プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第32期A2リーグ第3節レポート 石渡 正志

2015/06/11
執筆:石渡 正志


去年の秋くらいからか、打ち筋を変えてみた。
確かに成績は良くなったが、1つキニナッテイルことがあった。
牌効率・アガリ易さと打点とのバランス。

当然状況に依るが、手なりで無くなってしまう為に、普通ならアガっていたあろう局面!?が多々発生してしまう。
いつも何かしらのテーマを持って対局に望む私だが、今節は、このバランスがテーマ。

こんなアンバランスな自分が生んだ東1局 荘家 

五万九万一索四索四索八索九索一筒五筒九筒南西西中  ドラ中 

この配牌。打四索 と構えホンイツ、789の三色、チャンタ等が狙えるが、序盤だから、五万五筒はまだ大切にしようかなとも考えた。
しかし、この打四索がなんとフリテンのこんな最終形なる。

二万二万二万四索四索五索八索八索八索西西西中中

一応打四索と構えたが、四刻暗を逃すことになった。
普通なら、多分ホンイツ狙いになるであろうから二万は、残らないとは思ったが、それでも手順で確かに二万が残っていたから、アガれていたのでは!?ないかと思ったら、頭がグルングルンと回り始めて、この半荘は、音無しの3着で終わる。

しかし、これだけのキャリアを積んでいるにもかかわらず、まさかこれしきの事で頭が固まってしまった自分にある意味、情けなさと同時に呆れ果ててしまった。そしたら次に何故か笑いが込み上げて来た。「終わったことだ!次頑張ろう!」そこには既に正気を取り戻した自分が居た。

そんなんで迎えた2回戦目は、
東4局

三万四万五万二筒二筒四筒四筒六筒六筒七筒七筒八筒八筒  ドラ二筒

ツモ二筒の望外のアガリ等があり、トップになる。

3回戦目は、しっかり闘えていたが、周りに上手く打たれ(特に藤原プロ)独りマイナスのラスに…。
ここでは途中に手なりリーチがアガれもしたが、なぜかシックリ来ない。それは、ただ単に悪い状態を繋いだだけだからであろう。

この時点で藤原プロの1人プラス。今後のことを考えても、どうしてもトータルプラスで終わらせ、差を埋めておきたいところ。
そして勝負の4回戦目。東2局に他風の西ポンから入った直後に柴田プロからリーチ!
まだ2シャンテンだったが、何とか追い付いて、

一万二万三万三万三万四万五万七万八万九万  ポン西西西  ロン六万

この3,900。藤原プロはまだ14,900点も上。そしてチャンスがやって来る。
南2局、北家、既に役牌をポンしてドラ打ちの藤原プロ(100%テンパイ)に対して、2シャンテンからドラ六万を重ねて、更に中をポンして

六万六万二索三索四索六索七索  ポン白白白  ポン中中中  ドラ六万

このテンパイで追い付き、直ぐに五索ツモの2,000・3,900。

続く南3局にピンフ1,000点の直撃で、オーラス藤原プロの親の時には僅差まで迫る。
とうとうトップが射程圏内に入った。私の上家に藤原プロが座す。ノーテン罰符で着順が変わるこの状況で、おいそれと牌が下りてくる筈もないが、もしかしたらトータルで考えたら更に上を目指して連荘を狙ってくる可能性も有るかもしれないと思ってもいた。

蓋を開けてみれば、藤原プロの選択は更なる加点であり、そのお陰で二万三万四万でチー、七万八万九万でチー、ようやくテンパイしたのが

北北発発中中中  チー九万 左向き七万 上向き八万 上向き  チー二万 左向き三万 上向き四万 上向き

このシャンポン。アガリはなかったが、独りテンパイで僅差のトップとなれた。   

トータルプラス同士の闘いだっただけに、ここでのプラスマイナスの持つ意味が大きいのは藤原、柴田、吉田の各プロも承知しており、やはり対局前の気合い乗りも今までとは桁違いであった。
まだまだ長い闘いは続くが、局中アンバランスな打牌もまだまだ続きそうである。