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麻雀日本シリーズ2018 第2節レポート 黒木 真生

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現代の雀荘ルールである25,000点持ちの30,000点返しが主流になって20年以上になり、日本プロ麻雀協会リーグ戦・雀王戦、最強戦、RTDリーグ、MONDOTVの麻雀プロリーグなどの対局でもこの順位点システムが採用されている。
モンドだけは順位点が10・20だが、他はすべて10・30であり、トップを取ると一気にプラス50がつく。
つまり、親の役満よりも大きいわけで、小さくてもいいからできるだけ多くのトップを取り、ラスは極力引かないことが重要視される。
また、同じ人に何回もトップを取られてしまっては絶対に追いつかなくなってしまう。たとえば3連勝されてしまったら、親の役満を3回アガられたような点差になってしまうので、連勝している人には辛目に打ち、負けている人には甘目に打つようなスタイルも流行っているようだ。

しかし、麻雀日本シリーズはWRC(世界大会)ルールを採用しており、トップ賞がなく、順位点も5・15と比較的小さい。
小さなトップで3連勝されても、大きなトップ1回でひっくり返すこともできるから、こちらのルールで重要なのは打点力と親の連荘である。

第2節を終わって、上位に立ったのはメンゼン高打点系の4名だった。

首位はRTDリーグ優勝の平賀聡彦プロ、2位は麻雀攻めダルマこと佐々木寿人、3位は村上淳最高位、4位は本業・役者ながら、プロ顔負けの闘牌でファンを唸らせる芸能界最強雀士・萩原聖人さんだ。

村上プロは第2節はお休みでポイントに変動はなく、1位から3位と順位だけが動いた。

第5位の白鳥翔は、鳴きも駆使するタイプだが、第6位の世界チャンピオン・ともたけ雅晴は「これでもか」というぐらいに高打点を狙う打ち手だ。一発・裏ドラのない日本プロ麻雀連盟公式ルールのヤミテン三倍満確定テンパイで、なぜかリーチを打ったこともあるツワモノである。

7位はRMUチャンピオンの松ヶ瀬隆弥、8位は勝又健志、9位は多井隆晴、10位に近藤誠一、11位に鳳凰位の前原雄大、12位が雀王で最強位の金太賢プロ。

ここまでがプレーオフのボーダーラインである。

しかしながら、13位に瀬戸熊直樹、14位に十段位の藤崎智、15位に井出洋介将王、16位に前年度優勝者でマスターズ王者の沢崎誠と、猛者が集う下位グループ。

このまま平穏無事に終わるわけがない。
第3節の「死闘」に期待したい。

【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退
■12人でポイントを持ち越し二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退
■8人でポイントを持ち越しプレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出
■ポイントをリセットし決勝4回戦

【ルール】
30,000点持ち30,000点返し
順位点5,000-15,000
一発・裏ドラあり
その他WRCルールに準ずる

一次予選第1節成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 合計
1 平賀聡彦(RTDリーグ2017優勝) 28.9 44.5 ▲ 13.9       59.5
2 佐々木寿人(連盟会長推薦) 31.9 21.2 ▲ 5.1       48.0
3 村上淳(最高位) 36.2           36.2
4 萩原聖人(連盟会長推薦) 29.5 ▲ 6.5 2.2       25.2
5 白鳥翔(連盟会長推薦) 28.3 ▲ 12.9 6.0       21.4
6 ともたけ雅晴(第2回WRCチャンピオン) 8.8           8.8
7 松ヶ瀬隆弥(RMUリーグチャンピオン) 33.6 2.3 ▲ 27.7       8.2
8 勝又健志(連盟会長推薦) 15.0 ▲ 12.2         2.8
9 多井隆晴(連盟会長推薦) ▲ 9.9 2.3         ▲ 7.6
10 近藤誠一(連盟会長推薦) 23.8 ▲ 5.9 ▲ 30.5 ▲ 28.5 31.9   ▲ 9.2
11 前原雄大(鳳凰位) ▲ 18.6 ▲ 13.1 ▲ 24.2 41.5     ▲ 14.4
12 金太賢(2017最強位) ▲ 30.2 ▲ 18.3 26.4       ▲ 22.1
13 瀬戸熊直樹(連盟会長推薦) 6.6 ▲ 29.9         ▲ 23.3
14 藤崎 智(十段位) ▲ 30.2 6.4         ▲ 23.8
15 井出洋介(将王) ▲ 41.4           ▲ 41.4
16 沢崎誠(麻雀日本シリーズ2017優勝) ▲ 28.4 ▲ 40.9         ▲ 69.3