女流プロリーグ(女流桜花) レポート

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第8期女流桜花 第5節レポート

2013/10/21
執筆:安田 麻里菜


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第8期女流桜花も、いよいよ最終節(第5節)を迎えることになりました。
プレーオフへのチケットはいったい誰が手にするのか?
また、B・Cリーグの昇級(降級)争いはどんな結末が待ち受けているのか?

天国と地獄とも言うべき「明暗」を分かつラストバトルが始まろうとしています。
他人事ではありません。昨年の雪辱を果たすべく、今期の女流桜花に臨んだ私も正念場。

現在、私の順位は3位。
プレーオフを見据えて、上位陣の吾妻プロと和久津プロとの差を縮めにいきたいところですが、踏み込み過ぎると大きな傷を負うかもしれません。

焦らず冷静に自分の麻雀を打ち切ろう、そう言い聞かせながら気合いを入れ、最終節の卓に向かいました。

対戦メンバーは清水プロ、和泉プロ、仲田プロ、吾妻プロ。

Aリーグゆえ、対局者が常に厳しいことは覚悟していましたが、それにしても最終節でこんなに攻撃力の高いメンバーと闘うことになるとは……

「皆の猛攻を凌ぎきったうえで、ポイントをプラスにすることができるか」

ちょっと不安な気持ちに襲われる私。

結果は、その嫌な不安が的中してしまいました。防戦一方で、ポイントの上積みができなかったのです。
それでも何とか失点を抑え、僅かなマイナスで終了。3位通過でプレーオフに進むことになりました。
要所要所での判断ミスや手順ミスが目立った最終節の対局。
しかし、同卓のプロから学ぶ事が多かった対局でもありました。

プレーオフまでに今回の教訓や反省点を生かせるように調整し、次こそ内容のいい麻雀を打ち切ろうと決意を新たにした次第です。

さて、気になるB・Cリーグの結果ですが、今回は見事Aリーグ入りを果たした立花プロと、昇級には届かなったもの最後まで死闘を演じた天音プロ、お2人にインタビューさせていただきました。

まずは初のAリーグ昇級を達成した立花プロです。

立花「今日はプラス30Pを目標にしていました! マイナスを恐れずにガンガン行こうと決めていたのです!」

外見の可愛らしさとは裏腹に、立花プロの芯の強さみたいなものを感じました。

立花「同卓者も全員が昇級を目指していたので、かなり激しい対局となりました。結果はトータルプラス70Pで昇級。凄く嬉しかったです! そして、昇級を目指して皆と熱い闘いが出来たこと、これが本当にいい勉強になりました!」

来期、Aリーグでの活躍が楽しみな新星の誕生です。
私も先輩プロとして恥ずかしくない麻雀を打たなければいけませんね。

次に、惜しくも昇級を果たせなかった天音プロ。

天音「正直、昇級はちょっと厳しいかなと思っていました。だけど降級を気にするのではなく、昇級を目指した麻雀を打とうと心に決めていたのです。残念ながら、ここぞというときに勝負手をアガリきれなかった……手は入っていたんですけどね」

具体的に聞いてみると、

一万一万八索八索八索一筒一筒三筒三筒三筒七筒七筒七筒  ドラ中

このツモり四暗刻をテンパイするもリーチが入ってかわされる。
あるいは、

六万六万八万八万八万二索三索八索八索八索五筒五筒五筒  ドラ六万

三暗刻テンパイのところにドラ六万が暗刻になり、

六万六万六万八万八万八万三索八索八索八索五筒五筒五筒  ドラ六万

四暗刻タンキのテンパイを果たすも成就せず。

天音「逆に同卓者に四暗刻をつもられてしまいました。軽い手は難なくアガれるのに、勝負手は決めきれないという苦しい展開でした」

天音プロの表情からは、苦闘の疲労感と敗戦の悔しさがみて取れました。

ですが、厳しい条件下の中でも、必要な打点の手を当たり前のように作れるというのはプロとして素晴らしいこと!私は天音プロに改めて尊敬の念を抱きました。

長いようで短かった予選5節が終了しました。これからプレーオフの闘いが始まります。
現状3位とはいえ、ポイント的には大混戦の状況。

まだまだ未熟ではありますが、後悔の残らないよう、プレーオフではしっかりと自分の麻雀を打ちきりたいと思います。