麻雀日本シリーズ レポート

麻雀日本シリーズ2021第2節レポート

【麻雀日本シリーズ2021第2節 初登板の白鳥が暫定首位に】

 

 

麻雀界のタイトルホルダーや、活躍中の選手が集結して戦う、団体の垣根を越えたタイトル戦、麻雀日本シリーズ2021第2節が6/20(日)に行われた。

 

 

 

 

 

 

【5回戦】

 

白鳥翔
多井隆晴
瀬戸熊直樹
矢島亨

開局に白鳥がチャンタのカン二索リーチ。トータル首位の矢島からアガって7,700で弾みをつけると

 

 

4本場にはリーチドラ裏3の12,000は13,200(+2,000)を決める。

南2局には多井がドラ暗刻の親リーチ。瀬戸熊のテンパイ打牌五万で12,000は12,300をアガってトップ目の白鳥を追いかける。

 

 

5回戦オーラス。白鳥がタンヤオの仕掛け、多井がピンズのホンイツで2フーロしてアガリに向かう。そこに親番矢島のリーチ。
白鳥は四筒を打たない選択、ソウズを切っていく。再びカン三筒でテンパイするも、多井にチーさせた牌でフリテン待ち。
その間に瀬戸熊の手が伸び二筒五筒でツモ番のない追っかけリーチに踏み切る。
一発で矢島が五筒を掴むが、何と多井の上家アガリ優先で瀬戸熊はロン出来ず。最後まで厳しい半荘となってしまった。

 

 

5回戦結果
白鳥 +55.4P
多井 +35.1P
矢島 ▲28.3P
瀬戸熊 ▲62.2P

【6回戦】

 

沢崎誠
勝又健志
山田浩之
近藤誠一

6回戦は山田浩之が参戦。まずは東1局2本場に一万ポンのツモ五万。チンイツのアガリで存在感を見せつける。

 

 

東2局は親番勝又がリーチツモドラドラ裏、4,000オールのアガリ。

 

 

勝又が3本場まで積むが、山田がリーチツモドラドラの2,300・4,300(+1,000)を親被りさせる。途中同点になるなど両者一歩も引かないシーソーゲーム。オーラスを勝又が100点リードで迎え、子の沢崎のツモアガリで終局。

勝又 +30.1P
山田 +20.0P
沢崎 ▲14.9P
近藤 ▲35.2P

【7回戦】

 

木村和幸
柴田吉和
河野高志
醍醐大

第18期将王の木村の登板をもって、今期麻雀日本シリーズ全選手が出揃った事になる。

南1局、28,700点持ち親番の木村はピンフの二筒五筒テンパイを入れていた。
そこに河野からリーチが入る。一発で引かされたのは自身で切っている六索。放銃覚悟でツモ切ると河野からロンの声。

 

 

リーチ、一発、タンヤオ、ピンフ、イーペーコードラの12,000放銃となってしまう。

南2局は柴田vs醍醐。先にリーチした醍醐はリーチ、タンヤオ、ピンフドラの四索七索待ち。ドラの七索ツモなら裏がなくても跳満の勝負手だ。
親番柴田の手には四索がポツンと浮いていた。一発から無筋をプッシュしていたので、テンパイすれば放銃だろう。

 

 

しかし、柴田は五索を持って来て二筒トイツ落とし。その間に醍醐の待ちは他家に流れて純カラになってしまう。
そこに六万九万四筒で追いついた柴田が追っかけリーチ。醍醐は一発で四筒を掴んでしまい、裏ドラが六万。18,000(+1,000)のアガリを決めた柴田が7回戦トップを取った。

柴田 +29.2P
河野 +18.2P
木村 ▲16.1P
醍醐 ▲31.3P

【8回戦】

 

白鳥翔
柴田吉和
藤崎智
近藤誠一

白鳥、柴田、近藤は本日2戦目。

東1局、柴田が7巡目に先制リーチ。10巡目には近藤から追っかけリーチが入る。
ドラ暗刻で親番の白鳥は1シャンテンだが、2人の現物二筒切り。5回戦に怒涛の攻めを見せた白鳥、今回は丁寧な対応を見せる。

 

 

結果は柴田が一発で高めの九万を掴み、近藤のアガリ。リーチ一発発一通、裏が1枚乗って12,000(+1,000)の大物手を決めた。

東3局。前局中チャンタドラドラの満貫をツモった藤崎、満を持して六万九万先制リーチ。
同巡に白鳥から二万五万八万待ち追っかけリーチが入るが、藤崎がタンヤオとドラと三色がつく超高めの六万をツモって6,000オール(+1,000)。

 

 

南3局、白鳥はカンチャンドラ待ちの多少強引に見えるリーチ。ラス牌の六筒を見事にツモアガって2着浮上と藤崎の親落としに成功。

 

 

近藤 +25.6P
白鳥 +12.9P
藤崎 ▲0.6P
柴田 ▲37.9P

 

 

麻雀日本シリーズ2021第3節は7/17(土)14:00から放送予定。

(文:編集部)