プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第32期A1リーグ第6節レポート 近藤 久春

2015/09/28
執筆:近藤 久春


後半戦突入!
6節目ともなると否応なしに各自の成績で目指す所も変わって来るように思う。
目標は飽くまでも決定戦進出なのだが降級だけは絶対に避けたい。
これがプロリーグで戦う者の一致した気持ちだろう。
それを踏まえて相手の心理状態、方向性を考えて対局に臨もうと思う。
対戦カードは、伊藤プロ(­-41.5)沢崎プロ(-44.8)仁平プロ(-91.5)近藤(-36.2)
偶然にも7位~10位のマイナス組の対戦である。
(以下敬称略)
当然ポイントが横並びの伊藤、沢崎、私の思惑は同じ。
トータルプラスまで行ければ決定戦へのチャンスが残る、しかし大きくマイナスすると一転、降級候補となる。
仁平はどうであろう?おそらく普段より攻撃的に来るであろう。
私は好スタートが切れたら強引にでも上を目指す麻雀を打とうと思っていた
駄目ならば気持ちを切り替え大崩れしない様な打ち方を心掛けようと思っていた。
まずは大事な初戦の配牌

東一局 西家 ドラ九索

三万五万九万九索九索六筒八筒九筒東南西北発  ツモ東

ドラが二枚あるが国士?チャンタ?本線はオリだ。そう思いつつも
10巡目リーチ

七万八万九万二索三索四索九索九索九索八筒九筒東東

この8000を和る事が出来て良い日になる予感がした。
今日は勘もさえ読みも的確だ。
いけるかも!(自身の心の中の声)
そんな状態で迎えた南三局一本場 親番 ドラ六筒
      
三万四万五万六筒六筒中中  チー二索 左向き三索 上向き四索 上向き  ポン東東東

南家 伊藤
二万三万四万二筒二筒六筒七筒  ポン八索 上向き八索 上向き八索 上向き  ポン南南南

この時私は、伊藤の待ちは五筒八筒一点!そう考え進めていた。
そして14巡目八筒をツモ切り
(エーッ!あなたは五筒八筒一点読みしていたのでは?)と心が叫ぶ。
自分自身に呆れ果て言葉がない。
それでも運良くトップで終了。
しかし読み牌を打ったと云うショックが尾を引いてしまった。

二回戦はオーラスに仁平が見事逆転トップ。
私は当然のごとく一人沈み。

三回戦 トップ目で迎えた南二局 劇的な局となった。
今まで存在感を消していた?親の伊藤の雰囲気が明らかに違う。
(配牌10種11牌)
国士無双7巡目テンパイ、待ちの九索は河に一枚も切れてない
(実際は3枚山)8巡目南ツモ切り
人一倍用心深い私は、この時点で公九牌を切るのは辞めようと決めていた。
10巡目 南家 仁平三万六万九万待ち3900から3000 6000まであるリーチを打つ。
同巡五筒八筒待ちのピンフテンパイで仁平に無筋の三筒を押す。
打点が見合わないので普通なら押さないのだがドラの白が三枚枯れ、私は「待ちは優秀、打点は無し」と勝手にそう決め込んだ。何と言っても16000オールは見たくはないと思ったからだ。
そして11巡目無情にも仁平の川に九索が放たれる。

「ロン」伊藤の手が開く! 48000点 今期6節で六度目の役満である。
 
仁平に勝負手が入っていた為仕方がないが、あまりにも痛い。
伊藤は、この後2100オール4100オールとたたみかけ88700まで得点を伸ばす。
死神タイムだった。
自分の時間が来たと思いきや一気に点数を叩く、これがA1の怪物たちの恐ろしいところだ。

四回戦は沢崎が終始軽くさばいて、あっという間に終わらせる。
付け入る隙が無い。

仁平には苦い誕生日となってしまった。
私も結構チャンス手があったと思うのだが、いかしきれず今ひとつ成績を伸ばせなかった事を反省し、次回の対局に向けあきらめず頑張りたいと思います。