女流プロリーグ(女流桜花) レポート

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第9期女流桜花第3節レポート 仲田 加南

2014/07/02
執筆:仲田 加南


1回戦、起家は立花。南家は中山、西家は和久津。そして私は北家だった。
起家が好き過ぎる私の勝手な持論だが、1回戦で起家を引けた人は、まず調子がいい。
ちなみに前節では山下だった。

そんなことを考えながら、対局が始まった。
そして9巡目に和久津の先制リーチ。
ここでもう1つ、私の持論を言わせてもらうと、最初にリーチでツモれた人から状態がいいとしている。(ただし、人によってはテンパイをとるかどうか微妙な安手は論外とする)

よって、和久津が気持ちよく「ツモ!」と言った瞬間に、私にとって厳しい1日になるような気がする。
しかし私は、ドラの北を1枚抱えている上に、愚形残りのリャンシャンテン。
そこへ更なる危険牌を引いて、あっけなくオリを選択。

親の立花もオリている様子だが、中山はどうやら押しているようだ。
1シャンテンだろうか?

和久津のリーチ宣言から6巡後、場に目立つ六万を手出しする中山。
そしてついに、和久津の現物の三索を切った立花に中山から声がかかる。

四索五索六索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒八筒北北

「ロン、3,900」

いいヤミテンだな、と思った。
打点もあるし、薄くなってるとはいえ、ヤミならこぼれる可能性もある。まぁ、Aルールにおいて、リーチ者よりもリーチ者に押し返す人の方が怖いと思うのは普通の感覚だと思うので、そこまで押しちゃったらヤミで拾うのは難しくなると思うが・・・。

私にとっては、とてもラッキーな横移動だった。
逆に、テンパイ料すら貰えなかった和久津にとっては、アンラッキーな終局となった。

そんなオリ打ちから始まった立花だが、終わってみればなんと+84.8Pの卓内トップ。
とにかく強かった。
ところどころ拙いミスも見受けられたのだが、それ以上にアガリの威力があった。

私が最初にヤバイかもな~って思ったのは、1回戦の南3局。
中山の先制リーチに追いかけて、カン三万を一発ツモ!(一発はないが)
ドラの南が雀頭だったので、2,000・3,900のアガリ。

途中、カン八かカン三万の選択があって(それはタイムシフトで見直したが)、どちらでもアガれてることが、その時捨て牌を見てすぐに分かってしまい、とても怖く感じた。

そんなわけで、2回戦からは立花に標準を絞って戦ったつもりだが、2回戦と3回戦の連続デカトップを防げなかった。いかんせん、並びが悪かった。

3回戦まで、私がずっと立花の上家にいたので、立花の親を落とすのが難しかった。
北家で仕掛けるのは勇気がいる。
親のツモを増やしてしまう行為な上に、手牌を短くして親へのケアも薄くなる。

よって、できるなら南家の中山にもう少し動いていただきたかったのだが・・・。
まぁそれは、個々の考え方があるわけで、私の勝手な言い分なのかもしれない。
ただ100歩譲って、仕掛けてまで捌き手に徹しないとしても、安手は安手のまま、できるだけヤミテンを選択してほしかった。

七対子リーチ、ピンフリーチ、少しでも打点が欲しいのは分かる。
でも、好調な立花が親番で簡単に引き下がるわけがないし、そしてだいたいは立花がドラを持っていた。

「リーチ」とさえ言わなければ、私や和久津がもっと放銃したかもしれないのに。
そして自身の放銃ももう少し防げたかもしれない。

そう!中山のリーチといえば、1回戦のオーラス。
私が親で、高目三色ドラ1枚の四索-七索待ちリーチをした時、それに現物待ちのピンフのみ(三万-六万待ちで、三万が現物・六万はドラ)リーチで追いかけてきた中山。

まぁ、高目ツモれば1,300・2,600だけど・・・うーん・・・。
流局して、2人テンパイでそれを見た時は衝撃でした。
はい、それはやっちゃダメだと思います。

なぜなら中山は、1,000点アガれば3万点超えて浮いて終われるし、わざわざ1,000点出して、アガリづらくさせるのって損だと思うから。

タイムシフトで見てみたら、やはり立花が今にも三万を切りそうになっていて、リーチさえしなければ、立花トップ、私と中山がちょい浮き、和久津の1人沈みで終了~ってなってたはず。

そこから私のありえない連荘が5本場まで続き、私はラッキートップを取ることができたわけです。
そして、そういう相性的な要素は続くと思っている私は、この日の中山に負けることは絶対ないだろうなって思いました。

トップ・2着・2着・トップ(2着はどちらも沈み)と、私も+63.6P浮くことができて、とてもついてました。

でも今回のツキは、ほとんどが相手のミスによるものだったので、素直な気持ちの良いアガリはあまりありませんでした。

残る3節、選手の思いは様々でしょうが、私自身一打一打を大切にして、悔いの残らぬ良い対局をしたいと思います。