グランプリ レポート

第14期麻雀グランプリMAXベスト16D卓レポート

波乱の展開を制し佐々木・近藤が通過!

2024/3/01(金)、第14期麻雀グランプリMAXベスト16D卓が放送された。対局者は佐々木寿人、近藤久春、藤島健二郎、沢崎誠。

 

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1回戦は藤島が得意の手数で攻め込むも、沢崎・佐々木のテンパイに飛び込む形となり4連続の放銃。1人沈みでオーラスを迎えた藤島であったが、土壇場でこのリーチ。

 

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高目をツモっての2,000・4,000で近藤・佐々木を沈みに持ち込み、沢崎が1人浮きのトップとなった。
2回戦は東1局親番に高目三色の4,000オールを決めた佐々木がリードを守り、トップを獲得。
連続で沈みとなった近藤であったが、ラス目で迎えた3回戦南3局の親番で大物手を成就。ピンフのみをヤミテンに構え、タンヤオに振り替わってもヤミテン継続。さらにイーペーコーに振り替わり最終形となると満を持してリーチをかけ、4,000オールのアガリ!

 

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この回浮きの2着目まで浮上し、命からがら終盤戦へ望みを繋ぐ。
4回戦も流局やかわし手が続く中、南1局1本場に近藤が抜け出す。

 

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タンヤオイーペーコー確定のドラ単騎テンパイを、ヤミテンからの空切りリーチ。この決断が奏功し6,000オールのアガリを決めると、この回+33.9Pの1人浮きで一気に+18.4Pの2番手へ。
首位の沢崎まで3.4P差と僅差であり、トータル▲20P付近で横並びの藤島・佐々木が約40P差を追いかける展開となった。
最終戦は東2局に佐々木がメンタンピンドラ1の7,700。放銃となった藤島も東3局に4,000オール・2,900・700オールと加点し、近藤と共に暫定通過ポジションへ。
しかしこのままでは終わらず、南1局1本場、佐々木がドラを重ねての4,000オールで再逆転!

 

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これでトータル首位にまで躍り出ると、藤島・沢崎のチャンスを自らのアガリで封殺し、オーラスは沢崎が2,000・3,900・藤島が700・1,300条件。9pをアンカンした藤島が出アガリもOKのリーチとなるも、流局で逆転叶わず。

 

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この結果から、第14期麻雀グランプリMAXベスト16D卓通過は佐々木・近藤となった。

 

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これでベスト8の対局メンバー・卓組が決定した。
鳳凰位戦の上位リーガーが貫禄の勝ち上がりを見せ、重厚なメンツとなった。次回もトーナメントならではのベテランの駆け引きにご注目いただきたい。

(文・浜野太陽)