中部プロリーグ レポート

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第22期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 第5節レポート

2013/12/24
執筆:A:杉浦貴紀  B:安藤大貴   C:中谷彰吾


Aリーグレポート:杉浦貴紀

以前紹介したように、最終節は戦略目標の総仕上げです。
プロリーグの日程と重なったため、この日の組み合わせは以下の通り。

1卓(日下・佐藤・杉浦・山田)
2卓(毛受・掛水・樋口・木村)

この日、決勝戦の可能性が現実的であったのは山田1人でした。
その山田がプラスを伸ばし、決勝の切符を手にしました。
1回戦こそラスであったものの、以降、巻き返しての+34.2Pで4位通過です。
若干、攻めに寄り過ぎている感じはありましたが、仮にそれが悪い方に傾いていたとしても、
山田自身には害がありません。
ポイントを盾に、目一杯攻めることが可能になるのです。
これが、「自分にとって優位な状況を作る」ということです。
山田を含めた決勝進出者の紹介をしたいと思います。
決勝進出者は以下の通り。

1位通過 森下剛任
2位通過 伊藤鉄也
3位通過 三戸亮祐
4位通過 山田優駿

各選手に自分以外に注目する選手や、麻雀スタイル、意気込み等を聞いてみました。
注目を集めているのが、森下です。
森下は中部プロリーグでは初の決勝戦ですが、先の王位戦において優勝を収めていることが特に注目を集めた要因であると考えます。
麻雀スタイルに関しては、バランス型の伊藤に、攻撃寄りのバランス型の森下、面前リーチで踏み込みの深い三戸と、面前3人に対し、仕掛けを多用する山田がどう戦うかがポイントになると思います。
対応する側としても、先手を意識してスピード感があることを演出する山田に対し、どのように押し返すかが注目です。
私の勝手な予想ではありますが、今回注目するのは山田です。
最後に各選手の意気込みを紹介したいと思いますが、各選手に話を聞いた際に、山田から送られてきたのは凄まじい長文のメールでした。
対戦相手一人一人に対する思いから、山田自身の麻雀観や意気込み等、「凄まじい」という表現が決して大げさではないものでした。
そこに、今回の決勝戦に賭ける山田の想いを感じた為です。
とても掲載できる量ではなかったので、山田に関しては一部を抜粋していますが、
各選手の意気込みです。

森下「中部の決勝は初めてだが、これまでの決勝の経験を活かして優勝したい。」

伊藤「毎回思っていることだが、結果を残したい。局面を支配することに重点を置いているので、自分の有利な状況に対局を進められれば勝機はある。」

三戸「3年以上優勝していないので何としても優勝したいと思います。ここしばらく落ちていた調子が戻ってきているので良いパフォーマンスを見せられると思います。」

山田「今回の決勝戦でも徹底して先手を取って、相手に決して楽な麻雀をさせないようにしたい。」

決勝戦は1月19日(日)です。
半年間、お付き合い下さりありがとうございました。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 森下 剛任 8.0 ▲ 22.2 61.7 91.9 49.5 188.9
2 伊藤 鉄也 39.8 68.7 24.8 ▲ 14.6 26.1 144.8
3 三戸 亮祐 ▲ 52.9 20.4 27.2 80.4 58.2 133.3
4 山田 優駿 39.8 62.8 ▲ 30.2 19.9 34.2 126.5
5 太田 充 14.3 10.7 71.6 47.7 ▲ 54.0 90.3
6 古川 孝次 46.2 17.0 41.1 30.8 ▲ 46.3 88.8
7 樋口 新 ▲ 1.2 ▲ 23.8 ▲ 58.7 91.2 ▲ 11.5 ▲ 4.0
8 寺戸 孝志 ▲ 30.5 ▲ 46.6 64.8 ▲ 46.6 13.9 ▲ 45.0
9 日下 健司 ▲ 54.6 ▲ 24.0 ▲ 2.9 ▲ 8.4 36.3 ▲ 53.6
10 佐藤 あいり 61.9 ▲ 4.5 ▲ 54.8 ▲ 7.4 ▲ 65.2 ▲ 70.0
11 鈴木 基芳 ▲ 65.3 11.3 ▲ 8.0 ▲ 0.3 ▲ 9.4 ▲ 71.7
12 木村 東平 3.1 ▲ 7.1 ▲ 75.7 ▲ 69.9 74.9 ▲ 74.7
13 毛受 俊 21.5 51.1 ▲ 13.9 ▲ 98.4 ▲ 44.0 ▲ 83.7
14 村瀬 寛光 22.4 ▲ 52.3 ▲ 29.5 ▲ 36.2 ▲ 38.0 ▲ 133.6
15 掛水 洋徳 0.4 ▲ 84.9 12.7 ▲ 44.9 ▲ 19.4 ▲ 136.1
16 杉浦 貴紀 ▲ 52.9 ▲ 26.6 ▲ 30.2 ▲ 35.2 ▲ 7.3 ▲ 152.2

Bリーグレポート:安藤大貴

第39期王位の称号を、中部本部所属の森下が勝ち取り、熱気に沸く中部プロリーグ。
中部プロリーグBリーグ最終節の熱い戦いも始まった。

各卓の組み合わせと順位は、

1卓 小坂・中西・浅野・牛尾 9・11・14・16位
2卓 櫛田・鈴木(雄) ・大滝・土岐 3・5・7・13位
3卓 山本・若松・葛山・菅野 4・6・8・15位
4卓 杉村・長谷川・朝岡・安藤 1・2・10・12位

Bリーグは昇級2人、降級3人。4卓の結果次第では5位鈴木(雄)までが昇級できそうである。
降級は14位の浅野がボーダーだ。
各卓気になる結果は。

1卓 降級ボーダーの浅野、13位とは30P差があるため、牛尾を抑えつつ+30Pは欲しいところ。結果は見事なまでに条件をクリア、+32.1Pで降級を回避した。

2卓 降級圏の土岐だったが、怯むことなくプラスで終え安全圏へと脱した。
首位を奪還したい櫛田であったが、鈴木(雄)に捉えられ残念な結果であった。
悔しさは対局後の彼の背中が語っていた。

3卓 前期Bリーグへと昇級してきた勢いのある山本は今期2度目となる役満をアガるも昇級には届かなかった。

4卓 暫定1位2位が激突する卓となった。3万点以上をキープし、防御を怠らず局を進める杉村、長谷川も高打点で対応しながら2着以上をキープ。2人のトップ取り合戦だった。
3回戦が終わって杉村も長谷川もほぼ昇級が決まり4回戦も2人のトップ争いだった。

見事昇級の切符を手にしたのは全節プラスだった杉村と、後半順位を上げてきた長谷川。
降級は菅野・牛尾・そして私安藤。
テーマが決まったはずだった第4節からのマイナスがでかく、降級に至ってしまった。
自分なり決めたはずだったテーマの打ち方が出来なかったためだとポイントが語っている気がした。

この反省を次に繋げる事が上達の道だと信じ、これからも励んでいきます。
レポートは初めてだったので読みにくい文章や表現もあったと思いますが、半年間ありがとうございました。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉村 泰治 4.3 37.6 29.0 77.5 43.2 191.6
2 長谷川 弘 ▲ 7.8 20.8 27.6 84.4 62.0 187.0
3 山本 拓哉 ▲ 16.2 ▲ 20.1 120.4 ▲ 29.4 55.8 110.5
4 鈴木 雄介 38.8 ▲ 13.9 ▲ 19.3 25.4 52.7 83.7
5 櫛田 利太 102.8 45.2 ▲ 8.2 ▲ 54.3 ▲ 18.7 66.8
6 葛山 英樹 ▲ 5.5 ▲ 1.7 65.3 ▲ 57.8 ▲ 4.2 ▲ 3.9
7 小坂 美樹 ▲ 21.0 ▲ 25.4 ▲ 12.1 34.6 8.4 ▲ 15.5
8 大滝 聡 11.5 3.7 44.9 ▲ 56.8 ▲ 43.0 ▲ 39.7
9 若松 正和 ▲ 37.3 18.5 ▲ 21.4 45.6 ▲ 49.8 ▲ 44.4
10 中西 栄二 ▲ 18.6 7.7 ▲ 54.5 31.1 ▲ 14.5 ▲ 48.8
11 朝岡 祐 ▲ 21.8 24.7 ▲ 38.6 4.9 ▲ 18.7 ▲ 49.5
12 土岐 雄太 31.9 20.8 ▲ 69.7 ▲ 58.5 9.0 ▲ 66.5
13 浅野 文雅 ▲ 27.9 ▲ 26.7 ▲ 1.2 ▲ 48.8 32.1 ▲ 72.5
14 菅野 直 ▲ 8.6 ▲ 26.4 ▲ 18.2 ▲ 61.4 ▲ 1.8 ▲ 116.4
15 牛尾 信之 ▲ 43.7 ▲ 32.0 ▲ 49.0 1.8 ▲ 27.0 ▲ 149.9
16 安藤 大貴 16.1 ▲ 52.8 2.0 ▲ 39.3 ▲ 86.5 ▲ 160.5

Cリーグレポート:中谷彰吾

12月1日に行われた第39期王位戦で見事優勝に輝いた中部本部の森下プロ。
オーラスまでもつれる優勝争いを制しての栄冠!私もネット配信を観戦していたが本当に感動した。
私だけでなくほとんどの方の心が熱くなったことだろう。改めて森下プロ優勝おめでとうございます!!

そして、ここからが本題の中部プロリーグCリーグ最終節。
いい刺激をもらってか、会場は熱気に満ち溢れていた。
注目は1卓の中谷と小野の直接対決と2卓の全員が昇級争いという激戦区の卓だろう。

1卓の小野は第4節終了時点で3位だったが、心の中で「1位の中谷を沈ませることができれば優勝できる可能性がある」と思っていたのは間違いないだろう。
逆に私としては、言うまでもなく踏ん張り所でミスは許されない状況であった。
2卓は現状2位の斎藤がこのまま逃げ切るのか!それとも他の3人がのし上がるのか!
そんな見所満載の最終節がいよいよ開幕した。

1卓では私が開始早々に4,000・8,000をアガリ、そのまま1回戦を逃げ切った。
しかし、小野も見事な立ち回りで、プラスで終える。
初戦にトップをとったことで少し満足したのか、私は空気のような存在になってしまう。
以前から先輩に指摘されていた悪い点が出てしまい1人沈みのラスとなってしまう。
3回戦は小野が冷静かつ安定の麻雀でトップをとる。この時点で中谷と小野の差が30P弱まで縮まった。
そして11卓では斎藤と八木が3回戦までオールプラスとし、順調にポイントを重ねた。
全卓が3回戦を終え、ポイントが集計された。

1位 斎藤 +201.3P
2位 中谷 +167.8P
3位 小野 +134.3P
4位 八木 +102.8P
5位 太田(峻)  +83.1P

今のところ波乱は無いようにみえる。このまま決まってしまうのか!?
そしてついに最終戦が始まった。

1卓は私のペース持ち込むことができ、マイナスを返済して一気にプラスにまで盛り返せた。
これで昇級ラインは維持できホッとする。昇級ボーダーの小野は最小限の失点に抑えた。

2卓では斎藤が最小失点で1位の座を守りきる。
そして八木が4回戦もプラスとし、オールプラスで終えるも3位の小野には一歩届かなかった。
このまま小野で決まりかと思っていたのだが…

別卓の太田(峻)が、4回戦で小野を超える四暗刻をアガリ、マイナスから一気に+57.8Pとした。
3回戦まで苦しんでいた太田(峻)が、最後の最後に昇級の枠を掴み取った。
なんともドラマチックな展開となった。

昇級する3人はいずれも初昇級となった。来期での彼らの戦いぶりが楽しみである。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 斎藤 寛生 32.6 85.8 14.1 31.9 31.8 196.2
2 中谷 彰吾 57.1 24.1 91.9 0.7 17.6 191.4
3 太田 峻也 ▲ 13.9 ▲ 9.0 63.2 48.3 57.8 146.4
4 小野 雅峻 39.3 19.1 14.7 35.1 19.9 128.1
5 八木 悠 15.3 ▲ 9.5 78.7 ▲ 29.0 58.4 113.9
6 大町 篤志 126.1 ▲ 73.6 ▲ 23.0 21.2 ▲ 7.7 43.0
7 山神 達也 6.1 ▲ 25.8 34.8 19.5 ▲ 18.3 16.3
8 大高坂 松城 60.7 ▲ 32.6 ▲ 5.7 ▲ 13.8 ▲ 0.2 8.4
9 岡本 丈司 ▲ 59.5 43.8 1.7 ▲ 25.1 30.1 ▲ 9.0
10 鈴木 淳 10.5 71.8 ▲ 26.7 ▲ 38.9 ▲ 30.3 ▲ 13.6
11 原田 知彦 ▲ 27.4 ▲ 24.6 ▲ 22.6 28.0 ▲ 1.8 ▲ 48.4
12 吉井 友直 25.7 ▲ 30.3 ▲ 4.9 3.3 ▲ 44.0 ▲ 50.2
13 河合 慎悟 65.2 ▲ 67.6 ▲ 66.7 ▲ 20.6 32.0 ▲ 57.7
14 三谷 卓也 34.4 14.5 ▲ 35.9 29.6 ▲ 103.5 ▲ 60.9
15 越川 清一 ▲ 90.6 6.4 ▲ 28.2 23.3 24.7 ▲ 64.4
16 大西 義則 10.8 ▲ 30.8 28.3 ▲ 35.2 ▲ 38.5 ▲ 65.4
17 加藤 泰史 ▲ 94.8 ▲ 12.8 ▲ 44.1 53.0 12.9 ▲ 85.8
18 原 尚吾 ▲ 14.9 10.8 ▲ 34.2 ▲ 30.5 ▲ 43.8 ▲ 112.6
19 角谷 和幸 ▲ 125.3 12.0 ▲ 30.5 ▲ 24.1 17.6 ▲ 150.3
20 家田 みゆき ▲ 79.4 28.3 ▲ 6.9 ▲ 81.7 ▲ 35.7 ▲ 175.4