第35期十段戦 五・六段戦レポート 東谷達矢
2018年06月25日
【五段戦】(会場:巣鴨道場)
五段戦、ここからはいよいよA1リーガーも加わることになる。4回戦勝負となることもあり、初段、二段戦から勝ち上がってきた者たちは雰囲気の違いを実感するだろう。
連日天気は芳しくなかったが、この日はいわゆる五月晴れという快晴となった。これまで麻雀界に大きな功績を残してきた故、小島武夫を告別式で送り出してきた後、戦士達が精悍な顔つきで巣鴨会場へやってきた。
1卓:奈良圭純・末続ヒロトシ・二階堂瑠美・太田優介
末続が起家でスタートした開局、6本場まで積み70,000点に迫る勢いで加点すると次局
ドラ
この形でリーチ。ここで3,900オールをアガれば早々に勝ち上がりを決められそうだが、末続の独走を瑠美がアガリ阻止した。
だが、瑠美はその後テンパイまでこぎつけてもなかなかアガリに結びつかない。ポイントは苦しくなるが、3回戦オーラス、
リーチ ツモ ドラ
この2,600オールで戦線に踏みとどまる。しかし、奈良と太田は常に安定していた。崩れることなく局を回し2人で勝ち抜けた。
1卓勝ち上がり:奈良圭純・太田優介
2卓:佐々木寿人・大和・大庭三四郎・藤井崇勝
佐々木に合わせる形で絞っていたを大和が河に置くとロンの声を発したのは藤井。
の手出しが入ったとはいえまだ8巡目。大和にとってはあまりに痛い放銃だが、タイトル獲得経験のある大和はここで慌てなかった。メンゼン重視で手を組みアガリを重ね、4回戦では佐々木から満貫を討ち取り、勝ち残りを盤石のものとする。
劣勢の大庭も3,000・6,000をアガリ意地を見せるがまだ点数が足りず、トータル2位争いは佐々木と藤井に。藤井は南1局の親番、役なしテンパイから仕掛けを入れている大庭をケアしつつ手を組み替え、上手い手順でピンフをアガリ連荘に成功する。
ただ、一見ファインプレーのこの連荘もトーナメントの現在の条件下ではどうだっただろうか。3回戦までのトータル8.0ポイント差を追う佐々木が20,600点持ちで藤井がアガリ成立前は27,400点。佐々木が藤井を逆転するのに必要な条件を考えると、この1,500自体は大きな影響を与えていない。
1局多くのチャンスを得た佐々木は次局
リーチ ツモ ドラ
この3,000・6,000を決め勝負あり。連荘の是非を問うのは難しいがこれもトーナメントの難しさの1つかもしれない。
3卓:客野直・内田美乃里・石立岳大・内山えみ
4者接戦で迎えた4回戦の東2局、
ポン ポン ドラ
石立がこの手をものにすれば決定的だが、そこに内山が被せる。
リーチ
トーナメント仕様のリーチだろうか。確かにソウズの場況自体は悪くないが、打点は低い上、場況を加味しても待ち自体は良いとは言えない。このまま石立にアガらせてならないという判断からだろう。そして、その勝負勘が功を奏す。
親番の内田からアガリきると、次局客野からも大物手を打ち取り勝ちをもぎ取った。
そして、内田と石立の勝負はオーラスまでもつれ込み、石立がアガリ勝ち上がりを決めた。
3卓勝ち上がり:内山えみ・石立岳大
4卓:武田裕希・江隈亨・鮎川卓・安藤友一
4回戦トータルで100ポイントを超える圧勝劇となった安藤。
一方トータル2着はB1リーグでしのぎを削る武田と鮎川の争いとなった。
後がない鮎川が南2局
ツモ ドラ
2枚切れのをツモリ2,000・4,000。逆転に成功すると、武田は最終局
リーチ ドラ
この手をアガれば再逆転。だが、ポイントに余裕のある安藤がアガリマスターズ準優勝の武田はここで敗退となった。
4卓勝ち上がり:安藤友一・鮎川卓
5卓:刀川昌浩・高柳節子・樋口洋輔・藤井すみれ
刀川が隙を見せず局面をリードし続けると、2着争いは3回戦南2局
リーチ ツモ ドラ
この3,900オールをアガった藤井がリードする。
しかし4回戦、その藤井が失速し最終局6巡目に高柳からリーチが入る。
リーチ ドラ
タンヤオがついていることで条件を満たしている。ツモるか藤井の放銃で逆転だ。形になっていない3者がオり、高柳がツモるかどうかとなった。高柳は手に力が入り、藤井にとってはツモられないことを祈り安全牌を選ぶだけの長い1局となった。
ほっと胸を撫で下ろしたのは藤井。刀川と共に勝ち上がった。
5卓勝ち上がり:刀川昌浩・藤井すみれ
6卓:吉田直・斎藤桂史・中村慎吾・蛯原朗
好調の斎藤がポイントを積み重ねる一方、安定感に定評のある中村がまったく何もさせてもらえない。
2着争いは吉田と蛯原に。4回戦オーラス、わずかに上にいたのは蛯原だったが
リーチ ロン ドラ
吉田が2,600をアガリ見事接戦を制した。
6卓勝ち上がり:斎藤桂史・吉田直
7卓:石川正明・柚木正仁・三浦大輔・荒牧冬樹
3回戦終了時点ではかなり優位な位置にいた荒牧だったが、4回戦で大きく沈み三浦にかわされ標的となる。
ドラ
4回戦のオーラス9巡目、親の石川はこの手をアガれば相当に有利となるが七対子とメンツ手の選択。ここで、両方を追うべくピンズのリャンカンを外すがこれが失敗だった。
すぐにそしてが河に並んでしまい、結局テンパイまで至らなかった。七対子決め打ちの打を選んでいればアガリまであっただけに石川にとっては悔やまれる1局となった。
7卓勝ち上がり:三浦大輔・荒牧冬樹
8卓:宮内こずえ・室伏理麻・角屋保人・古谷知美
宮内が安定感のある戦いぶりでつけ入る隙を見せない。続いたのは古谷
リーチ ツモ ドラ
安めながら2,600オール。このアガリで抜け出すと、宮内と共に局を消化し勝ち上がりを決めた。
8卓勝ち上がり:宮内こずえ・古谷知美
9卓:和久津晶・斉藤理絵・須浦正裕・上村慎太郎
1回戦からいきなり国士無双をアガった上村が突き抜ける。そして2回戦オーラスの和久津
ポン ドラ
この手をアガリきれれば大きかったが流局。2着には須浦が滑り込み、A1リーガー和久津はここで敗退となった。
9卓勝ち上がり:上村慎太郎・須浦正裕
10卓:福山満幸・一井慎也・嶋村泰之・松岡明彦
かつて新人王を獲得した時のような粘りのある麻雀で嶋村がリードを保つ。最終局
リーチ ツモ ドラ
松岡がダブ暗刻の3,000・6,000で見事一井を抜き去り勝ち上がりを決めた。
10卓勝ち上がり:嶋村泰之・松岡明彦
11卓:北條恵美・和泉由希子・岡田茂・小林正和
1回戦目ラススタートの岡田だったが、重厚な手組みと鋭い踏み込みで高打点を連発。あっという間に形勢をひっくり返す。
そして、WRCリーグを制した小林が2着で終えると思われたが、最終局に倍満以上が必要な和泉がリーチ。
リーチ
絶対絶命の状況から役満の逆転手を入れるのがテレビ対局で見せてきた和泉のスター性か。山にが1枚いる為今にもツモってしまいそうな予感がしたが、和泉のツモ筋にはいなかった。
11卓勝ち上がり:岡田茂・小林正和
12卓:小川尚哉・中川基輝・小松武蔵・吉田圭吾
序盤から走ったのは関西から参戦の吉田。そして11卓の小林と同じくWRCリーグ優勝シードの中川は遅れを取る。4回戦東1局
ポン ポン ロン
親の小松が中川から12,000をアガリ、吉田に続く勝ち上がり者になると思われた。だが、小川が30,000点近くあった差を徐々に縮めていくと
ポン ロン
小松とアガリ勝負の最終局も制し逆転勝ち残りを決めた。
12卓勝ち上がり:吉田圭吾・小川尚哉
(じゃん亭会場勝ち上がり)
安村浩司・内川幸太郎・井出康平・西岡慎泰・魚谷侑未・早川林香・佐藤あいり・塚本将之
勝間伸生・安東裕允・藤本哲也・佐々木亮・杉浦勘介・上村宜久・清水香織・本田朋広
日吉辰哉・松本裕也・東幸一郎・阿久津翔太・中川保・三盃志
【六段戦】
1卓:黒沢咲・魚谷侑未・井出康平・小川尚哉
映像対局でお馴染みの3名に小川という好カード。1回戦目で1人沈みのラスだった魚谷だが2回戦南1局
リーチ ツモ ドラ
2,000・4,000。更に南2局
リーチ ツモ ドラ
今度は安めだが1,300・2,600で勝負をふりだしに戻す。
そして3回戦の東3局、井出は10巡目に
ドラ
この手をリーチ掛けずヤミテンにする。前巡にが切られているとはいえ、魚谷がソウズの染め手、ピンズ自体の場況は悪くない。ここが勝負所ではないと踏んだのだろう。そして次巡、を掴んだ所でオリた。
この時の魚谷の手牌は
チー
テンパイではなかったが、ここはリスクを追ってアガリを取りにいくよりも魚谷をアガらせない方がいいという考えだろう。井出が繊細な打ち筋を見せる。
そして小川、沈んでいたが南2局の親番でアガリなんとか踏み止まる。
一進一退の攻防で目が離せない展開となったが、まず抜け出したのは黒沢だった。3回戦のオーラス
リーチ ツモ ドラ
2,000・3,900。これで大きなアドバンテージを得た。
そして4回戦は一方的な展開になった。ここまで攻める気持ちを抑えてきた井出がアガリを重ね、黒沢と共に勝ち上がりを決めた。
1卓勝ち上がり:井出康平・黒沢咲
2卓:二階堂亜樹・小林正和・佐藤あいり・安村浩司
1回戦小林が大きなトップを取り、2回戦の東4局
リーチ ドラ
親の亜樹がリーチを掛けると、1回戦で大きく沈み差を広げられるわけにはいかない安村が
この手でかわしにかかる。だが、佐藤が放ったに亜樹が手牌を倒し7,700。更に1本場
ドラ ロン
この9,600に再び佐藤が捕まり勝負あり。
2卓勝ち上がり:小林正和・二階堂亜樹
3卓:西川淳・勝間伸生・吉田圭吾・松岡明彦
1回戦に松岡が大きな1人浮きのトップ、2回戦に西川が大きな1人浮きのトップを取り縦長の展開になると、残り2戦を小場で回し、2人揃って危なげなく勝ち上がった。
3卓勝ち上がり:松岡明彦・西川淳
4卓:白鳥翔・岡田茂・藤本哲也・須浦正裕
1回戦南2局の岡田の親番
ロン
この12,000に飛び込んだのは白鳥だった。
岡田は追撃の手を緩めない。須浦の先制リーチに追いかけリーチ。
リーチ ツモ ドラ
4,000オールで更にリードを広げる。
2着争いで抜け出そうと藤本は2回戦オーラス
リーチ ツモ ドラ
2,000・4,000をアガリトップ。その後も岡田と藤本が卓を回し勝ちあがった。
4卓勝ち上がり:岡田茂・藤本哲也
5卓:黒木真生・杉浦勘介・嶋村泰之・古谷知美
杉浦が大きくリードし、黒木と嶋村の2着争い。嶋村の最後の親がなかなか落ちない。3本積んだ所で嶋村は黒木の背後にぴたりとつけていた。更に嶋村
リーチ ドラ
アガれば一気に逆転だ。黒木も引いてばかりはいられないと役なしテンパイから途中までは押していたが、中盤過ぎから降りる。流局し黒木は安堵するが、まだまだ苦しい勝負が続く。次局、ようやく決着が着いた。最後は杉浦が七対子を嶋村からアガリ、黒木はからくも逃げ切った。
5卓勝ち上がり:杉浦勘介・黒木真生
6卓:西島一彦・清水香織・上村慎太郎・荒牧冬樹
4回戦南3局、西島をわずかに追う清水が先制リーチ
リーチ ドラ
愚形でもツモれば西島が一気に苦しくなる。その西島もテンパイを入れている。
ポン
更には劣勢の上村も最後の親番でオリるわけにはいかない。終盤テンパイを入れ追いかける。
リーチ
しかしここは流局で痛みわけ。3人のぶつかり合いは次局も続いた。まずは清水がリーチ
をし、西島もテンパイ。上村も追いつきリーチを打つ。手に汗握る展開が続くが、テンパイしていた荒牧がアガリ、西島が助かった。
6卓勝ち上がり:荒牧冬樹・西島一彦
7卓:松崎良文・吉田直・宮内こずえ・日吉辰哉
こちらも映像対局常連組の屈指の好カード。3回戦が終わった時点で松崎が遅れを取り、他の3者が接戦となる。しかし4回戦、日吉が親番で50,000点を超え、吉田も浮きをキープ。
このまま2人の勝ち上がりかと思われたが宮内が黙ってはいなかった。
チー ツモ
4,000オールを決めると更に
リーチ ツモ ドラ
この3,900オール。一気に吉田、日吉に肉薄する。もうひとアガリで2人に並ぶ所まで到達するが、吉田がかわし宮内の追撃もここまでとなった。
7卓勝ち上がり:日吉辰哉・吉田直
8卓:森脇翼・藤井すみれ・三浦大輔・東幸一郎
三浦が好調で局面をリードし、藤井がその後につけるが、3回戦から藤井が突如崩れる。
4回戦は東と森脇の着順勝負。
チー ツモ ドラ
東がわずかに残し勝ち上がりを決めた。
8卓勝ち上がり:三浦大輔・東幸一郎
9卓:中村毅・斎藤桂史・中川保・鮎川卓
3回戦終了時、ほぼ接戦となっていたが4回戦東1局
ポン チー ポン ロン
この11,600に、テンパイをしている斎藤が勝負した結果飛び込んでしまい勝負あり。
9卓勝ち上がり:鮎川卓・中村毅
10卓:三田不二夫・内川幸太郎・刀川昌浩・石立岳大
4回戦南1局、まず大きくポイントを追う三田がリーチを打つ
リーチ ドラ
そしてこのリーチに内川がかぶせる。無筋を押し、そしてアタり牌のを重ねテンパイ。
わずかにポイントを追う内川もここはアガリがほしい。だが、石立も前に出てくる。
加カン ポン
石立もアガれば勝ち上がり濃厚だ。3者のツモる手に力が入るがまず最初にアタり牌を掴んだのは内川。
か、を切ることができればテンパイは維持できるが選べるわけもない、とオリを選択。
そして石立、を掴むと長考。内川がオリたのを感じているだろうが三田にはかなりの危険牌。勝負する道を選び、そして散った。あまりに痛い8,000。
オーラス、三田が逆転手の国士無双を静かにテンパイしたがアガリにはならず。我慢した内川が刀川と共に勝ち上がり。
10卓通過:刀川昌浩・内川幸太郎
11卓:仲田加南・佐々木寿人・西川慎泰・安藤友一
1回戦、大きなラスを引いた佐々木だったが3回戦
ツモ
安めだが十分すぎる4,000・8,000。西岡は既に大きくリードしているが、これで残り3者の勝負は最後までわからなくなった。
4回戦東3局の佐々木
チー ツモ ドラ
この2,000・4,000で勝ち上がりを決めたかに見えたが、次局仲田
ポン ロン
この8,000を佐々木から打ち取り勝負は再び混戦に。佐々木が原点から沈んだことで元気が出た安藤がリーチ
リーチ ドラ
アガれば2着目におどり出るが、仲田が無筋を切り立ち向かう。
ポン ロン
これで勝負あり。劇的な逆転で仲田が勝ちをもぎ取った。
11卓勝ち上がり:西岡慎泰・仲田加南
12卓:太田優介・一井慎也・早川林香・内山えみ
1回戦から大物手が飛び出る。
ロン
親の48,000に飛び込んだのは内山。あまりに大きい放銃となったが、内山は2回戦にトップを取り粘る。しかし2着目にいる太田がまったく崩れる様子がない。3回戦は早川がトップを取り追い上げるがまだ届かない。
4回戦南3局、早川にチャンスが来る。
ドラ
最後の親番で早い巡目にこのテンパイ。手替わりも見込める上、このままの形でも一井や太田から直撃すれば一気に逆転、またツモっても2人とほぼ並びだ。
しかし、手替わるどころか太田も一井も突如オリはじめる。太田は道中
チー
このテンパイを入れていたが、でオリ。丁寧な対応を見せる。次局、親を落とされ逆転とはならなかった。
12卓勝ち上がり:太田優介・一井慎也
13卓:鈴木基芳・大和・三盃志・塚本将之
1回戦東3局
ツモ ドラ
鈴木がこの2,000・4,000でリードし、大和がアガリを重ね鈴木に続く。
塚本は3回戦
ポン ツモ ドラ
この2,000・4,000で反撃の狼煙を上げるが、二の矢が届かない。安定した打ち筋で大和が鈴木と共に勝ち上がった。
13卓勝ち上がり:大和・鈴木基芳
14卓:水戸亮祐・奈良圭純・安東裕允・阿久津翔太
序盤からリードを広げていく水戸を追う3者。局面が大きく動いたのは2回戦の南2局
チー チー ドラ
阿久津はこの手でテンパイし、リーチを掛けていた親の安東に対し押し返していたが、河に放った牌に安東がロンの声
暗カン リーチ ロン
24,000。安東の静かな声に阿久津の動きが止まった。無理もない、自身が跳満の良形でテンパイしている状況から親の倍満に放銃なのだ。そして、安泰とは言えなくなった水戸がここから崩れはじめる。
阿久津も最終半荘大トップにかけるが、勝ち上がったのは失点を最小限に抑え要所でアガリをものにした奈良だった。
14卓勝ち上がり:安東裕允・奈良圭純
15卓:花岡章生・佐々木亮・松本裕也・石川正明
関西の雄、花岡が周りを圧倒する。細やかなアガリに加え、要所で大物手をものにする。
ツモ
この4,000・8,000で勝ち上がりを決定的なものとする。そして2着争いは4回戦東3局
チー ツモ ドラ
この2,000・4,000で佐々木が一歩リードすると決着はオーラス。まずは松本がテンパイ
ドラ
アガれば佐々木をかわし勝ち上がり。しかし石川も追いつく。
暗カン
ツモることができれば四暗刻で大逆転勝利だ。親の佐々木とポイントに余裕のある花岡はオリる。どうなるのか、手に汗握る展開となったが、松本も石川もアガることができなかった。
15卓勝ち上がり:花岡章生・佐々木亮
16卓:原田保正・武藤武・本田朋広・上村宜久
2回戦南3局の本田
ドラ
この1シャンテンからドラのを引くと打。更にをチーし打。ツモで打。機敏な動きで原田のテンパイ打牌のを捉えリードを奪う。そしてオーラス
ポン 暗カン
このテンパイを入れた上村に対し、原田
リーチ
この手で追いかける。アガった方が原点から浮くという勝負局となり、この局は上村の勝ち。3回戦、武藤と原田も追い上げるが、本田と上村の2人が逃げ切った。
16卓勝ち上がり:上村宜久・本田朋広
カテゴリ:十段戦 レポート