プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第32期A1リーグ第8節レポート 伊藤 優孝

2015/11/30
執筆:伊藤 優孝


リーグ戦もいよいよ終盤。
今日の対戦者は、ここまで盤若の闘いで現在1位の瀬戸熊、4位の勝又、10位の荒の3人。

私は現在▲19,5Pで8位、決定戦入りを狙うにはちょっと無理がありそうなポジションだ。
今節のテーマは、初戦調子よさそうなら積極的に得点を伸ばしに行き、悪そうなら荒をマークし、点差を意識して打たなくてはならない。
どちらにしろここは大事な正念場となる。

1回戦 東2局 東家
早々に命運を占う様な勝負手が入る。

二万二万三万三万九索九索四筒四筒八筒八筒南西西  ドラ三万

3巡目、ドラの三万をツモリテンパイ。ヤミで南待ちとした。
これをアガリきれれば主導権が取れる、何としてもアガリたい。それ故のヤミテンであったが一向に出ない、ツモれない、気持が焦る。
10巡目、白ツモ。脳は瞬時に白待ちと判断したが、指は白のツモ切り(ああ…)すぐ勝又に白を切られるヤッチマッタカ…

数巡後、勝又からリーチ。私も追いかけリーチ。負けそうな感じはしていたが、仕方がないと割りきる。
そして勝又のこの手に五筒で放銃 。

六万七万八万六索七索八索五筒六筒六筒七筒七筒南南  ロン五筒

この後、勝又は絶好調になっていく。悔やまれる1局となった。
消極的すぎた。即リーチを打って置けばこの様な結果にはならなかったかも?… 後の祭だが、この先の戦いは見えてしまった。
それでも1、2回戦迄は何とか踏ん張っていたが、3回戦 南2局 南家 4巡目

四万四万五万五万五万七万八万九万六索東南南中  ドラ四筒

この形から四万を思わずポン(だめでしょう)魔がさしたか、焦ったとしか考えられ無い様な鳴きだ。
当然アガれる訳も無く放銃となる。
次局 親番を維持したくての無理鳴きから、リーチしている荒に痛恨の7,700の放銃。
ブッツンした様だ3回戦は1人沈みのラス。ひどい…

4回戦は何とか浮いたが、トータル▲14,0Pで終了。
今節は悔やまれる戦いではあったが、嬉しいアガリも2回あった。
1つは1回戦オーラス、西家の私が東家・瀬戸熊から倍満を直撃。

一索二索三索四索五索五索六索六索六索七索八索八索八索  ロン四索

高め四索がでる。たまたま手がぶつかりあっての偶然ではあるが、嬉しいアガリなった。
何故なら、ここのところずっと瀬戸熊にやられっぱなしなので、どこかで一糸を報いたかったから。
それでも終わって見れば瀬戸熊はプラス。私はマイナス。
瀬戸熊は憎たらしい程強いね。もう1回は 2回戦 東2局 北家 6巡目テンパイ

一万一索一索二索二索五索五索三筒三筒九筒九筒中中  ドラ九筒

七対子名人の勝又に教わった事を思い出し(待ち選択に困ったら親の現物で待つのがよろしい)親の勝又の現物一万で待つことにした。
次巡、親の勝又からリーチが入る。すると、すぐに親の現物を残していたと思われる荒から一万が出た。(旨く行きました)
七対子が苦手な私は七対子がアガれるととても嬉しくなる。

ちなみに、今期私も調子は良くはないが、荒ちゃんは絶不調。こんなに苦しい戦いを強いられている荒ちゃんは見た事が無い。
歳のせいか体調がわるいのか…(私も人のことは言えない)荒ちゃんとはもう40年近い付き合いになる。
連盟が出来た当初、荒ちゃんは若くして王位を獲得し、若手のリーダー的な存在だった。
当時の私は2~3年競技麻雀ルールの壁にぶち当たっていた。 私の攻撃麻雀は決勝になると勝てない。
それを知っていた安ちゃん(安藤満)は私に(優ちゃん郷に入っては郷にしたがえだよ。優ちゃんはまだ競技ルールと言うものが解っていない攻撃一辺倒ではダメ)
そして、荒ちゃんの麻雀をお手本として見習って見たらどう?俺も参考にしているし、荒ちゃんの競技麻雀力は凄いよ!天才かもね。
私は荒ちゃんの麻雀をコッソリと学んだ。

その後私は、ふっ切れて後につながっている。
今でも当然の如く荒ちゃんの麻雀をリスペクトしている自分がいる。
荒ちゃんはA1に必要不可欠な存在。だからA2に落ちてはいけない人だ。
土壇場に強い荒ちゃんのこと、きっと踏み留まると信じている。
(優孝!人の心配している場合か)って言われそうだ 私も残り2節頑張らないと。