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女流プロ麻雀日本シリーズ2018 第4節レポート 石田 亜沙己

後半戦、各者のポイント状況を踏まえた戦い方が見どころになるだろうか。

16回戦(朝倉、佐月、黒沢、高宮)

小場の展開が続き接戦。オーラスを迎えたとき、トップ目の朝倉が35,000点。2着の佐月とは僅か600点差。
両者ともアガリトップの状態だったが、先手をとったのは親の高宮。1,300オールをアガリ3着に浮上。
1本場7巡目に黒沢がテンパイ。

四万五万五万五万六万九万九万東東東白白白  ドラ八万

この手を朝倉から高めの五万でアガリ黒沢がトップに。
朝倉が4着となった。黒沢にとっては非常に大きいアガリとなった。

 

17回戦(黒沢、山脇、西嶋千春、西嶋ゆかり)

16回戦で好調に入ったかのように東1局黒沢の親が落ちない。
連荘で56,100点になる。
その黒沢の親を落としたのは西嶋千春。山脇から8,000のアガリ。

七万八万九万九万二索三索四索一筒一筒二筒二筒三筒三筒  ドラ二筒

東2局、西嶋千春が15巡目に国士のテンパイをすると、次巡ツモ。
さらに東3局。親番で黒沢から12,000のアガリでトップを盤石にすると、持ち点を増やし南3局には74,000点持ちから高めをツモリ4000オール。

その後も加点して100,000点オーバーのトップで一気に首位に躍り出る。

一方、好位置につけていた西嶋ゆかりが大きい4着で苦しい位置に。

 

18回戦(西嶋ゆかり、西嶋千春、朝倉、仲田)

微差のトップ目の西嶋ゆかりと朝倉のトップ争いだったが、オーラス親の仲田に西嶋ゆかりが12,000の放銃で4着に。
1本場はトータル首位の西嶋千春がアガリ。トップは朝倉となった。

 

19回戦(山脇、西嶋ゆかり、高宮、佐月)

下位4名の争い。高宮は本局を入れて残り2戦。プレーオフに残るには2連勝は欲しいところ。

南1局。高宮が先行リーチ。

二万四万五万六万七万七万七万四筒五筒五筒六筒六筒七筒  リーチ  ドラ二万

この手を追いかけリーチした西嶋ゆかりから高めの二万で出アガリし、40,000点オーバーのトップ目に。
南2局は佐月が西嶋ゆかりからアガリ。

一筒二筒五筒五筒七筒八筒九筒  ポン四筒 上向き四筒 上向き四筒 上向き  ポン北北北  ロン三筒  ドラ一筒

連続放銃で西嶋ゆかりは4着へ。

南3局、親の高宮が2,600オールをアガリ突き放す。

1本場、山脇が10巡目にドラ2枚の三筒六筒九筒待ちのリーチ。
13巡目に佐月もテンパイ。

六万七万八万四索五索六索六索六索三筒三筒四筒四筒六筒  ツモ五筒  ドラ中

トップを目指すには六筒切りリーチといきたいところだったが、
四筒が山脇に安全そうなのと三索が場況的に悪くないので冷静に四筒切りリーチ。

テンパイの入っていた高宮のツモは三索
さらに加点したい高宮から1発で打ち取り。裏ドラも3枚で12,300のアガリとなりトップ目の高宮と100点差に。

南4局。12巡目に高宮が一万四万七万待ちでリーチ。
次巡、山脇もテンパイ。

二万三万四万四万五万七万八万二索二筒三筒三筒三筒四筒  ツモ三万  ドラ九万

リーチ棒の関係でトップ目の佐月とは9,200差。高宮からの直撃なら2着浮上になるので、リーチを選択。
14巡目に西嶋ゆかりもリーチ・メンタン三色のリーチと出る。
高宮が九万を掴み放銃。裏ドラがのって山脇が初トップ。

 

20回戦(仲田、黒沢、高宮、西嶋千春)

仲田がトップ目で迎えた南3局。
3巡目に北家の黒沢が積極的に一索をポンで仕掛けていく。

一索一索三索三索六索九索一筒一筒二筒二筒西北北  ドラ二索

4、5巡目にもポンができ三索北のシャンポンテンパイ。
親の高宮にもテンパイが入りリーチ。

三万四万四万五万五万四索四索五索六索七索七索七索七索  リーチ

黒沢も押し返すが、ドラの二索をツモってまわる。
高宮のツモアガリか流局になるかと思われたが黒沢さらにドラツモ。
高宮が二索を掴み放銃。黒沢がトップ目に立つ。

南4局、親の西嶋ゆかりが黒沢から3,900のアガリで三つ巴に。

1本場、黒沢の七対子ドラドラに仲田が放銃。
黒沢がトップに。仲田はトップ目から3着に。

予選も残すところあと5回戦となった。
西嶋千春、黒沢が好位置に。

西嶋千春は残り1戦なのでプレーオフは堅そうだ。

 

システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 西嶋千春(第17期女流最高位) 15.8 ▲ 26.6 32.7 ▲ 7.4 94.5 ▲ 6.4 5.1 107.7
2 黒沢咲(連盟会長推薦) 19.7 ▲ 25.3 27.9 22.1 ▲ 5.7 26.4 65.1
3 池沢麻奈美(連盟会長推薦) 25.1 10.4 26.6 ▲ 22.4 ▲ 8.6 29.4 60.5
4 二階堂 亜樹(女流プロ麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 4.8 ▲ 9.0 ▲ 8.0 26.4 34.6 33.6 ▲ 28.3 44.5
5 朝倉ゆかり(第16期女流雀王) 3.4 12.4 12.4 6.5 ▲ 23.6 21.9 33.0
6 仲田加南(第12期女流桜花) 5.7 10.7 8.2 ▲ 22.6 27.3 4.5 ▲ 6.7 27.1
7 魚谷 侑未(連盟会長推薦) ▲ 22.1 ▲ 34.7 ▲ 41.4 34.8 0.5 12.7 71.1 20.9
8 和久津 晶(連盟会長推薦) 6.7 ▲ 10.0 ▲ 9.0 ▲ 1.7 ▲ 10.6 ▲ 31.1 38.2 ▲ 17.5
9 佐月麻理子(第26期麻雀マスターズ) ▲ 21.6 7.5 10.4 ▲ 29.3 ▲ 24.8 8.1 11.4 ▲ 38.3
10 西嶋ゆかり(第15期プロクイーン) ▲ 10.5 29.6 25.2 ▲ 14.1 ▲ 57.9 ▲ 20.0 ▲ 26.1 ▲ 73.8
11 山脇千文美(連盟会長推薦) ▲ 11.5 ▲ 16.4 ▲ 32.7 ▲ 10.2 ▲ 30.9 22.2 ▲ 79.5
12 高宮 まり(連盟会長推薦) ▲ 36.6 ▲ 28.7 ▲ 9.4 ▲ 36.1 ▲ 6.6 ▲ 7.5 ▲ 24.8 ▲ 149.7