プロリーグ(鳳凰戦) レポート

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第32期A2リーグ第9節レポート 刀川 昌浩

2015/12/28
執筆:刀川 昌浩


1年のリーグ戦もあと2節を残すところとなった。
今期の自分は6、7、8節と40以上のマイナスを重ねて、現在最下位の16位。 残留争いに踏みとどまるためにも、今節は大きくプラスせねばならない。
高くなりうる手を成就させること、勝負のポイントでブレーキをかける余裕はもうないということ。この二点を胸に対局に臨んだ。

開局から手が順調に伸びる。この3節はずっと手が入らないと感じてたので、今日こそはという気持ちが胸を占めていく。
親番では国士に向かうも、あっさりと佐々木プロのリーチを受けて撤退。その後も四暗刻の1シャンテンなど、自分の中では勝負となるような手が入るが、テンパイに至らず。
そして、南場の親番で佐々木プロが6巡目に一発ツモで3,900オール(競技ルールは一発役はなし)

七索七索七索八索六筒六筒七筒七筒八筒八筒発発発  リーチ  ツモ六索  ドラ三万

「今日も厳しそうだ」という気持ちが少しずつ胸に去来する。
南3局に3,900をアガリ、あと一アガリで原点復帰と意気込むも、オーラスの佐々木プロのツモアガリ。
プラスにできない苦しさが、淀んだ空気となってまとわりついてるように感じた。

2回戦目、東1局にメンタンピンドラをアガリ、幸先のよいスタートを決めることができた。

二万三万四万四万五万六万二索三索五索五索五筒六筒七筒  リーチ  ロン四索  ドラ七筒

これをきっかけに、なんとか淀んだ空気を払拭したいが、二の矢が続かない。
ここからさらに加点して、大きなトップにすることが今節のテーマだったが、親の時に勝負をさせてもらえない。
なんとかトップで終局を迎えるも、稼いだ点数としては物足りないものであった。

3回戦目も東2局にリーチジュンチャンをアガることできた。

一万三万七万八万九万一索一索七索八索九索一筒二筒三筒  リーチ  ロン二万  ドラ六万

しかし、この後がやはり続かない。それどころか、南場では親番で本手を決められ、貯金を維持するのに精一杯。
親番でのブレイクに繋げられない自分と、親番でしっかり加点してくる3人。
今節では特に、親番で麻雀をさせてもらえなかった、という印象が強く残った節となった。

そして4回戦目は、石渡プロが台風のごとくアガリ続ける。
決して石渡プロを逃してもいいと考えてたわけはなかったが、勢い的にもまるで歯が立たなかった。
力及ばず石渡プロを独走させ、それまでの貯金をなんとか守るということに専心することしかできなかった。

4回戦を終えて+7.9P。ここでマイナスならば終戦とは感じていたので、残留に向けて、なんとか可能性だけは残したというところだろうか。
蜘蛛の糸は切れず、か細くともなんとか残ってはいる。
しかし、その蜘蛛の糸への順番待ち4番手であるということは真摯に受け止めたい。

現時点ではまだ最終節の卓組は決まってないが、自分のやるべきテーマに変わりはないだろう。
4人抜けるほど大きく叩くということだけ。残留の可能性は限りなく低いが、精一杯闘うだけだ。
仮に今期で降級したとしても、それですべてが終わるわけではない。今後につながるような戦いをしたい。

さて、今期1年を通して戦って、敗因を自分なりに分析してみた。
大きく沈んでいる節には毎回、同じ共通点がある。

解説が藤崎プロの時・・・もしかして敵は 卓の外にいるのでは?(笑)
と言いたいところですが、そんなことあるはずもなく、むしろお手本としています。
負けたのは自分が弱すぎたからである。

もし次に藤崎プロに解説してもらう機会があればそこで結果を残したい。

 

編集部:最終節の対戦カード決定しました!

1/5(火)17:00~

滝沢和典 vs 紺野真太郎 vs 佐々木寿人 vs 刀川昌浩     実況:古橋崇志  解説:藤崎智

1/6(水)17:00~

櫻井秀樹 vs ダンプ大橋 vs 白鳥翔 vs 二階堂亜樹     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹

1/12(火)17:00~

猿川真寿 vs 吉田直 vs 藤原隆弘 vs 西岡慎秦     実況:古橋崇志  解説:藤崎智

1/13(水)17:00~

石渡正志 vs 内川幸太郎 vs 柴田弘幸 vs 山田浩之     実況:古橋崇志  解説:瀬戸熊直樹

 

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 対局消化数 合計
1 石渡 正志(神奈川) 97.5 19.0 14.1 ▲ 35.3 17.0 5.2 43.9 ▲ 22.2 55.0 36/40 194.2
2 内川 幸太郎(長野) ▲ 44.9 0.4 ▲ 26.4 12.7 8.6 75.0 9.9 48.2 28.9 36/40 112.4
3 柴田 弘幸(神奈川) 30.7 ▲ 2.5 ▲ 39.8 28.9 24.5 ▲ 31.2 40.1 84.3 ▲ 58.2 36/40 76.8
4 山田 浩之(兵庫) 44.4 35.5 ▲ 16.8 9.1 ▲ 1.7 26.9 20.2 1.4 ▲ 53.4 36/40 65.6
5 猿川 真寿(静岡) 44.0 ▲ 8.3 ▲ 0.6 30.5 3.9 ▲ 60.6 14.4 15.7 10.6 36/40 49.6
6 吉田 直(東京) ▲ 19.6 40.8 ▲ 14.5 ▲ 42.5 ▲ 4.8 43.3 ▲ 35.1 27.0 40.8 36/40 35.4
7 藤原 隆弘(福岡) 75.6 ▲ 15.8 40.2 ▲ 3.4 ▲ 25.9 ▲ 36.0 5.3 ▲ 9.6 ▲ 11.5 36/40 18.9
8 西岡 慎秦(岐阜) ▲ 67.4 ▲ 1.0 ▲ 8.1 9.4 33.8 21.0 ▲ 9.2 9.3 30.2 36/40 18.0
9 櫻井 秀樹(山口) ▲ 34.8 ▲ 6.6 9.1 21.0 ▲ 21.5 75.6 ▲ 40.1 ▲ 17.6 14.7 36/40 ▲ 0.2
10 滝沢 和典(新潟) ▲ 9.7 ▲ 14.3 60.0 57.4 35.1 32.4 ▲ 98.1 ▲ 38.5 ▲ 42.8 36/40 ▲ 18.5
11 ダンプ 大橋(神奈川) 12.8 ▲ 32.3 24.9 44.2 ▲ 37.6 ▲ 29.6 20.3 ▲ 35.3 9.4 36/40 ▲ 23.2
12 紺野 真太郎(静岡) ▲ 29.9 11.8 19.0 15.4 6.2 ▲ 40.7 10.0 3.6 ▲ 53.3 36/40 ▲ 57.9
13 白鳥 翔(東京) ▲ 11.2 6.3 ▲ 24.0 ▲ 50.7 ▲ 13.1 ▲ 49.6 29.7 6.9 11.6 36/40 ▲ 94.1
14 佐々木 寿人(宮城) ▲ 0.8 ▲ 40.5 ▲ 35.1 ▲ 39.4 ▲ 26.9 ▲ 40.6 67.2 11.5 ▲ 9.6 36/40 ▲ 114.2
15 二階堂 亜樹(神奈川) ▲ 69.8 ▲ 5.1 ▲ 19.9 ▲ 28.0 0.7 53.7 ▲ 24.2 ▲ 43.5 18.7 36/40 ▲ 117.4
16 刀川 昌浩(東京) ▲ 18.9 12.6 15.9 ▲ 30.3 1.7 ▲ 46.8 ▲ 55.3 ▲ 42.2 7.9 36/40 ▲ 155.4