女流プロリーグ(女流桜花) レポート

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第8期女流桜花 第4節レポート

2013/09/20
執筆:安田 麻里菜


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真夏が過ぎたとはいえ、まだまだ強い日射しが照り付ける中「女流桜花」の第4節が開催されました。
終盤の第4節(予選は全5節)。

今節の結果次第では、昇級か残留か、次節(予選最終節)の闘い方が決まる、ある意味節目の対局と言っていいでしょう。
Aリーグでは、プレーオフに向けたボーダーラインが見えてくる大事な対局。
私の第4節のテーマを「プラスすること」に設定しました。
上位にいる選手とのポイント差を少しでも詰めること。
上位選手に突き放されずにプレーオフを目指そうと考えたのです。

注目の卓組が発表されました。
私の卓は小宮山プロ、和久津プロ、朝霧プロ、野村プロ。
ついに、あの「超攻撃型アマゾネス」との対決です!
今期の女流桜花で、私がもっとも警戒し、もっとも恐れていた相手。
実際和久津プロは、持ち前の攻撃力で2節、3節と快調にポイントを積み重ね、現時点で首位に立っているのです。
そんな相手と、まさかこの節目の対局で闘うことになろうとは……。
彼女の「超攻撃モード」に、いつも苦しめられてきた私としては、正念場といっても過言ではありません。

対局が始まりました。
東2局、和久津プロの親番。
案の定、すんなりとはこの親は流れませんでした。
並の打ち手なら、首位にいるということで、ポイントの「守り」に入る人も少なくないのですが、和久津プロにはそんなセオリー(?)は通用しない。
リーチを打つべき手は迷わずリーチをかけ、しっかりとアガリをものにしていく。
普段と変わらない強さを随所で発揮し、早くも和久津プロのペースに持ち込んだのであります。
その強靭な精神力と飽くなき闘争心には、ただただ圧倒されるばかり。

オーラス、親番の私の手牌が次の形。

四万四万七万七万八万八万九万九万三筒四筒五筒七筒八筒  ドラ二万

アマゾネスに何とか一矢報いようと即リーチに踏み切りました。
すると同じ想いからか、小宮山プロも渾身の追っかけリーチ。
2軒リーチに挟まれた和久津プロ。
しかしまったく臆することなく、
和久津「ロン!」

二万二万六万七万一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒  ロン八万

この満貫手でフィニッシュを決めたのでした。
強い!
結局1回戦は和久津プロが+40Pオーバーの大トップ。

続く2回戦。
和久津プロの素晴らしい攻撃麻雀に刺激を受けた私が+50Pのトップでお返し。
1回戦のマイナスを帳消しにし、ポイントをプラスに転じさせたのです。

そして3回戦は野村プロが爆発。
猛攻に次ぐ猛攻で1人浮きのトップをものにします。

1回戦から激しい闘いが繰り広げられ、対局終了直後はしばらく口をきけないぐらい疲労していました。
でも、終わってみれば目標クリアのプラスポイント。
上位選手たちとの差を縮めることに成功したのであります。

さて、別卓の様子はどうだったのでしょう。
今節で対戦した仲田プロと古谷プロにお話しをお聞きしました。

仲田プロ「古谷プロの押し引きが凄くよかったと思う。お互い勝負手でぶつかったとき、1巡の差でアガリきられてしまいました」
仲田プロの勝負手とは次の手牌。

八万九万七索八索九索一筒二筒三筒七筒八筒九筒東東

チャンタ三色のペン七万待ち。
このとき古谷プロの手牌も、

七万八万九万一索一索三索七索八索九索七筒八筒九筒南南

ご覧のように同じくチャンタ三色のテンパイ。
カン二索に受けるか、一索南のシャンポン待ちに受けるか。
古谷プロはここから打一索

古谷プロ「次巡にすぐ二索をツモりました。前節のマイナスを気にせず縮こまらないで打てたことと、手が入っていたことがいい結果につながったようです」

縮こまらないで打つ――和久津プロ同様、古谷プロにもメンタル面の強さを見た想いです。

さて来節はいよいよ最終節。
Aリーグはプレーオフに向けて、B、Cリーグは昇級へ向けて、更に激しい闘いが演じられていくことでしょう。
今節、目標を達成した私も、さらに調整を密にして、予選ラストバトルに臨む覚悟でおります。