プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第31期A1リーグ第6節レポート 伊藤 優孝

2014/09/22
執筆:伊藤 優孝


長年プロリーグで戦ってきて思うのは、他のタイトル戦と違って、約1年間戦い続けるマラソンレースだということである。

選手が目指すのはまず、10節目をゴールと見て上位3名に入り鳳凰位決定戦に進出することだ。毎節プラスで終えるのは至難の技、調子の良い日もあれば悪い日もある。
体調や気力、精神バランス、プレッシャー等を上手にコントロールする必要がある訳で、これがなかなか難しい。

強者は技術もさることながら、総じてコントロールが上手い。
これが「麻雀力」だと私は思う。

麻雀力が強くなければいつも上位で戦って行けない。だから、麻雀プロは「麻雀力」をアップさせる為に日々、鍛錬と努力を怠ってはいけないのである。

ここ数年、麻雀力№1は瀬戸熊直樹プロだと思っている。私も大いに見習わなくてはと思っているのだが、なかなかキツイ… 鍛錬、努力が足りな過ぎを実感させられている日々です。

気持ちだけは前向きにと挑んだ今節、結果はご覧の通りの▲80.8P酷い…
今日の流れは最悪の逆流(基本的に私は流れ論者)私は流れを本流、中流、激流、逆流と区分している。

ポイントで表すならば、本流は超抜エンジン+好ハンドル捌き、+50P~ 中流は並エンジン+並ハンドル捌き、▲20P~+20P。激流は劣エンジン+劣ハンドル捌き、▲20P~▲40P。逆流は劣悪エンジン+劣悪ハンドル捌き、▲50P~ (ちなみに私は競艇好きなので表現がこうなります)?

4節目にも大きくマイナスをした▲71.2Pこの時は激流だったと思うが、あまりにハンドル捌きが劣悪過ぎて、▲20P~30P位に押さえられた所を大敗としてしまった。

今節、最悪の逆流モードにしてしまった原因は、1回戦東1局北家である。
特に、初戦1局の入りは大事に打つ事を心掛けている私なのだが…

五索五索五索六索六索七索二筒二筒四筒四筒五筒六筒七筒  ドラ六万

8巡目、ツモ三筒でテンパイ。
選択肢は、
A-六索切りヤミテン。
B-四筒切りテンパイ取らず。
C-五索切りテンパイ取らず。
D-六索七索切りリーチ。

今までの私なら、テンパイを取るのならAだが、おそらくBかCをチョイス。Dはほぼない。
にもかかわらず、七索切りで即リーチを打ってしまった(魔がさした?)楽になりたい弱い気持ちと焦りが顔を上げた形となった。

リーチ後すぐに違和感を覚え、後悔と不安がよぎる(私は何をやっているの!) 結果は、不安的中、満貫のアガリがあったはずが、逆に6,000オールをツモられた。

こんなドジを許してくれるほどA1は甘く無い。当然、この後はズブズブ。
それでも何んとか足掻いてみたが… 最終4回戦東1局東家。
配牌2シャンテン、4巡目ツモ六万でリーチ!

一万一万二万三万三万四万五万七万四索五索六索北北  ツモ六万  打一万  リーチ  ドラ八万

力が入る。流局…終わった。ここで完璧な逆流を悟った。
「麻雀力」の強化が、如何に大事かを改めて思い知らされた1日となった。

次回7節は勝負駆けとなった。何がなんでも頑張らなくちゃね?。
死神はまだ死ねない!?