プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第31期A1リーグ第2節レポート 猿川 真寿

2014/06/03
執筆:猿川 真寿


第31期鳳凰位決定戦、第1節▲94.9Pという大敗で当然の最下位スタートだった。
残りの節数(対局数)を考えると、私自身はそれほどの焦りはなかった。
過去、2節を終え休場し降級したことはあるが、それ以外は降級したことがないことからの自信のあらわれなのか、もしくは、自身へ自己暗示をかけていただけかも知れない。

ただ、この1ヵ月は落ち着かない日々を過ごしていたことも事実。
今、この連盟ホームページで書かせてもらっている、上級講座もまだ手つかずのままになっている。

対局直前に牌確認を選手でやることが決まっている。
その時、私はソウズの担当をしていたのだが、(あれっ3枚しかない)と思い周りを見渡すが見つからず、再度手元を確認すると、(あれ!4枚あるわ)というようなことが2度ほどあった。

このように、自分ではさほど意識していなかったのだが、思っていた以上に緊張とプレッシャーを感じているのだなと思った。

今節の私の目標は、「忍耐」だった。
勝負を焦らず、しっかり受けの麻雀を打ちたいと思っていた。
それには当然、正確な読みが必要になり、集中力の持続が大事になる。
そして、相手との間合いを測ることに徹することにした。

普段は攻める局を増やし、態勢の差を考える麻雀を打つことが多いのだが、この場合は相手の手牌から待ち牌の残り枚数を考えることに比重を置くことになるので、慣れもあるかも知れないが、前者よりもはるかに簡単に思う。

1回戦東1局、南家の沢崎から4巡目にリーチがかかる。

北八索 上向き六筒 上向き三索 左向き  ドラ九索

同巡、私の牌姿は

一万三万三万一索七索七索九索三筒四筒四筒東南発  ツモ四万

こうで、とりあえず筋の三筒を切った。次巡のツモは現物の北で助かった。
それは、もし現物がこなかった場合は、三筒六筒が2枚ずつ見えていたことから、私は四筒を選択しようと思っていたからである。

沢崎の手牌は

二万三万四万六万七万八万四索五索六索五筒六筒八筒八筒  リーチ

開かれた牌姿をみて私が思ったことは2つあった。
1つは、まっすぐ打つと今日も負けるなということと、展開はいいなということであった。
よって、続く東2局1本場では、

一万三万五万二索五索五索一筒八筒八筒東西北中  ツモ九万  ドラ七筒

ここから打五索 上向きと構えた。国士やチャンタをみたというよりは、捨て局にしたかった。
4巡目に一筒が重なるが、ツモ切りにした。
ここも迷彩ではなく、牌種を多く持ちたかったのが理由。

この局の難しいところは、八筒の切りどきということになる。
ドラそばなので危険牌になるが、薄いという情報は与えたくない。
また、一打目に切ってしまうとドラを持っているようにみえ、警戒させることになってアガリ番を代えてしまうのも、その後の展開が複雑になるので、嬉しくないところではある。

この局、国士で攻めようと思うなら、一打目にとりあえず八筒を切って、2枚目は6巡目ぐらいにして、色々の可能性を想像させることにするだろう。
こうやって、少しずつ態勢を詰めていった気がする。

1回戦終了時にはなんとか戦えそうだなと思っていた。
今回、視聴していただいた方には分かっていただけたと思うが、1回戦と2回戦途中からは打牌のトーンが大分変わっていると思う。

今節は▲6.9Pという結果に終わったが、大満足の結果だった。
30P~40P負けてもおかしくない程、きつかったから凌いだという印象の方が強い。
3節は1週目なので僅かしかないが、丁寧に粘り強く打ちたいと思う。