麻雀マスターズ 決勝観戦記

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第25期マスターズ決勝観戦記 安村 浩司

2016/05/24
執筆:安村 浩司


2016年4月30日
2000人以上が参加した、第25期麻雀マスターズの栄冠に挑戦する4名が夏目坂スタジオに集結した。
全5回戦で行われる決勝戦、対局者はこちら。

白鳥翔(連盟) 第24期麻雀マスターズチャンピオン
100
連覇は中々出来ることではないと思うので、気負わず頑張ります。
昨年よりレベルアップしているところを見せたいと思います。

 

木原浩一(日本プロ麻雀協会) 第14期雀王
100
昨年勝った白鳥君は様々な対局に呼ばれ、負けた僕は呼ばれなかった。
麻雀で生活している以上、負けられない。勝たなければといけないなと思います。

 

優木美智(連盟)第1期女流桜花
100
いつも緊張はしますが、今まで味わったことのない緊張感です。
死ぬ気で頑張ります!

 

吉田直(連盟)A2リーグ 第7期特別昇級リーグ優勝
100
初のG1タイトル決勝。楽しんで勝ちたいと思います。
局面を打開していく場面を作っていきたいです。

 

全員が対局室に入り卓に着く。
白鳥と木原は昨年の決勝と同様の顔合わせ。そこに吉田、優木が加わり、どのような試合展開を見せるか定かではないが、優勝を目指す上で、それぞれがどのような筋書きを頭に描き、見せていくのか注目である。

静寂の中、藤原隆弘審判長が対局開始の合図を告げた。

 

1回戦(起家から、白鳥・優木・木原・吉田)

東1局 親 白鳥
開局、今決勝戦における木原・白鳥両者の思惑が見て取れる象徴的なシーンから始まった。
6巡目、木原が以下の手牌から打四索で即リーチ。

三索三索四索四索五索六索二筒三筒四筒七筒九筒北北北  打四索 左向き  ドラ七索

木原の2年前のブログにこう記してある。

麻雀とは選択と抽選のゲームです。

麻雀に選択の機会あり。
これはすべて自己責任です。自分の判断力を問う機会。これこそが実力を発揮する機会といえましょう。

麻雀に抽選の機会あり。
これは打ち手の意志を介しません。想いだとか心意気、気合とか執念、技術など、なにもかも無関係に選ばれます。

抽選の機会をより有利に受けるため、選択の機会に心血を注ぐ。我々にできることはそれだけなのです。
「必然」の選択を目指し、「偶然」の結果を待つ。
それを繰り返し行い、結果を競い合うゲームなのです。
(2014年12月木原浩一プロのブログより引用)

一見ドライとも受け取れる麻雀観である。
準決勝までの木原の麻雀では、単純に抽選を受ける試行回数を増やすタイプとは異なり、緊急時以外は打点がなく場に高い色のテンパイは外し、場に安い色に寄せ、好形を作りリーチをしてツモるといった、抽選の機会を最大限有利にする打ち筋を見せていた。

その木原が待ちの良さ、打点などの要素を全て捨て放ったリーチ。
この選択には、目の前のアガリを目指す種類とは異なる、決勝を戦う上での決意のようなものが感じられた。
これまでの豊富な決勝経験から編み出した、優勝という抽選に向けた、心血を注いだ「必然の選択」なのだろう。

これを受けた親の白鳥

100

ツモッて来た八筒をノータイムで切り出すが、一発放銃で木原の5,200のアガリ。

私が最初に感じたのは違和感。
白鳥の普段のバランスであれば、打発で迂回しつつ攻撃の機会を窺うといった所。
頭取りの決勝がこの直線的な攻めを出させているのか、かかっているだけなのかこの時点では分からなかったが、後にこの違和感の謎が解け、この八筒打ちこそが白鳥の今決勝における根幹をなす姿勢(押し引き)として証明されることとなる。

東2局 親 優木
ファーストテンパイは白鳥。

四万五万六万七万七万二索三索一筒二筒三筒六筒七筒八筒  ドラ七索

ピンフのみとはいえリーチを選択してもおかしくないが、前局放銃した点も踏まえての冷静なヤミテン。かかっているという仮説はここで消えた。

中盤、木原が白を仕掛けると、吉田が優木に入るはずであったドラの5を引き入れ即リーチ。G1の決勝は初となる吉田。このドラ暗刻を決め主導権を取りたい所。

100

木原二筒をツモリテンパイ。四索を切ると一万を押している白鳥に放銃となるが、発のトイツ落としを選択。切りにくいゾーズのくっつきに取り直すと
七索を引き入れ、1シャンテンとなった優木から八索で2,000のアガリ。
前局の大胆さと今局の柔軟性を併せ持つ木原。スタートからその力を如何なく発揮する。

東4局 親 吉田
吉田が教科書通りの手牌進行から三色の1シャンテンまで進めるが、白鳥が先制リーチ。

100

優木、七万をツモってきて、長考に入る。
優木の攻めたい気持ちと放銃したくない気持ちが交錯する。
崖の向こうにあるかもしれない宝を取りに行くのであれば打九索。ここは危険と一歩下がって橋を探すのであれば打六万四筒か。
崖の闇に吸い込まれるように打ち出された三筒。白鳥の2,600のアガリ。

白鳥の捨て牌を見ると、ソウズの2筋は危険にうつるが、勝負手の時にそういった牌を通してここまで勝ち上がって来た優木。
対局後、優木はこの場面を一番に挙げ、九索を切るべきだったと語った。

決勝の重圧は座っている者にしかわからない。麻雀は自分との勝負という表現もよくあるが、対局者は意識せずとも、自身の心の動きと常に対話しながら打っているのである。
1つの正解はないが、自分自身が納得する打牌は必ずあるのが麻雀であり、優木のそれが打九索なのであろう。

南1局、白鳥が大きい4,000オールを引きアガリトップ目に立つと、続く1本場、

100

白鳥がメンホン七対子の東待ちテンパイをヤミテン。
木原、序盤に出た中を2枚スルーし、道中三色決め打ちのような打牌を入れるが、終盤三色を見切り場況の良い六筒九筒でリーチ。
白鳥、ツモ切りリーチで追いかける。私が開局の八筒打ちを理解した瞬間である。
優木も同巡テンパイで強気の追いかけリーチ。先ほどの三筒放銃が薬となったのか、既に自身の麻雀を取り戻している。見事なリカバリーだ。

結果は木原が九筒を一発ツモ1,000・2,000。
中をなかない選択から、ツモや巡目の対応など絶妙なバランス感覚をみせた、点数以上に大きなアガリ。

南4局、白鳥が木原の仕掛けに押し切り、連覇へ向けて初戦をトップで飾る。
常にリスクを取った2者が抜け出す格好となった。

1回戦成績
白鳥+25.9P 木原+14.2P 吉田▲11.8P 優木▲28.3P

 

2回戦(起家から、優木・木原・白鳥・吉田)

東1局 親 優木
1回戦ラスの優木、ペン七索を引き入れ感触の良い先制リーチ。
木原がドラ1で追いつきリーチした場面

100

吉田五筒を引き入れ、迷うことなく2者に無筋の自身5枚持ちの五万を切って勝負に出るが、優木に捕まり3,900。
優木同様1回戦、しっくり来ない展開に現実を見据えたのか吉田、自らを鼓舞するかのような打五万
対局前に局面を打開していく場面を作っていかなければならないと語っていたように、2回戦で何段階もギアを上げてきた。

東1局1本場

100

白鳥の早いリーチにドラドラ1シャンテンの吉田が南をツモ切り白鳥8,000のアガリ。
吉田、攻めたい気持ちがあり手もついてくるが、丁度他者の手とぶつかり失点となる。
流れを重んじる打ち手であれば、次局以降しばらく頭を下げ、次のチャンスを窺う打ち方に切り替えてもいい場面だが、決勝は5回勝負の短期決戦。
優勝するために攻めるのか、耐えるのか。1局単位ではなくトータルでの観点で、早くも決断を迫られる岐路に立つこととなる。

東2、東3局と優木が軽快にアガリ40,000点まで得点を伸ばす。

南2局 親 木原
木原の6巡目

一万二万三万九万九万三索五索六索六索一筒二筒三筒六筒八筒  ドラ九万

場にピンズが高く、七筒が良いという情報がないため、打六索八筒で好形、三色を狙う選択も考えられるが、ドラが雀頭ということもありストレートに打三索とする。
この選択がハマり、ドラを引き入れ即リーチ。

これを受けた吉田、

五万六万七万九万五索六索二筒三筒四筒四筒四筒六筒八筒

ここにドラ表示牌八万をツモると、吉田のセンサーが反応し一気に攻めのスイッチが入る。
六筒、ツモ五万で打八筒と淀みない模打でリーチを無視して進んでいく。最後に四索を引き入れリーチ宣言。

100

木原から2,600は2,900のアガリ。
吉田の思惑と結果が初めてマッチし、反撃の狼煙を上げる。

続く南3局、吉田の模打のリズムが上がり、気持ちも乗ってきた。

100

優木の仕掛けに一歩も引かず、ドラの一万を引き入れ今日一番の発声でリーチを宣言。

勝負を賭けた2回戦、前局までの経緯を線で結ぶとついに吉田の時間帯が来る!と思われたが、
「私にとってもこのトップは譲れない」と六索をツモリ、1回戦の後悔の念を力に昇華させた優木がトップを勝ち取る。

2回戦成績
優木+27.2P 白鳥+9.3P 木原▲5.0P 吉田▲31.5P

2回戦終了時
白鳥+35.2P 木原+9.2P 優木▲1.1P 吉田▲43.3P 

 

3回戦(起家から、吉田・白鳥・優木・木原)
均衡が崩れ、白鳥が抜け出したため、3者は白鳥にこれ以上走らせないことも考慮に入れる状況になってきた。

東3局、親 優木
吉田がドラドラの本手で即リーチ。

100

優木、木原共に粘るものの撤退。トータル4着の吉田に放銃したくない心理が働く。
こうなると、山との勝負に思えた終盤、吉田が六万をツモ切ると
白鳥が「チー」とおもむろに無筋の四筒を無音で切り出し、2人テンパイに持ち込む。

解説の勝又プロ
五筒が1枚のケースでは最終手出し三筒四筒が当たるケースが少ない。自身で五筒を2枚使っていて、優木さんに五筒六筒がある可能性を考慮しての形式テンパイ取りということでしょう」

確かに完全に形が決まっている単独リャンメン2つ残りの場合は、今局の場の安全度から三筒一筒の切り順になっていることが多い。

白鳥もこれに近い思考だと思うが、一歩間違えば目も当てられない酷い放銃となり、無難に構えてもおかしくない場面で、危険なゾーンまで思考を及ばしていることの事実が、「隙のなさ」を顕著に表している。
読みに身を委ねられる精神力、その精度の高さも白鳥の強さの1つである。

東4局 親 木原
優木7巡目に以下の手牌

一万一万一万二索二索四索九索二筒二筒二筒五筒六筒七筒  ツモ八万  ドラ九索

優木の河には九万がきってあり不要に見える八万だが、マンズの場況が良く、ツモリ三暗刻に照準を合わせ打四索
次巡見事八万を重ね、構想通りのツモり三暗刻の先制リーチ。
後は悠々ツモるだけと思われたが・・・

100

一発目にツモッた牌は、山に8枚眠っていた白鳥のアガリ牌であった。

六万六万六万四索四索六索七索八索四筒五筒六筒七筒八筒  リーチ  一発ロン三筒

5,200。
素晴らしい判断を見せても相手のレベルが高くなると簡単に決めさせてくれない。
危険な場面ではあったが、勝機があると見るや、しっかり攻めに転じた白鳥を褒めるべきだろう。

南1局 親 吉田

南家の白鳥が

七万八万四索五索六索六索七索四筒四筒南南北北  ツモ北  ドラ四筒

ここからダブ南を切る。これは選択が分かれる所だが、ダブ南は相手の動向に左右される牌であり、白鳥は自力で引きやすいリャンメン2つの1シャンテンを選択。他家は並べられた南が目に入らないはずはない。警戒するもののさばくことも叶わず、8巡目に白鳥からリーチが入る。

最低でもメンタンピン、ドラか三色も絡んでいる可能性があり、高打点が明白なリーチに対して、親番を落とせない吉田さえも向かっていけない。
全員の攻める気力を奪うダブ南の並べ打ちが河に光り、卓上を白鳥が支配した局になった。

六万七万八万四索五索六索六索七索四筒四筒北北北  リーチ  ツモ八索  ドラ四筒

白鳥「2,000・4,000」

南3局、南4局の親番で木原が2局連続のアガリで白鳥に接近する。

七索七索四筒六筒七筒八筒九筒  チー八索 左向き七索 上向き九索 上向き  チー八万 左向き七万 上向き九万 上向き  ロン五筒

2,000は2,600

四万五万七万八万九万三索四索五索五筒六筒七筒西西  リーチ  ツモ六万  ドラ八筒

1,300オール

南4局1本場
最低でも2着、打点の欲しい吉田の七対子ドラ待ちリーチ。

100

木原もリーチの現物で一通のテンパイを入れ直撃を狙う。
吉田のリーチは高打点確定、木原も押しているため、先にテンパイを入れていた白鳥の動向に注目したが、選択を迫られることなく力強く中をツモリトップで終了。

3回戦成績
白鳥+31.8 木原+6.9 吉田▲9.6 優木▲29.1

3回戦終了時
白鳥+67.3 木原16.0 優木▲30.3 吉田▲53.0

 

4回戦(起家から、吉田・優木・白鳥・木原)
吉田、優木の両者は白鳥を沈めた上で連勝が条件。木原も勝負をかけてくるだろう。
そんな思惑をよそに、白鳥の七対子ツモから始まった4回戦。小さい加点ながら、追う3者には厳しいスタート。

東2局 親 優木

100

親番の優木、是が非でもアガリたいこの手。様々な思考の葛藤が生まれたであろう。
長考の末、優木の選択は打点を取った打五万でのリーチ。

木原が二索を引き入れ三筒六筒のリーチで追いかける。数巡後、木原・優木が共に八筒をツモ切る。
優木、痛恨のアガリ逃し。こうなった以上、この後、我が身に起こりうる未来はおおよそ予測出来たか。

六万六万二索三索四索五索六索七索四筒五筒五筒六筒七筒  リーチ  ロン三筒  ドラ七筒  裏五筒

木原、優木から12,000のアガリ。

「待った」は出来ないと分かっているから、見えない結果が美しくもあり、時に残酷でもある。
事実上、優木の今マスターズにおける最後の勝負局となった。メリハリのある押し引きでここまで勝ち上がってきた優木。
対局後、すぐに前を向けないと本心を語りつつも、言い訳もせず、自身の戦いを反省し負けた原因を探る「素直さ」が優木の麻雀に幅を持たせ、今後一層強くなると感じさせられた。

木原がトップ目に立ったことで白鳥・木原のマッチレースの様相を呈してきた。
吉田、優木は高打点を目指した手組みになるため、局が長引きやすく、両者は相手の親番を自力で落とさなければならない。

東3局 親 白鳥
全員がダブ東を絞っての手牌進行。まだ諦めてないからこそ、白鳥の親をマークする。白鳥も簡単に東を切らせない。
終盤、木原が腹の括ったドラ単騎のリーチ。

100

もう1人、さらに腹の括った男がいた。
残り2巡、白鳥が四索七索のテンパイを入れ、「ここで決めてやる」と声が聞こえてきそうなリーチを宣言。
自らの一発と木原のハイテイを狙った、獲物を前にした野獣のようなリーチ。
結果は流局となったが、解説陣も白鳥の進化した部分と話すこの攻めの姿勢、1回戦東1局から消えることなく続いていく。

東3局1本場

四万五万六万三索四索五索二筒四筒四筒五筒六筒八筒八筒  リーチ  ツモ三筒  ドラ二筒  裏四万

4,100オールで木原を逆転
東3局2本場

一万二万三万五万五万五万七万七万一筒二筒三筒東東  リーチ  ロン東  ドラ四筒

木原から7,700は8,300。
東4局 木原の親番では

六万六索七索八索一筒二筒三筒白白白  ポン東東東  ツモ六万  ドラ一筒

1,300・2,600。
充実期を迎えた白鳥が手を緩めることなくアガリ倒す。

南2局 親 優木

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現雀王 木原の意地の3,000・6,000
どれだけ白鳥が走ろうと、自身が出来ることを忠実に表現して来た木原。
競技人生で培った経験が太い幹となっているのか、ブレのないメンタルとアプローチに感嘆するばかりだ。

南4局1本場 親 木原
白鳥リードのまま迎えたオーラス木原の勝負の親番。
このまま終われば70P差。トップを捲れば40P差。やるべきことは1つ。

木原が

三万五万七万八万八万九万四索五索八索八索八索七筒七筒  ドラ一万

ここから、白鳥の切った2枚目の四万をチーしてタンヤオへ。すぐに七筒を引き三索六索のテンパイを果たす。
ドラが一万のためリスクの少ない白鳥も「ここで終わらせる」と

三索三索四索四索五索五索五索六索六筒六筒七筒白白

ここから白を仕掛け返し打七筒四索七索のテンパイ。木原がその七筒を大明カン。両者一歩も退かない、いや退けない!

4回戦、優勝への限りなく細い道を目指し、高打点の手組みを続けた吉田にチャンスが巡る。

一万一万一万二万二万二万四万四万五万六万六万七万八万

チンイツドラ3の大物手をテンパイ。
白鳥からの3倍満の直撃でトップ逆転するため、リーチをかけ相手に全てを委ねた吉田。
その直撃条件とは表面上の条件であり、吉田の雀力を持ってすれば、リーチをかければ白鳥からアタリ牌が出ることは十中八九ないと分かっているだろう。
それでも優勝へ向けて僅かな可能性にかけて挑戦する人の意志がタイトルの価値を作っていると私は思う。

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白鳥、七索を大事なものを飾るように手元に置き、連覇へ王手をかけた。
本人はまだ1ミリたりとも確信していないだろう。その思考とプロセスがこの圧勝劇を作り上げた。

4回戦成績
白鳥+42.4 木原+18.5 吉田▲16.4 優木▲44.5

4回戦終了時
白鳥+109.7 木原+34.5 吉田▲69.4 優木▲74.8

 

最終戦は白鳥のウイニングラン。
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木原の親番で自らアガリ、圧巻の強さでマスターズ連覇を達成した。
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最終成績
白鳥+134.8 木原+24.9 優木▲66.6 吉田▲93.1

昨年の歓喜の涙とは一転、笑顔で対局者と握手を交わす白鳥。
「嬉しいです。率直に嬉しいです。開局に大したことのない手で一発放銃からスタートしましたが、あのくらいの行くぞという戦う気持ちが出せて、その後のツキも味方につけて勝つことが出来たと思います。去年より成長した姿が見せられました。」

麻雀にはツキは存在する。しかし、今日の白鳥の勝利はその不確定な要素を超越するかのような「地力」を感じさせる、正に完勝であった。

白鳥の連覇で終えた第25期麻雀マスターズ。だが、勝者も敗者もこれで終わりではない。
次の勝負に備え、個々が経験したものを活かし、探究を続けていくのだ。

白鳥の言葉をかりるならば、勝負が続く限り、我々は果てなき麻雀道を歩くのである。

 

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