プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第31期A1リーグ第3節レポート 勝又 建志

2014/07/03
執筆:勝又 建志


第2節の対局が終わった後、私はこう考えていた「戦えていない」と。
ここまで私は極力リスクを抑え、平面的に自分が有利と判断できた時にだけ前に出るという麻雀を打っていた。それでもある程度の数字を残すことができるのだが、このA1リーグでの戦いだけは通用しないと痛感させられていた。

では、どうするべきか。自分の時間帯になった時に「しっかりと攻め切る」。
ごく当たり前のことかもしれないが、私はこの一点をテーマに、1ヶ月間これまで以上に麻雀を打ち込み第3節に臨んだ。

1回戦。古川プロのホンイツ仕掛けの待ちを読み違え放銃してしまうなど、自ら苦しい戦いにしてしまっていた。しかし、南2局チャンスが訪れる。6巡目に

一万一万八万八万九万一索一索八索八索九筒九筒北中  ドラ八索

この1シャンテンとなった。
九万には自信があったが、字牌は根拠のある数牌がなかったために、たまたま残った牌であった。
7巡目ここまで好調気配の古川プロが中をポン。すると私のツモは北北。テンパイが入りリーチにいく。
程なくしてツモアガリとなった。

私は勉強会に参加させていただいている。その中で森山会長や小島先生に、好調者の仕掛けが自分の都合の良い方に働きアガリに結びついたならば、勢いを掴むきっかけになりうる、と教えていただいている。
次局以降への手応えを感じていた。

次局はメンホンをアガることができ、迎えたオーラスの親。
4巡目に沢崎プロからリーチが入る。その時の私は持ち点が37400、そして牌姿が

四万六万七万九万四索四索五索六索八筒白発発中  ツモ三万  ドラ六万

こうであった。
7,700以上を放銃すれば原点を割ってしまうが、理想的に手牌が進めば4,000オールまで見込めるだけに、ある程度は攻める局面であると思う。しかし、最終形が

一万二万三万四万六万七万七万七万四索五索六索発発

こうと、リーチにも踏み込みづらく、1枚切れの発頼みとも思える手牌になったところで、これまでの私ならばオリを選択していたかもしれない。だが、ここは最後まで攻め切ることができた。

このアガリが大きな分岐点になったのかもしれない。
この日は60ポイント強のプラスをすることができた。

1回戦の七対子や4回戦のオーラスで、自分のストロングポイントが活きたことや、好調を意識して攻めることができたことには充実感も感じる。しかし、好調時の打点を上げるべき局面の見極めや、3回戦で荒プロのカン4に放銃し勢いが落ちた後の対応力の乏しさなど課題も多く残った。

日本プロ麻雀連盟チャンネルが開設されて以降、私は、幸運にも鳳凰位決定戦と十段位決定戦の実況を務めさせて頂いている。

最も選手に近い位置でこれらの戦いを見ることができたことにより、より一層、藤崎鳳凰位の瀬戸熊十段位の強さを実感している。

正直、自分との差は計り知れない。
この差を少しでも縮めるためにも、目の前にある一つ一つの課題を徹底的に突き詰めて第4節に臨みたいと思う。

最高の結果を目指し、最大限の努力をすることをここに誓う。