女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第9期女流桜花第4節レポート 朝霧 千裕

女流桜花第9期。
女流桜花のタイトルができてから9年目ということだ。
そして、第3期の時にAリーグに昇級して以来、1年産休でお休みしたので私にとっては今年で5回目のAリーグである。
産休を明けてから女流リーグのみ出場していくことを決断すると共に、Aリーグを降級したら引退を考えるということを自分の中でのけじめとした。もちろん現在もその気持ちは変わらない。しかし、3節終了した時点でのトータル▲79.4Pと厳しい位置にいるにも関わらず、今節でも自分の未熟さ上に▲33.8Pと沈んでしまい、ますます降級の可能性を大きくしてしまった。
対戦相手は、黒沢咲プロ、古谷知美プロ、中山千鶴プロ。
私は決してついているとは言えなかったが、自分のミスでのマイナスを重ねてしまい反省するところはたくさんあるのですが、私の敗因を綴っても面白くもないので少し客観的に見ることにします。
1回戦 東4局  
七万八万九万三索四索五索六索七索八索九索九索七筒八筒  ドラ二筒
親番中7巡目に九索を引いてのテンパイ。三色を期待していた1シャンテンだったがつもったのはあまりうれしくない九索。親で一番乗りのテンパイだとは思ったが、ピンフのみで手替わりもあるのでヤミテンにうける。
巡目が進むもそんなに悪くないと思っていた六筒九筒が一向にアガれない。
そうこうするうちに11巡目。
本日、3回のリーチを空振っていた黒沢にこのテンパイ。
二万三万四万四万五万六万二索三索四索二筒二筒五筒六筒
ノータイムでヤミテンにうける。ヤミテンでも7.700点の十分なテンパイである。
15巡目に私が四筒をつかみ、嫌な感じがして一瞬打つかどうか迷ったが放銃。
正直、この時点でドラの二筒が2枚見えていたこともあり、ここまで高いと思わなかった。
そして、同時に今日は厳しい戦いになるだろうと感じた。
次局、古谷と黒沢に手が入る。
南1局 
二万二万四索五索三筒三筒三筒七筒七筒七筒  チー四筒 左向き五筒 上向き六筒 上向き  ドラ三筒
古谷が9巡目に六筒をチーしてドラ3のテンパイを入れるも、黒沢が13巡目に南をポンしホンイツチャンタのテンパイを入れる。
一万二万三万七万八万九万西西中中  ポン南南南
中山から西を打ち取り、この半荘を黒沢がトップで終える。
3回戦 東4局 
今まで手は入っていたものの、あと一歩アガリに結びついていなかった親の古谷が、ドラをつもり6,000オールと一人飛び抜けた。
三万四万四万五万五万六万七万七万八万九万西西西  ツモ四万  ドラ四万
しかし、南2局 
四万五万六万二索三索四索四索六索八索八索四筒五筒六筒  ドラ五万
親の黒沢がヤミテンで古谷から5をロン。12,000点。 
1回戦、2回戦とトップで流れをつかんだ黒沢が3回戦もトップで独走する。
4回戦 東1局 
七万六索六索七索七索九索九索三筒三筒六筒六筒八筒八筒  ドラ七万
これまで不調が続いていた中山が終盤にドラの七万をつもり、6,000オールを制した。
その後も、中山にホンイツの手が入り、私が切り順のミスから8,000点を放銃。
南1局1本場 
一索二索三索六索六索七索八索九索西西発発発  ドラ三万
4回戦は中山の1人浮きとなり、3回戦までのマイナスを取り戻した。
今回は自分のミスでのマイナスとなり、とても反省の多い結果で目標の残留もかなり厳しいものとなってしまった。
残り2節。なんとか残留したい。そして、来期またこのAリーグで戦いたい。
最後まで絶対にあきらめずにがんばります!