プロクイーン決定戦 レポート

一覧

第14期プロクイーンベスト16A卓 白鳥 翔

2016/08/25
執筆:白鳥 翔


100

 

プロクイーンベスト16A卓は、
前年度決勝進出でシードの茅森早香(最高位戦)、北野由実、西嶋ゆかり、命(協会)の対決。
5半荘打っての上位2名が次のベスト8に駒を進める。

1回戦、起家から西嶋、北野、命、茅森

親の西嶋が仕掛けてテンパイをいれるも、北野が6枚切れのリャンメンしかもフリテンでドラ1のリーチ。
積極的に攻める姿勢を見せたかったのか、はたまた緊張からのプレーからかは分からないがこれをツモって裏が1枚乗って大きな2,000・4,000のリード。
しかしこの半荘は、西嶋がトップ。
東2局には、

三万三万七万八万九万一筒二筒三筒五筒六筒  暗カン牌の背一万 上向き一万 上向き牌の背  ドラ西五万

これをリーチしてツモると裏が4枚乗って3,000・6,000。
更には東場で茅森のリーチとぶつかるもしっかり押し返し、ホンイツの2,000・4,000を決めた。
2着には親で勝負にいった命から満貫を捉えた茅森。

1回戦終了時
西嶋 +23.9P
茅森 +12.6P
北野 ▲11.4P
命  ▲25.1P

 

2回戦、起家から茅森、北野、命、西嶋

東1局、茅森のドラポンのテンパイに命が放銃で12,000。若干ラフな放銃にも見えたがこの様に切りこんでいくことで導けるアガリもある。
恐らく命はこの様なスタイルでここまで勝ち進んできたのだろう。前年度もこのプロクイーンベスト16まで勝ち進んでいる。
茅森、そこから1人テンパイ、2,200オールとアガって持ち点は一気に50,000点台に突入。
しかしこの半荘も制したのは西嶋だった。
東3局にツモり四暗刻のリーチを打つと、手が詰まった北野からこれを直撃。

四万四万四万六万六万四索四索四索六索六索一筒一筒一筒  リーチ  ロン六索

表ドラは無かったが裏が3枚のって大きな倍満のアガリとなった。
南4局の親でも攻め続けて加点すると、70,000点台の大トップ。

2回戦終了時
西嶋 +77.7P
茅森 +37.3P
北野 ▲41.3P
命  ▲73.7P

 

3回戦、起家から西嶋、命、北野、茅森

上下がはっきり分かれてしまうと下位2名にとってはかなり厳しい戦いになってしまう。
しかし3回戦も、またも西嶋が先行していき、それを打開しようと命もリーチを打つが、そのリーチに対してきっちり受けた牌で茅森のヤミテンに放銃という苦しい展開に。

しかしここで北野がねばりを見せ親番で命、西嶋のリーチを受けるも掻い潜ってハイテイで2,600オールをツモアガリ。持ち点を40,000点代に回復すると、南2局にはノーミスで七対子ドラ2をツモアガる。しかし南4局ここまで巧みにゲームを廻していた茅森が怒涛の連荘。トップになって終了。
命は痛恨の3ラス。

3回戦終了時
茅森 +74.8P
西嶋 +64.9P
北野 ▲19.5P
命  ▲121.2P

 

4回戦、起家から、北野、命、西嶋、茅森

3回戦で北野が大きめの2着をとったことで差は対して詰まらなかったものの、ターゲットが茅森、西嶋どちらでもよくなった。
あと2半荘なので、この半荘で2人より下の着順をとってしまうと実質不可能と言っても過言ではない差になってしまう。
開局早々、北野が連荘に成功。テンパイ、2,700オール、テンパイ、テンパイと繋げていく。しかしここで諦めない命、この親を仕掛けて冷静に捌くと、次局に仕掛けてドラ3の12,000を、テンパイが入っていた西嶋から直撃。これで分からなくなってきた。
ここから西嶋が沈んだまま局が進んでいき、茅森は原点を常にキープしつつ放銃しないようにうまく立ち回っていた。
南4局に3着目まで落ちていた北野がリーチを打ち引きアガって、2着に浮上し終了。命がトップをとり最後まで諦めない姿勢を見せ最終戦に望みを繋いだ。

4回戦終了時
茅森 +72.0P
西嶋 +25.8P
北野 ▲5.9P
命  ▲92.9P

 

5回戦、起家から、北野、命、茅森、西嶋

残り1半荘、茅森は当確、西嶋と北野は2着順と10,000点差程つければ逆転である。
その北野、起家で難解なホンイツ手をうまく捌いて勝負にきた西嶋と命のリーチをかわして、ライバルである西嶋から3,900の直撃。

八万八万西西西白白  チー四万 左向き五万 上向き六万 上向き  ポン二万 上向き二万 上向き二万 上向き  ロン八万  ドラ七索

次局も茅森からリーチが入っていたが、ダブ東を仕掛けていた北野に対して西嶋が飛び込む。
映像からはかなり淡々と打っている様に見えていた西嶋だが、やはり相当のプレッシャーがかかっているのだろう。
しかしその後も攻めるのをやめなかった西嶋。北野も重厚な手作りでアガリを拾い最後の最後まで逆転していたし、命の諦めない姿勢も素晴らしかったが、その姿勢が呼び込んだか南3局に西嶋に逆転手が入り、間違えることなくこれをツモアガリ茅森と共に勝ち上がりを決めた。

プロクイーンベスト16A卓勝ち上がり
茅森早香 西嶋ゆかり