女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第10期女流桜花第4節レポート 古谷 知美

前半戦を終え、20人中現状最下位。
多少無理をしてでも前にでていかないと、このままでは降級を待つばかりになってしまう。
今日は強く攻めたいなという気持ちで臨んだ第4節。
対戦相手は和泉プロ・亜樹プロ・武石プロ。
1回戦
東3局、西家の武石プロ 5巡目に
二万三万七索八索九索一筒二筒三筒西西白中中  ドラ一索
この形から1枚目の中を鳴かずに、自力で一万を引き入れ西中のシャンポンリーチ。
今切られたばかりの中、これは盲点となり掴んでしまった和泉プロの8,000点の放銃となった。
東4局1本場 8巡目に私の手牌が
四万四万六万四索六索八索四筒五筒六筒六筒八筒西西  ツモ八万  ドラ四万
下家の亜樹プロが三筒をポンして染め手に向かっていて現物に西があることから、西を切りタンヤオ三色の方向に向かっていった。
しかし、途中ツモ切った一万に親の和泉プロからロンの声。
二万三万四万四万五万五万六万六万三索三索六筒七筒八筒  ロン一万
11,600は11,900の放銃となってしまった。
この放銃に後悔はしていないけど(四万七万も切らないけど一万を持ってきての放銃か・・今日も厳しい展開になりそうだな。)と感じた。
1回戦はこのアガリを決めた和泉プロのトップ、わたしは1人沈みのラスとなってしまった。
2回戦
東1局、親の武石プロが
一万一万六万七万西西西  ポン発発発  ポン六万 上向き六万 上向き六万 上向き  ツモ八万  ドラ西
この6,000オールをアガる。
南3局、私の配牌が
五万一索三索七索八索九索二筒二筒八筒北北発発  ドラ七筒
こうで第一ツモ二索。できればホンイツまでいきたい。
しかし、4巡目に西家の武石プロからリーチが入る。
一万一万三万四万五万三索四索四索五索五索六索六筒七筒  リーチ
少し進んで
一索二索三索七索八索九索八筒八筒九筒北北発発  ツモ発
ここから八筒を切ってリーチを打ちたいが、いくつか筋が通った後のドラのまたぎ筋・・
好調な武石プロに追いかけて七筒がアガれる展開もあまり考えられないな・・と考え
現物の九筒切り。
結果は、武石プロの1人テンパイで流局。2回戦は武石プロのトップで終了した。
3回戦
東2局、親番でリーチ。
三万三万二索二索三索三索四索四索六索八索四筒五筒六筒  リーチ  ドラ八索
リーチをかけなくても7,700あるテンパイ。マジョリティはヤミテンだと思う。
私も実際にヤミにすることが多い。
しかし、前巡に和泉プロが生牌の東を切っていて、和泉プロにこのまままっすぐ向かわれると、アガリきられてしまうのではないか・・
だったらリーチをして、少しでも足止めをしたほうが良いだろうと考えリーチとした。
あまりアガれるとは思っていなかったが、運良くラス牌の七索をつもる事ができた。
このリードをそのまま守る事ができ3回戦はトップ、2着は亜樹プロ。
4回戦
東2局、親番で
一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒八筒九筒九筒九筒西西
この1シャンテンになったところに亜樹プロからリーチが入る。
二万三万四万五万六万七万九万九万五索六索七索五筒六筒  リーチ
ここは勝負!と思っていたが、亜樹プロが和泉プロから7,700のアガリ。
放銃してしまった和泉プロだが、南3局で素晴らしい手順で跳満をアガる。
南3局、南家で南をポンしてこの形。
七万七万六索七索一筒二筒三筒三筒三筒東  ポン南南南  ツモ七索  ドラ東
ここから二筒切り。
最終的に
七万七万七索七索七索三筒三筒三筒五筒五筒  ポン南南南  ツモ五筒
跳満までしあげた。
次局、親番でもあっという間に跳満の出アガリ。
放銃してもその分アガって取り返す。力強い!
4回戦はトップに和泉プロ・2着に亜樹プロで終了。
こうして文章にして振り返ると、最初は強く攻めたいと臨んだのに、弱気な部分がたくさんあったなと反省しています。
あと2節、現実的に私の残留はかなり厳しいです。
まだまだ未熟な部分があり、タイムシフトで見直しても自分で恥ずかしくなる事も多くあります。
今回降級になってしまったとしてもそれが今の自分の実力です。
ただ残り2節戦うからには、やはり最後まで残留を諦めずに頑張りぬきたいです。