麻雀日本シリーズ レポート

麻雀日本シリーズ2020プレーオフレポート

【決勝進出は佐々木・白鳥・瀬戸熊・平賀】

各団体の現タイトルホルダー、トッププレイヤーが出場しその頂点を決めるタイトル戦、麻雀日本シリーズ。そのプレーオフが13日(金)に行われた。
全4回戦が行われ、今までのリードを活かし、佐々木寿人・白鳥翔・瀬戸熊直樹・平賀聡彦が決勝進出となった。決勝戦は12月19日(土)14時より、ポイントをリセットして全4回戦で行われる。

開始前(30回戦終了時)のスコアと、繰り返しで恐縮だが日本シリーズのシステムを掲載する。

 

 

【システム】
■16人で一次予選全24回戦(各自6回戦)を行い下位4名が敗退(前節まで)
■12人でポイントを持ち越し、二次予選全6回戦(各自2回戦)を行い下位4名が敗退
■8人でポイントを持ち越し、プレーオフ全4回戦(各自2回戦)を行い上位4名が決勝進出(本日はこちら)
■ポイントをリセットし決勝4回戦

【プレーオフ1回戦】 (1位)白鳥vs(4位)平賀vs(5位)本田vs(8位)堀
白鳥は抜けてしまっており、下位4人にとっては、4位平賀を抜くことが一番現実的。
逆に言えば、平賀はここで本田、堀より上の順位をとってしまえば決まりだろう。
3局連続流局で迎えた東4局、親は平賀。
まずは本田が先制リーチ。待ち取りは難しいがリャンメンを選択。

 

 

無筋を三連打し、追っかけリーチは平賀。

 

 

そして開かれる平賀の手。本田から5,800。

 

 

次局も平賀は緩めることなく先制リーチ。

 

 

今度は本田が追っかける番。

 

 

またも開かれる平賀の手。強い。
控室の坂本、藤崎からも悲鳴があがったことだろう。

 

 

この半荘はそのまま平賀がトップ。

もう上位は捕まらない。
例えば、先程の局、白鳥は二筒九筒を切るとメンチンのテンパイだが、現物の一筒切りでテンパイ取らず。

 

 

2回戦の瀬戸熊もメンホン、メンチンが見える手格好から、坂本のリーチを受けて現物の九筒切り。
放銃のリスクを負わず、勝算の高い局しか前に出てこないので、なかなか点数が減らないのである。

 

 

決勝戦は12月19日(土)14時開始。

佐々木、平賀のインファイトはどちらが立っていられるのか?瀬戸熊もインファイトに加わるのか?供託が残らない展開で白鳥は羽ばたけるのか?今から楽しみで仕方がない。

 

 

(文:福光聖雄)