中部プロリーグ レポート

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第27期中部プロリーグ 第1節レポート

2016/03/18
執筆:A:大滝聡    B:林俊宏    C:都築友和


Aリーグレポート:大滝聡

つい、この間新年を迎えたばかりの感覚でいましたが、もうすでに2月。
今年度における前期戦となる、第27期中部プロリーグが開幕しました。
私自身にとっても初のAリーグでの戦い、決してワンチャンスを物にした訳ではないこの舞台。
何度も壁にぶち当たりながらも、やっと手にしたAリーグでの対局にいつも以上に気持ちが高ぶるのを感じました。

第1節の組み合わせは以下の通り。
1卓 小野、村瀬、三戸、日下
2卓 森下、杉浦、杉村、伊藤
3卓 佐藤、朝岡、寺戸、大滝

1卓 いきなり三戸が1,1,2,1の+108.2Pと大爆発。
対局前、三戸が「ここ5年くらい、優勝していないので、今期は優勝するべく、まずは決勝に残りたい。」と力強く宣言するのを聞いた。
過去、何度もAリーグでの優勝経験があり、私が連盟に入った当初から一度も降級する事なく、Aリーグで闘い続ける実力者。
三戸にとってもこれ以上ないスタートが切れたのは間違いないであろう。

2卓 伊藤、森下、杉浦がポイントを分け合う感じで対局終了。
注目すべきは一人マイナスを背負う事になった杉村。
静岡支部の望月支部長も一目を置くほどの彼がマルCのラスを2回も引いている。
彼の持ち味は、正確な手順と絶妙な大局観であると私は思っている。
そして競技麻雀における熱意には、何度も感心させられた記憶がある。
杉村が今日の敗戦を踏まえて、来期以降どのように立て直し巻き返してくれるかが、不気味であり楽しみでもある。
ぜひ注目したい存在だ。

3卓 Aリーグにおける紅一点、佐藤が卓内トップとなる+39.9Pで締めくくった
対局後、佐藤は「私は押す事しかできないから。」と語っていたのが印象的だった。
自分の長所である攻撃力をこの日は幾度となく見せつけられた。
当たり前の事だが麻雀において押す(危険牌を切る)という行為は勇気がいるもの。
自分の手牌の進行具合や他家の動向、打点、場況、持ち点などの様々な判断材料が必要な中、彼女は自分のスタイルを貫いた印象だ。
今日のように、しっかりと腕を振る麻雀を打つ事が出来れば、前期に続いての決勝進出も見えてくるのではなかろうか。

私はと言うと今日は自分の麻雀を打つ事が出来なかったし、逆に打たせてもらえなかった。
結果的にAリーグの洗礼を浴びた訳だが、まだ戦いは始まったばかり。
自分の中での反省点も多くあり、もう少しマイナスを抑える事が出来たのでは?という思いが強い。いつも思うのだが敗戦から何を学び、修正していくのかその都度、課題は残る。それをクリアして、次節以降の対局に強い気持ちで臨みたいと心に誓った。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 三戸 亮祐 108.2 108.2
2 佐藤 あいり 39.9 39.9
3 杉浦 貴紀 23.7 23.7
4 朝岡 祐 23.2 23.2
5 伊藤 鉄也 22.4 22.4
6 森下 剛任 18.6 18.6
7 菅野 直 13.2 13.2
8 寺戸 孝志 ▲ 3.5 ▲ 3.5
9 村瀬 寛光 ▲ 14.4 ▲ 14.4
10 小野 雅峻 ▲ 29.0 ▲ 29.0
11 土岐 雄太 ▲ 58.4 ▲ 58.4
12 大滝 聡 ▲ 59.6 ▲ 59.6
13 杉村 泰治 ▲ 64.7 ▲ 64.7
14 日下 健司 ▲ 65.8 ▲ 65.8
15 山神 達也 ▲ 82.3 ▲ 82.3

 

Bリーグ:林俊宏

第27期中部プロリーグが開幕した。
Aリーグ16名Bリーグ16名Cリーグ23名と大人数となる。
今回は全体で55名の参加者となる。中部本部も大所帯となりベテランから若手までスター性を持ったプロが台頭してきた。
第39期王位を獲得した森下剛任。第19期麻雀マスターズを獲得した樋口新。第28期十段戦4位三戸亮祐。
第13回野口恭一郎賞受賞した池沢麻奈美。鳳凰位戦で元A2リーガー鈴木基芳。

このように昨今の中部本部所属のプロ達が全国でも所狭しと活躍している。これだけで、中部プロリーグに参加出来る意義を感じられる。
だが、その中でも郡を抜いて強烈な実績を誇る男がいる。第16、17、18期鳳凰位戦を3連覇した雄、古川孝次である。

大小様々なタイトル戦の決勝進出は数知れず。そして今まさに第32期鳳凰位戦の決定戦を戦っている。
そんなトッププロとの真剣な対局チャンスは、このプロ業界にいても早々ありえない。中部プロリーグでは古川はBリーグにいる。今期私にとっては、最も対局を楽しみにしている1つである。

私は、13年前に日本プロ麻雀連盟の門を叩いた。
それから私は、古川のもとで麻雀を学び、古川の言葉で中部プロリーグへの参戦を決めた。
「中部本部をもっと良くしたい。刺激がいる。マンネリ化を防ぐために君が必要だ。」
しゃべり下手な古川らしい言葉だが、思いは十分伝わってきた。
私に何が出来るかは分からないが、敬愛する古川の気持ちと私の思いもぶつけていこうと思う。
若手に対して気になるのは服装の乱れだ。個性的な格好と、だらしがない格好は違う。映像配信が増えた今、だらしがない格好を一般のかたに見せるべきではない。
厳しい言い方をさせて頂いたが、運営をしている先輩プロに対しても見学に来て頂いた一般の方に対しても失礼だと痛感してもらいたいのだ。
そこを良く肝に銘じて見られる側という意識を持って対局に望んでもらいたい。
そして出るからには圧勝というのが目標。

Bリーグの皆さん、御覚悟を。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 安藤 大貴 53.7 53.7
2 山本 拓哉 41.3 41.3
3 鈴木 雄介 27.6 27.6
4 浅野 文雅 17.0 17.0
5 金平 裕樹 15.8 15.8
6 木村 東平 7.2 7.2
7 牛尾 信之 2.7 2.7
8 中谷 彰吾 ▲ 0.1 ▲ 0.1
9 青山 大 ▲ 1.9 ▲ 1.9
10 林 俊宏 ▲ 4.3 ▲ 4.3
11 加藤 泰史 ▲ 5.6 ▲ 5.6
12 古川 孝次 ▲ 13.5 ▲ 13.5
13 太田 峻也 ▲ 44.1 ▲ 44.1
14 大町 篤志 ▲ 56.0 ▲ 56.0
15 越川 清一 ▲ 81.6 ▲ 81.6
16 掛水 洋徳 ▲ 129.2 ▲ 129.2

 

Cリーグ:都築友和

はじめまして、今期のCリーグのレポートを担当させていただくことになりました30期生の都築友和です。
初めてのレポートで拙い文章になるかもしれませんが、半年間お付き合い頂ければ幸いです。

春の陽気が待ち遠しい今日此の頃、第27期中部プロリーグが始まった。
第1節は全選手の挨拶から始まる。皆それぞれの目標にむけて、誰もがより良いスタートを切りたいと思っているため、冗談交じりの言葉の中にも各人その想いが込められていた
私自身もその1人であり、過去のリーグ戦では押し引きの判断を誤り大きくマイナスし、掴みかけていた昇級のチャンスを逃すことが幾度かあったため、今期は技術面だけではなく、精神的にも強く良い麻雀を打ち続けたいと考えている。

今期Cリーグは、23名によって3つの昇級枠をかけて戦う。
その中で、今期この中部本部に移籍してきた高橋に対局前に今の気持ちを尋ねたところ、

高橋「地元で心機一転頑張ります。」
「目標はAリーグで活躍する佐藤あいりさんみたいになることです。」と話してくれた。

目指すべき姿を見据えている者からは、強い気持ちがひしひしと伝わってきた。
彼女との会話により、私にこれから一緒に活動する仲間を歓迎し応援する気持ちとともに、新たなライバルに対し負けられない気持ちを確認することができた。
もちろん他の選手も万全の準備で、3つしかない席を狙い今日に臨んでいるはずで、各選手の熱い想いが込められ半年に渡る戦いが開幕した。

さて、第1節の結果はというと、四暗刻をアガるなどと+102.2Pと大きくポイントを稼いだ長谷川が暫定首位となり、そして同卓でありながら共にオールプラスした大西・高橋が好調な滑り出しを見せた。
私はというと、1半荘目にトップをとり+27.1Pと大きくポイントを稼げたが、2半荘目以降は4着・4着・3着と、終わってみれば▲12.3Pでマイナススタートとなってしまった。
門前重視の私は型にはまれば良いのだが、局面に合わない自己都合によるワガママな打牌によって、稼げたポイントを逃がしていると感じることがある。それが今節の敗因の1つであり今課題としている部分でもある。
次節以降は、局面を見定めて取りこぼさないようにしていきたい。

Cリーグは降級がなく、全員が上を向いて戦うリーグということもあるからか、毎期ボーダーが高い。全5節で最低でも+120Pは欲しいところである。
まだ緒戦、ポイント上位者はさらにリードを広げようと試みるであろうが、自身を含め、再び昇級への道を目指す者たちがたくさんいる次節からは、さらに熱い戦いとなっていくことが予想される。
最後まで戦い抜けるように、まずは来月に向けてしっかり鍛錬していきたいと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 長谷川 弘 102.2 102.2
2 大西 義則 95.2 95.2
3 高橋 侑希 54.0 54.0
4 岡田 智和 43.2 43.2
5 若松 正和 36.4 36.4
6 原田 知彦 35.6 35.6
7 鈴木 淳 29.7 29.7
8 大高坂 松城 8.3 8.3
9 太田 充 ▲ 3.2 ▲ 3.2
10 富村 つぐみ ▲ 3.8 ▲ 3.8
11 清水 哲也 ▲ 6.9 ▲ 6.9
12 鈴木 基芳 ▲ 9.0 ▲ 9.0
13 花井 香央理 ▲ 9.5 ▲ 9.5
14 三谷 卓也 ▲ 10.8 ▲ 10.8
15 都築 友和 ▲ 12.3 ▲ 12.3
16 河合 慎悟 ▲ 12.8 ▲ 12.8
17 山本 美文 ▲ 16.9 ▲ 16.9
18 斎藤 寛生 ▲ 23.6 ▲ 23.6
19 岡本 丈司 ▲ 35.2 ▲ 35.2
20 堤 文吾 ▲ 50.6 ▲ 50.6
21 永井 ゆうま ▲ 57.2 ▲ 57.2
22 家田 みゆき ▲ 76.6 ▲ 76.6
23 池沢 麻奈美 ▲ 80.2 ▲ 80.2