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十段戦 レポート

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第30期十段戦 五~六・七戦レポート

2013/06/28
執筆:三田 晋也


第30期十段戦、五・六七段戦が6月22日(土)錦江荘にて行われた。

京平 遥

五段シード選手は21名。
A1リーガーもいよいよ登場。

京平 遥
猿川真寿
京平 遥
ダンプ大橋
京平 遥
近藤久晴

 

先月の四段Sを勝ち上がった選手を加え15卓60名。
各卓同メンバーで4半荘を戦いポイント上位2名が勝ち上がりとなる。

十段戦では、シード選手は各卓に振り分けられる為、勝ち上がり者の勢いを迎え撃つ構図となるわけだが、とりわけこの五段戦あたりからはその色合いは強くなる。
低段者からすれば、先月からこの日をモチベーションに生活してきたものも少なくないはずだろうし、シード選手は同一メンバーで戦う十段戦で負けるわけにはいかない。

21名中、通過は約半分の12名。

「シード選手勝ち上がり」
近藤久春 紺野真太郎 前田直哉 黒木真生 松崎良文 西野拓也
三戸亮祐 清水香織  福山満幸 石川正明 関島義基 鈴木基芳

京平 遥
清水香織
京平 遥
前田直哉
京平 遥
紺野真太郎
京平 遥
黒木真生

 

先月、ついに階段を上がった注目の佐々木寿人は2連勝スタートだったが、最終戦の南4局だけで30,000点以上を稼いだ2010ファイナリストの五段・松崎良文に一気差しされ敗退。3回戦のラスを悔やんだ。

 

タイトル戦では安定した成績を誇る勝又健志は、最終戦を迎え杉浦勘介と並びでほぼ通過確定であったが、ガースの四暗刻16,000オールにより、突如その杉浦と競り合いに。最終局まで縺れる勝負に。
惜しくも出番敗退となった。

京平 遥
勝又健志
京平 遥
松崎良文

 

「初段勝ち上がり」
小川拓麻  伊井功雅  弓削雅人

「二段勝ち上がり」
安村浩二

「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和  楠木一郎

「四段勝ち上がり」
大川哲哉  ガース

「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 藤島健二郎 上村慎太郎
吉田直 優木美智 三浦大輔 桜井秀樹 中村毅

 

 

午後からは六・七段戦が行われた。

六・七段シード選手は17名。
勝ち上がり者を含めて12卓48名。
シード選手が17名いる為、卓内にシード選手が2名入る卓も存在する。
勝ち上がり者にとっては難しい戦いになる。

現女流桜花の魚谷侑未は、オフェンスマスター山井弘と同卓。
近藤久春、松崎良文という強者を相手に、ポイント上も余裕の勝ち上がり。

京平 遥
魚谷侑未
京平 遥
山井弘

 

プロクイーン安田麻里菜は、A2山田浩之と同卓。
最終戦まで2人通過の展開であったが、2.7P差で惜しくも敗退。

京平 遥
安田麻里菜
京平 遥
山田浩之

 

実はAリーガーの六・七段シード選手はやや苦戦の様子。

A1リーガー望月雅継は、最終戦、1つの椅子を争う展開に。
その争う3者のポイント差は上から下までわずか1.9P差のいわゆる着順勝負。
オーラスまでその椅子に座っていたのだが2,000点差で敗退となってしまった。
最終戦トップ目に一度は立ったものの惜しくも敗れたのは、初段から勝ち上がっていた伊井功雅。
来年に期待したい。

京平 遥
望月雅継
京平 遥
柴田弘幸
京平 遥
石渡正志
京平 遥
右田勇一郎

 

もう1人、注目の滝沢和典は好メンバーに囲まれた。
2011ファイナリスト三戸亮祐、A2首位を走る前田直哉、三浦大輔。
2戦目を終えて、三戸+33.6P、滝沢+8.7P、前田▲7.3 P、三浦▲35.0 P。
十段戦と相性がいい三戸が、このまま抜けるかと思われたが、3回戦、三浦が80,000点の大トップ。
三戸は大きく箱を割ってしまう。そのあおりを受けることなく、安定した戦いぶりで滝沢は明日の八・九段戦へと駒を進めた。

京平 遥
滝沢和典
京平 遥
三戸亮祐

 

シード選手17名中通過は9名。確率を半分は超えるものの大きくは上回らない。
それほど勝ち上がり者の卓上での気迫、テンションは高い。

「シード選手勝ち上がり」
山田浩之 山井弘 魚谷侑未 老月貴紀 滝沢和典
金子貴之 井出一寛 平田考章 明石定家

「初段勝ち上がり」
小川拓麻 弓削雅人

「二段勝ち上がり」
安村浩二

「三段勝ち上がり」
河井保国  須長正和

「四段勝ち上がり」
大川哲哉

「四段S勝ち上がり」
安秉参 杉浦勘介 中村慎吾 上村慎太郎
吉田直 三浦大輔 中村毅

「五段勝ち上がり」
福山満幸 石川正明 西野拓也 鈴木基芳

勝ち上がり者は明日いよいよ会場を新橋に移す。それは残りの人数が少なくなってきた事を示す。
下から勝ち上がってきたものはベスト16つまり翌月に進むことをまず1つの大きな目標とするのか。
それともさらに大きな野望を胸の奥に隠し戦うのか。
いずれにせよ、明日からの戦いは1つのミスも許してくれない相手である。