中部プロリーグ レポート

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第25期中部プロリーグ 最終節レポート

2015/07/23
執筆:A:牛尾信之   B:小野雅峻   C:浅野文雅


Aリーグレポート:牛尾信之

このところずっと雨が降り続き、台風も近づいているとも言われていましたが、今日は久しぶりに晴れ間が覗く週末となりました。
気温も上がり、夏の到来を感じさせるような暑さとなりましたが、それに負けないくらいの熱い戦いが、この名古屋の地で行われていました。

今日は最終節。私の前節までのトータルは+39.5P。決して多いとは言えない数字ですが、辛うじて第4位の位置に踏みとどまっています。
上を見れば、3位に+61.9Pの杉村。2位に+104.6Pの土岐。1位に+134.6Pの寺戸と、3位はまだしも上2人が抜けており、しかも全員別卓なので上を狙うのはちょっと厳しそうです。

それよりも、+22.8Pで5位の杉浦が同卓なので、まずは杉浦に抜かれないようにしつつプラスを守りきるという作戦を取ることにしました。

今回の同卓者は、伊藤、杉浦、山神の3人です。
伊藤と杉浦は、今回が初対戦。山神は、前節のBリーグでの最終節で、私と50P近い差があったのにきっちり捲ってBリーグ優勝の座を奪っていきました。
今期はそんなことにならないように、きっちり借りを返すつもりで対局に挑みました。

そして始まった1回戦。静かな立ち上がりだったのですが、東場の伊藤の親で大連荘が始まります。
私も一度、5,800点を放銃してしまい、持ち点が20,000点を割ろうかというところまで減ってしまいます。

しかし、まだ始まったばかりでもあるしここで焦っては駄目だと、丁寧な打ち回しをすることを心がけ、失点を最小限に抑えて南入することが出来ました。
その我慢が実ったのか、南場の親番で勝負手が入り満貫を二度続けてアガり、持ち点も40,000点を越えるまでに回復しました。
この半荘は結局トップを取るまでには行きませんでしたが、+24.8Pと十分すぎる結果を手にすることが出来ました。

しかし、この結果で少し気が抜けてしまったのかもしれません。
その後、2回戦、3回戦とまるでアガることが出来ず、放銃こそないもののじわじわと点棒を削られてラスを2回引いてしまいます。この時点の今日のトータルは▲9.0P。

さすがに4位からは落ちただろうなと中間発表を見守ったのですが、辛うじてまだ4位の位置を死守していました。
条件としても、今日が始まる前と大して変わりはありません。
しかし杉浦に加え、恐ろしい勢いで猛追してきた伊藤までケアしなくてはいけなくなりました。

そして始まった最後の半荘。
小さな手をツモり合い小場で進んで行き、このまま何事もなく終わってくれと願ったのも束の間、東4局の伊藤の親で本日何度目かという連荘が始まります。
今日の伊藤は本当に連荘が多く、そしてよくツモります。
この時も安めばかりですがとにかくツモって、またもや点棒がじわじわと削られていき、ここで私は焦って痛恨のミスをしてしまいました。
とにかくアガって親を流したいばかりに、切らなくてもいい危険牌をツモ切ってしまい、親の伊藤に12,000を放銃してしまいました。
勝負どころで覚悟を決めて切った牌ではなく、むしろ逃げの姿勢で危険牌を切って放銃してしまったのは、私の未熟の表れだと思います。
普段なら決して切らずに止めていた牌なのですが、じわじわと追い詰められて精神的に参ってしまった結果なのかなとは思います。

その後、なんとか原点まで復帰しようとしましたが、逆に大きな手をツモられて更に点棒は減ってしまい、南場の親も流されてオーラスに国士無双を狙うも伊藤に駄目押しの連荘をされ、最後は流局で幕を閉じました。
こうして、私の初めてのAリーグの戦いは6位という結果に終わりました。

結果だけ見れば初めてにしては頑張ったと言ってくれる人もいるかもしれませんが、私としては決勝の椅子が間近に見えていたこともありとても悔しい結果になってしまいました。
半年を振り返ってみても、悔いの残る一打が数多くあり、課題ばかり残ってしまいました。
しかしそれでも、また来期もAリーグで戦えるということは喜ぶべきことかもしれません。
すぐに課題克服というわけにはいかないでしょうが、少しでも成長した姿を来期でお見せできれば、と思います。
半年間、拙い文章に付き合って頂いてありがとうございました。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 寺戸 孝志 20.2 111.8 ▲ 24.4 27.0 32.8 167.4
2 土岐 雄太 4.6 ▲ 7.2 102.3 4.9 38.3 142.9
3 杉村 泰治 15.1 ▲ 39.1 50.7 35.2 13.6 75.5
4 伊藤 鉄也 22.3 ▲ 9.9 3.5 ▲ 60.4 70.4 25.9
5 日下 健司 40.2 8.5 ▲ 33.4 ▲ 18.8 11.5 8.0
6 牛尾 信之 ▲ 6.0 53.9 ▲ 28.0 19.6 ▲ 38.0 1.5
7 佐藤 あいり 1.4 ▲ 72.2 0.8 42.9 15.8 ▲ 11.3
8 杉浦 貴紀 17.9 ▲ 14.6 ▲ 42.0 61.5 ▲ 40.5 ▲ 17.7
9 掛水 洋徳 ▲ 11.7 ▲ 4.0 ▲ 46.1 ▲ 7.5 44.1 ▲ 25.2
10 樋口 新 ▲ 33.4 25.5 20.5 ▲ 23.5 ▲ 15.3 ▲ 26.2
11 山神 達也 ▲ 3.8 44.8 ▲ 19.5 ▲ 59.3 7.1 ▲ 30.7
12 村瀬 寛光 ▲ 21.0 5.4 15.5 ▲ 18.4 ▲ 15.4 ▲ 33.9
13 森下 剛任 ▲ 7.6 ▲ 19.2 ▲ 38.2 48.8 ▲ 29.0 ▲ 45.2
14 三戸 亮祐 ▲ 72.9 ▲ 58.1 45.1 6.7 16.3 ▲ 62.9
15 太田 充 ▲ 4.0 3.6 ▲ 26.9 ▲ 39.1 ▲ 16.7 ▲ 83.1
16 櫛田 利太 38.7 ▲ 31.2 20.1 ▲ 19.6 ▲ 96.0 ▲ 88.0

 

Bリーグレポート:小野雅峻

梅雨も明け、本当に暑さが厳しくなってきたと感じるようになってきた7月の中旬、最終節となる第5節が始まった。
Bリーグは上位2名が昇級、下位3名が降級となる。今期は第4節が終わった時点で+39.7Pとなっている安藤までが現実的に昇級可能なラインだろうか。
またその次の河合が▲22.4Pでかなり差が開いているため展開次第ではここより下の者は降級ということになるだろう。

もう残り4半荘しかない。全員後悔をしないような麻雀を打って欲しいものである。

最終節では3回戦が終わったところで一度集計となる。
この時点で上位陣が小野+126.6P、越川+118.7P、大滝+107.6P、朝岡+105.8Pとなっていた。
なんと自分を除く3人がここまでで20ポイント以上の上乗せをしてきているという展開になった。
あと1歩で昇級に手が届くので気持ちや集中力が他の選手に比べ高いのはわかるが、ここまでしっかりと結果に出していくというのは素晴らしいことだと思う。
またこの勝負の世界で勝ち残っていくためには持っていなくてはならないことだとも思う。

自分はこの結果を聞いた時に、別卓の選手のことを気にしても仕方がないので、いつも通りの麻雀を打とうと決めて4回戦に臨んだのを覚えている。

それでは最終結果を見てみよう。昇級ボーダー+119.1P、降級ボーダー▲86.5Pとなった。
昇級者は朝岡祐と小野雅峻となった。個人的には展開の苦しい4半荘だったが後悔するような打牌は少なかったため、たとえ昇級できなかったとしても悔いは残らなかっただろう。
今節の目標にしていた自分のスタイルを崩さないように打つということも5節、20半荘を通して達成できたのではないかと思う。
前期、今期連続昇級という信じられない結果に驚いていると同時に、来期Aリーグで闘えるということが今から楽しみでしょうがない。
たとえ1期で降級するようなことになったとしても、悔いが残るような恥ずかしい麻雀だけは打たないようにしたいものである。

最後になりますが半年間、拙い文章であったと思いますがお付き合い頂きありがとございました。
これからもより一層精進していきますので宜しくお願い致します。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 朝岡 祐 5.6 4.2 10.6 65.3 35.7 121.4
2 小野 雅峻 38.5 ▲ 2.4 58.7 29.7 ▲ 5.4 119.1
3 越川 清一 23.2 45.0 22.1 ▲ 5.4 15.7 100.6
4 安藤 大貴 42.8 ▲ 10.6 7.6 ▲ 0.1 47.9 87.6
5 大滝 聡 45.3 32.9 16.7 ▲ 7.5 ▲ 3.7 83.7
6 菅野 直 38.6 4.3 19.2 7.2 ▲ 32.9 36.4
7 河合 慎悟 38.7 ▲ 70.9 35.6 ▲ 25.8 38.5 16.1
8 葛山 英樹 2.7 69.4 ▲ 25.1 ▲ 4.4 ▲ 39.1 3.5
9 古川 孝次 ▲ 54.7 19.8 65.0 19.3 ▲ 50.7 ▲ 1.3
10 大町 篤志 ▲ 34.5 36.5 ▲ 56.6 27.3 ▲ 4.9 ▲ 32.2
11 山本 拓哉 7.7 ▲ 45.8 ▲ 91.4 44.8 48.8 ▲ 35.9
12 中谷 彰吾 ▲ 47.0 ▲ 1.2 ▲ 15.8 5.7 ▲ 9.6 ▲ 67.9
13 木村 東平 ▲ 42.8 ▲ 27.9 13.5 11.5 ▲ 32.4 ▲ 78.1
14 長谷川 弘 ▲ 42.6 16.1 ▲ 5.3 ▲ 38.3 ▲ 16.4 ▲ 86.5
15 原田 知彦 74.3 ▲ 53.2 ▲ 74.4 ▲ 26.2 ▲ 34.3 ▲ 113.8
16 中西 栄二 ▲ 95.8 ▲ 18.2 19.6 ▲ 105.1 39.8 ▲ 159.7

 

Cリーグレポート:浅野文雅

半年間に及ぶリーグ戦が終了した。
Bリーグへの昇級枠は3つ。
第4節終了時で150Pオーバーが3人、次点の4位が95Pと50P以上離された厳しい戦いとなった。

見事1位通過したのは太田(峻)。
第1節、第4節で100P近くのプラスを叩き上位に食い込み、今節も無難に終えCリーグを制した。
彼のはまった時の爆発力はBリーグでも驚異になるだろう。

そして、2位通過の大高坂。
中部プロリーグ決勝経験者でもある大高坂の実力から見れば、この昇級は遅すぎるくらいであろう。

最後に3位通過の金平。
第4節終了時昇級ボーダーの3位鈴木(雄)とは、91.8P差と厳しいポジションながら鈴木(雄)と直接対決で打ち負かし昇級を射止めた。

今期昇級した3人はBリーグ経験者であり活躍も期待できるであろう。
私自身もそこに加われるよう頑張りたいと思う。

最後になりましたが、レポートをご覧いただいた皆様、半年間お付き合いいただきありがとうございました。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 太田 峻也 92.5 5.2 ▲ 38.5 98.4 11.3 168.9
2 大高坂 松城 ▲ 24.1 94.9 41.1 46.6 5.0 163.5
3 金平 裕樹 ▲ 14.7 0.5 38.1 39.0 41.8 104.7
4 鈴木 雄介 28.2 65.8 50.8 9.9 ▲ 66.8 87.9
5 加藤 泰史 37.0 ▲ 41.3 ▲ 30.7 24.7 72.3 62.0
6 山本 美文 81.9 ▲ 28.1 ▲ 28.3 38.4 ▲ 8.0 55.9
7 都築 友和 ▲ 90.2 37.3 ▲ 42.6 126.0 7.6 38.1
8 角谷 和幸 ▲ 12.1 67.0 37.3 2.8 ▲ 86.7 8.3
9 清水 哲也 ▲ 1.0 17.5 ▲ 9.6 ▲ 19.6 10.9 ▲ 1.8
10 浅野 文雅 ▲ 24.7 22.7 15.5 ▲ 4.2 ▲ 20.4 ▲ 11.1
11 大西 義則 ▲ 33.8 42.7 3.6 ▲ 8.5 ▲ 27.9 ▲ 23.9
12 三谷 卓也 28.8 ▲ 21.5 26.3 ▲ 74.0 13.4 ▲ 27.0
13 斎藤 寛生 42.1 ▲ 14.9 ▲ 34.4 9.7 ▲ 34.0 ▲ 31.5
14 家田 みゆき ▲ 45.3 6.3 42.2 ▲ 68.0 15.5 ▲ 49.3
15 池沢 麻奈美 48.0 ▲ 25.5 ▲ 40.9 ▲ 48.4 10.8 ▲ 56.0
16 鈴木 淳 30.1 16.1 ▲ 6.9 ▲ 74.4 ▲ 47.1 ▲ 82.2
17 上田 利華 ▲ 34.9 ▲ 100.0 16.0 21.0 13.0 ▲ 84.9
18 堤 文吾 ▲ 3.9 1.8 ▲ 5.3 ▲ 102.0 22.6 ▲ 86.8
19 若松 正和 ▲ 24.0 ▲ 66.3 ▲ 38.7 21.0 14.2 ▲ 93.8
20 岡本 丈司 ▲ 16.0 ▲ 89.3 14.1 ▲ 38.7 9.5 ▲ 120.4
21 鈴木 基芳 ▲ 34.9 ▲ 45.0 ▲ 11.1 ▲ 42.1 7.2 ▲ 125.9
22 島崎 涼 ▲ 29.0 ▲ 46.9 ▲ 100.0 21.4 ▲ 68.2 ▲ 222.7