女流プロリーグ(女流桜花) レポート

女流プロリーグ(女流桜花) レポート/第7期 第5節レポート

第7期女流桜花、4節と5節の間隔は、たったの2週間でした。
季節は秋に変わって寒いくらいの日もありますが、この日は快晴 !!
Aリーグ会場では、冷房がついていました。
プレーオフ進出、昇級や降級… 。
それぞれに条件や目標が違う、運命の最終節がスタートしました。
前々日、ホームページで別日対局だった4人の成績を見てみると…
亜樹が+ 88.0P叩いて3位に浮上していました。かわりに和泉、宮内が沈み、8位と10位に。
決勝卓が見える位置でプレーオフに残るには、ボーダーライン上の人はかなり大きくプラスしなければいけない状況です。
仲田までの上位5人は、マイナス 20Pくらいまでに抑えれば安心、といったところでしょうか。
私の卓は、それがハッキリと分かれた4人でした。
守る1位・矢口、4位・筒井と、攻めなければならない7、 10位の和久津、宮内です。
1回戦、想定通りに宮内がトップで私はラスに。
この日、明らかに体調を崩していた宮内は、その後が続かず終盤から、目標を…
「降級しないこと」と変更。我慢を重ねてマイナスを抑え、自らの目的を達成しました。
この辺り、戦い方を心得ています。
矢口と筒井は波風を立てずに、しっかりと打っていました。
変わって、今期降級ラインからスタートした清水は、前節にプラスして脱出していました。
さすがだなぁ…なんて感心していたら。この日もプラス !!
なんとプレーオフ進出を決めました。
「この位置じゃ苦しいけど…」
と笑っていましたが、 この勢い、そして直接対決 !!
昨年度の無念を晴らすべく、プレーオフでも爆発してくれる事でしょう。
もう1人、出足の悪かった瑠美は最終節、しっかりとまとめて残留です。
北条、優木も追い上げを見せましたが一歩及ばず…。
今期は降級となりました。
Bリーグの1位昇級は、一度も首位の座を明け渡さなかった佐倉でした。
「不安…。」と言っていた黒沢は…。+ 87.6P!!!!
たった1年でAリーグに復帰しました。
他にはやはり実力のある南里、平岡も復帰です。
5節オールプラス、と安定した成績を残した古谷も見事、昇級を果たしました。
Cリーグからの昇級組5人の中には、数少ないチャンスをものにした中山がBリーグに復帰です。
かわりに前節まで昇級ラインにいた月江が、惜しくもチャンスを逃してしまいました。
荒れるはずのCリーグ、立花 以外にはそれほど爆発した人は見当たりません。
そして大崩れした人もいません。まだ慎重になっているのでしょうか !?
Cリーグには降級はありませんが、それぞれが集中力を切らさずに、しっかりと打ち終えた証拠かもしれませんね !!
来期こそは、素点を、叩ける時にがっちり叩いて、昇級してこられる様に頑張って欲しいと思います。

内田美乃里
1位通過
内田美乃里
矢口加奈子
2位通過
矢口加奈子
和久津晶
3位通過
和久津晶
二階堂亜樹
4位通過
二階堂亜樹
筒井久美子
5位通過
筒井久美子
仲田加南
6位通過
仲田加南
吾妻さおり
7位通過
吾妻さおり
清水香織
8位通過
清水香織

プレーオフ:12月15日(土)