プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第32期A2リーグ第7節レポート 滝沢 和典

2015/11/24
執筆:滝沢 和典


普段から見慣れている打ち手の麻雀に、違和感を感じることがある。
その違いが不調の前ぶれとなることが多いのだが、これは客観的な視点で見ているからこそこそ気づくもので、多くの場合打ち手が気づくのはその後である。

そういった不調に陥らない方法論として、常に自身を俯瞰的に見るということを実践してきたつもりだったが、第7節では、自己ワーストとなる大敗を喫してしまった。

タイムシフトで視聴すると、やはり何か違和感を感じる局が多い。
2半荘目が終了した時点では、(まだ大した負債ではない。要するに総合2着迄のポイント差だけ意識していれば良いんだ)と客観的に見れていたつもりなのだが、どうやらそんなに脳みそは頑丈にはできていなかったらしい。

あきらかにミスというべき打牌を繰り返したわけではなく、ひたすら押し引きの判断が微妙な感じで、結果も悪い方に出てしまう。
その結果を受けて、自分自身でも知らず知らず狂ってしまっていたようだ。
しかも、序盤より終盤にかけてミスが増えていくという、典型的な負け組の思考になっていた。

これだけ時間が経てばもう回復しているが、対局が終わった直後は麻雀に対する恐怖感のようなものが頭にこびりついていた。
レポートの提出がすっかり遅くなってしまい、担当の方々には迷惑をかけてしまった。

失敗談をつらつら書けばいいのだが、 本当の反省点はおそらく一局一局を取り上げてても意味がないであろう。
そう思ったことが理由であり言い訳だ。

対局を観た方々からは、
「さすがにツキがなさすぎた」
「100P近く負ける内容ではなかった」

慰め、励ましの言葉を頂いたのだが、そこを何とかするのがプロというものだろう。
自身のシステムに従って打てば、結果にとらわれる必要はないが、生憎まだ私にそんなものは確立されておらず、すべては、プレッシャーとここまで内容と結果に対する慢心が招いた結果だ。

今日は第8節の対局。
自身では気持ちをリセットして臨むつもりであるが、実際どうなるかは卓に着くまでわからない。
プロリーグも大詰めの時期を迎えるが、「勝ちたい」「負けたくない」といったプレッシャーが交錯し、普段とは違った勝負が見られるだろう。
視聴者の方は是非、その辺りも踏まえて観戦していただきたい。