索二索二索一筒一筒南  リーチ  ロン南  ドラ二万

この放銃をしてしまう。
そしてじわじわを点差をつけられ、南2局1本場に起死回生のリーチを打つ。

 

100

 

も、東家・藤崎智プロに追っかけられ、そして…12,000の放銃となってしまう。

五万五万六万六万七万七万四索五索五索六索七索三筒三筒  ロン三索  ドラ四索

 

プレーオフ成績

順位 名前 予選合計 プレーオフ1回戦 プレーオフ2回戦 合計
1 前原雄大 69.3 73.8 ▲ 5.0 138.1
2 勝又健志 104.0 12.1 ▲ 40.9 75.2
3 就活生@川村軍団(9代目天鳳位) 65.3 ▲ 36.1 35.0 64.2
4 すずめクレイジー(4代目天鳳位) ▲ 10.9 28.6 11.5 29.2
5 瀬戸熊直樹 34.1 ▲ 28.4 ▲ 23.4 ▲ 17.7
6 前田直哉 ▲ 29.6 ▲ 23.6 1.5 ▲ 51.7
7 藤崎智 ▲ 67.4 ▲ 14.1 16.9 ▲ 64.6
8 独歩(3代目天鳳位) ▲ 65.5 ▲ 12.3 4.4 ▲ 73.4

※かにマジンさん欠場により、予選第9位の藤崎智が繰り上がりとなりました。

これで決勝進出の4名が決定。自前のルールで連盟プロが勝つか?それとも1stシーズンのASAPINさんに続き天鳳勢が優勝をもぎとるか?

 

【スケジュール】


放送予定 5/4(木祝) 14:00~

天鳳位vs.連盟プロ 2nd season決勝戦


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