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女流プロ麻雀日本シリーズ2019 第3節レポート 中野 妙子

2月11日に女流プロ麻雀日本シリーズの第3節が開催された。

 

★11回戦(起家から、逢川、和久津、魚谷、亜樹)

予選が残り4戦の逢川、残り5戦の亜樹は勝負掛けになってくる1戦になることが予想される試合となった。
トップの欲しい亜樹、逢川だが、リードするのは2人よりポイント的に余裕のある和久津、魚谷となる。
亜樹は東3局親の魚谷のリーチに、テンパイからリーチ裏3放銃となる。その後自身の親で見事な選択から4,000オールをツモる等見せ場を作る。

 

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が、南3局に親の魚谷が大きな6,000オールをツモり、5万点台のトップ目になる。

 

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最後は和久津がリーチを打ち一発で3,000・6,000をツモリ終わる。
やはり亜樹、逢川は今シリーズかなり苦しいなという印象の1戦となった。

11回戦
1着 魚谷
2着 和久津
3着 亜樹
4着 逢川

 

★12回戦(起家から、逢川、宮内、魚谷、仲田)

残り3戦となった初出場の逢川は▲133.6P、残り大きな3連勝しないとプレーオフは難しい。
その逢川が東1局の親でアガリを連続して4万点越えとなる。

 

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仲田の鳴きからのかわしの上手さも見ものとなる。
4名とも攻撃的な戦いで、点棒の行き来が激しい展開となった。
南2局の親で18,800点の4着目の宮内が4,000オールをツモり、一気に2着目に浮上!

 

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まさに殴り合い?のような戦いで、オーラスは逢川36,500点、宮内32,400点、魚谷30,700点、仲田20,400点という僅差になる。1人離れた仲田はオーラスの親番。
ここで仲田がまず2,600オール!さらに僅差のオーラストップ争いになる。
次局宮内から先制リーチが入るが、仲田は無筋を勝負していき、その気合は画面越しにもビンビン伝わってきた。そして気合の追いかけリーチ!
が、制したのは宮内。これで宮内はトップとなり、どうしてもトップの欲しかった逢川は2着に落ちてしまった。

 

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12回戦
1着 宮内
2着 逢川
3着 魚谷
4着 仲田

 

★13回戦(起家から逢川、朝倉、魚谷、大島)

魚谷、逢川がこの日3連戦目となった。
逢川は▲124.7Pとなったので残り2戦で大トップが必要となり、もうオリることはないのか?
東2局、親の朝倉がこの手牌でチンイツテンパイ。

 

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魚谷はここから四索切って思い切ってリーチといく。

 

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ここで五万を一発でツモり魚谷のアガリとなる。
これで流れは魚谷か?と思ったが逢川がその後も加点して40,200点のトップ目になる。
その後逢川がアガリ、南1局勝負の親番をトップ目で迎えた逢川は絶対的に加点とトップが必要。だがここはすぐ親が終わってしまう。
終始安定した戦いを見せた大島がオーラスの親番を迎えた時には46,700点持ちのトップ目になっていた。

 

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あのチンイツをアガれず、その後苦しかった朝倉だったが最後にアガリ着順を1つ上げてきた。
逢川はトップを取るために勝負していたがあと一歩届かずだった。

13回戦
1着 大島
2着 逢川
3着 朝倉
4着 魚谷

 

★14回戦(起家から、亜樹、和久津、宮内、大島)

亜樹もここでトップが必要となる。▲99.0ポイント。残り2戦で2連勝したい。
ここまで安定した戦いで4連続2着なのは和久津。安定と言えば大島も安定感のある戦いでポイントを加点してきているが、今回は手牌には恵まれるもののアガリが後一歩遠い展開となる。
和久津だけは着実に大きなアガリをものにしていき、南入した頃には5万点オーバー。

 

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亜樹は見事な放銃回避など亜樹らしい麻雀を見せるがやはり苦しく、痛恨の4着となった。
和久津はこのトップでトータルポイント首位となる。

14回戦
1着 和久津
2着 宮内
3着 大島
4着 亜樹

 

★15回戦(起家から、朝倉、大島、仲田、宮内)
4人とも折り返し地点を過ぎた15回戦。
12回戦で気合を全開に出していた仲田が、東1局の朝倉に親番連荘させないぞと言うがごとく早速仕掛けていく。
仕掛け仕掛けできて自身の親でメンゼンの満貫出アガリをものにする、鳴きとメンゼンを組み合わせた仲田らしい麻雀を全開にする。
女流桜花3連覇の時に見せた現女流桜花のオリジナルの仕掛けに、解説の2人もすごいの連発。
トップ目から仕掛けてみんなをおろしていく。

 

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だが南場になるとみんな手をぶつけていく。

15回戦
1着 仲田
2着 宮内
3着 大島
4着 朝倉

亜樹、逢川はこの第4節でかなりプレーオフが難しくなってしまった。
毎回色んな個性が出る面白い対局だが、試合が折り返しになった選手が多く、プレーオフへのポイント状況がはっきりしてくると、さらにそれぞれの麻雀が出てきて益々目が離せなくなってきた。
個人的には、実況のかみ様が毎回選手紹介でかんでいるのでこのまま毎回かみ続けるのかにも注目している★

 

システム

■予選全24回戦(各自8回対局)を行いポイント上位8名がプレーオフ進出
■プレーオフ全4回戦(各自2回対局)ポイントを持ち越し上位4名が決勝進出
■決勝全4回戦

予選成績

順位 名前 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 合計
1 和久津 晶(連盟会長推薦) 18.2 15.0 20.8 39.9 93.9
2 茅森早香(第11期女流最高位) ▲ 6.4 27.9 25.0 ▲ 9.7 37.8 74.6
3 西嶋ゆかり(連盟会長推薦) 32.4 16.2 11.3 9.1 69.0
4 朝倉ゆかり(第12期RMUクラウン優勝) 27.8 6.3 50.9 ▲ 22.1 ▲ 8.3 ▲ 21.1 33.5
5 宮内こずえ(連盟会長推薦) ▲ 23.7 14.4 24.1 4.4 9.7 28.9
6 大島麻美(第16回女流モンド杯優勝) 26.5 ▲ 7.8 28.6 ▲ 14.3 ▲ 10.1 22.9
7 西嶋千春(第18期女流最高位) 30.5 ▲ 13.7 16.8
8 仲田加南(第13期女流桜花) 14.3 ▲ 35.1 25.8 ▲ 26.1 21.5 0.4
9 魚谷 侑未(女流プロ麻雀日本シリーズ2018優勝) ▲ 51.9 17.0 33.6 ▲ 6.9 ▲ 27.5 ▲ 35.7
10 黒沢咲(連盟会長推薦) ▲ 13.1 ▲ 8.8 23.8 ▲ 39.3 ▲ 20.4 ▲ 57.8
11 逢川恵夢(第17期女流雀王) ▲ 44.7 ▲ 37.5 ▲ 5.6 ▲ 12.0 ▲ 33.8 8.9 7.2 ▲ 117.5
12 二階堂 亜樹(連盟会長推薦) 2.6 ▲ 33.9 ▲ 10.3 4.3 ▲ 41.1 ▲ 20.6 ▲ 30.0 ▲ 129.0

 

★次回第4節★
16回戦 大島麻美VS仲田可南VS西嶋千春VS西嶋ゆかり
17回戦 西嶋千春VS西嶋ゆかりVS宮内こずえVS和久津晶
18回戦 魚谷侑未VS大島麻美VS茅森早香VS宮内こずえ
19回戦 朝倉ゆかりVS茅森早香VS西嶋千春VS和久津晶
20回戦 魚谷侑未VS黒沢咲VS仲田可南VS西嶋千春
実況:日吉辰哉
解説:白鳥翔、二階堂瑠美

解説に二階堂瑠美が登場!
プレーオフまであと2節。第4節もお見逃しなく★