中部プロリーグ レポート

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第29期中部プロリーグ 第2節レポート

2017/04/11
執筆:A:土岐雄太
B:加藤泰史
C:若松正和


Aリーグ(執筆:土岐 雄太)

まだまだ肌寒い時期が続く中、中部プロリーグの熱き第2節が始まった。

Aリーグの組み合わせは以下の通りである
1卓 青山・寺戸・大滝・小野
2卓 伊藤・清水・佐藤・森下
3卓 古川・三戸・杉村・林
4卓 日下・土岐・朝岡・安藤

1卓 1回戦・2回戦と小野がプラスでまとめ、好調をアピールするが、そこに待ったをかけるように大滝が怒涛の追撃を見せる。3回戦の親で勝負手をアガリ切りトップを取ると、続く4回戦も連勝を飾り、終わってみれば大滝が+43.8ポイントと1人浮きの卓内トップとなった。
全体的に大滝が前に出る局面が多く、青山・寺戸は苦しい展開が続いたと語る。

2卓 1回戦から激しい接戦となり、拮抗状態が続く中、オーラス佐藤が接戦をものにし、同着トップを取る。すると2回戦、オーラスにまたしても佐藤が魅せる。
清水と競り合いの3着目である佐藤から6巡目にリーチが掛かり、アガった手はリーチ・ホンイツ・トイトイ・三暗刻の倍満。私は、この話を対局後に聞いたとき、改めて佐藤の爆発力の高さを知った。流れに乗った佐藤は続く3回戦もトップを飾り、卓内トップの+47.5ポイントを叩いた。
清水も4回戦大きく点数を重ね、6万点を超える大トップを飾り、プラスでまとめてきた。

3卓 1回戦、大きなアガリはないものの古川が鳴きで他家の手を止め、親で連荘。得意のサーフィン打法でトップを取る。2回戦、三戸が親番でリーチ・三色・ドラ1の12,000とホンイツ・役牌・チャンタ・ドラ3の6,000オールと大物手をアガリ切りトップ。
3回戦、杉村がトイツ手を上手く捌き、ここでも6,000オールが飛び出す。
大物手こそ出たものの1人が抜け出す展開にはならず、対局が終わった。

4卓 1回戦、接戦の中、私が日下の地獄待ち七対子ドラ2に放銃してしまい、その得点を守り抜いた日下がトップ。私は4着スタートとなった。
焦る気持ちを抑え、臨んだ2回戦、配牌に恵まれ、チャンス手がよく入る展開が多かった。親の連荘はないものの6,400と2,000・4,000をアガリトップ。
続く3回戦の東1局にもドラ単騎の七対子をアガリ、手ごたえを感じたが、ここから朝岡の追い上げが始まる。徐々に点差を詰められ、オーラスで朝岡に逆転される。続く4回戦も朝岡の連勝となった。
朝岡はプラス60.4ポイントの卓内トップとなり、総合2位まで駆け上がった。
自分自身、終盤、総合ポイントを守ろうと普段より引き際が早くなり、委縮してしまった展開も多く、後悔が残る形となった。麻雀は技術・運の要素の他に精神の要素が多く含まれる競技であると私は考える。自分の状態の見極めや気持ちのコントロールが戦局をも変える事を改めて痛感した。第3節はマラソンで言う折り返し地点であり、重要な分岐点となる。突破力の高い役者が揃うAリーグはまだまだ荒れるであろう。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 土岐 雄太 94.4 3.2 97.6
2 朝岡 祐 14.3 60.4 74.7
3 杉村 泰治 40.0 19.9 59.9
4 清水 哲也 36.1 20.2 56.3
5 佐藤 あいり ▲ 9.5 47.5 38.0
6 寺戸 孝志 52.2 ▲ 19.5 32.7
7 小野 雅峻 9.2 ▲ 8.5 0.7
8 日下 健司 11.9 ▲ 17.9 ▲ 6.0
9 古川 孝次 ▲ 29.9 12.9 ▲ 17.0
10 伊藤 鉄也 32.7 ▲ 50.0 ▲ 17.3
11 三戸 亮祐 ▲ 1.9 ▲ 16.3 ▲ 18.2
12 青山 大 ▲ 12.2 ▲ 15.8 ▲ 28.0
13 森下 剛任 ▲ 39.7 ▲ 18.9 ▲ 58.6
14 安藤 大貴 ▲ 15.4 ▲ 45.7 ▲ 61.1
15 林 俊宏 ▲ 57.0 ▲ 16.5 ▲ 73.5
16 大滝 聡 ▲ 155.2 43.8 ▲ 111.4

 

 

Bリーグ(執筆:加藤 泰史)
3月に入って日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになった今日この頃、中部プロリーグの第2節が開催されました。

私の対戦相手は杉浦、河合、山本。

杉浦は長らくAリーグに在籍しており、守備に重点を置く安定したスタイルの打ち手。
河合も同じく守備・対応型のスタイルで終局間際に強いという印象がある。
山本は第12期静岡プロリーグ、第28期静岡リーグをどちらも制覇しており、まさに絶好調の勢いと言えよう。

1回戦
山本との攻め合いを制し、順調に加点して50,000オーバーの一人浮きのトップ。
2回戦、3回戦は、いずれも勝負手をものにすることができず、3着、3着と1回戦のプラスを減らすことになってしまった。
3回戦までのトータルは+23.8P。
一方、山本が好調。打牌に一切の迷いを感じない。

4回戦
東場に河合への8,000点放銃、南場に入って山本への12,000点の放銃をしてしまい、4着のまま迎えた南3局の親番。
8巡目に以下のようなチャンス手となった。

三万四万五万六万五索七索二筒二筒三筒三筒四筒四筒六筒六筒  ドラ四万

三万または六万切りで7,700のテンパイである。タンピンに変化してリーチ、ツモなら一挙に浮きにまわれるチャンス手。

状況としては、トップ目の山本(西家)が早々に仕掛けてソーズの一色手模様だが、まだまだテンパイという感じではない。
3着目の杉浦(南家)は山本に対してソーズを抑えて引き気味。
2着目の河合(北家)は中張牌のバラ切りからドラも早々に打ち出しており、国士無双を匂わしているが、受けを重視した七対子が本線だろう。

山本の仕掛けと河が極端であることから、今なら河合が山に薄いソーズを嫌って打ち出してくるという予測が立つ。
テンパイ取らずからのマンズ待ちのタンピン狙いもあるが、私は打三万のヤミテンを選択した。

その後ソーズが場に打ち出されるものの、六索が場に打ち出されることのないまま終盤に山本が手出しで四索
これでチンイツのテンパイが濃厚。
私は五索八索が振り変わって高めタンピンに変化しているものの、出アガリに期待が出来なくなってしまったので、ツモアガリを狙ってリーチ。
結果はそのまま流局。なんとか親番を維持することはできたが、チャンス手を仕上げることができなかった。そのまま着順を覆すことができず、今節わずかにマイナスとなってしまった。

全体としては好調な山本がそのまま暫定首位、続いて長谷川、大西がプラスを伸ばしている。
私はポイントを伸ばすことができず暫定6位のままであるが、まだまだ昇級は十分に狙える位置である。
今回のような局面への対応と、打点のバランスを今後の課題とし、次節以降の対局に臨んでいきたいと思う。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 13.0 54.5 67.5
2 長谷川 弘 27.5 21.8 49.3
3 大西 義則 27.3 11.5 38.8
4 堤 文吾 41.1 ▲ 5.8 35.3
5 金平 裕樹 37.8 ▲ 10.0 27.8
6 加藤 泰史 24.6 ▲ 2.6 22.0
7 掛水 洋徳 ▲ 0.1 21.1 21.0
8 村瀬 寛光 46.8 ▲ 27.7 19.1
9 越川 清一 10.2 ▲ 5.6 4.6
10 牛尾 信之 ▲ 27.3 29.4 2.1
11 富村 つぐみ ▲ 15.3 15.8 0.5
12 木村 東平 ▲ 11.1 ▲ 11.0 ▲ 22.1
13 中谷 彰吾 ▲ 25.2 ▲ 5.3 ▲ 30.5
14 河合 慎悟 ▲ 57.8 0.2 ▲ 57.6
15 杉浦 貴紀 ▲ 40.2 ▲ 52.1 ▲ 92.3
16 池沢 麻奈美 ▲ 71.3 ▲ 34.2 ▲ 105.5

 

 

Cリーグ(執筆:若松 正和)

前節好スタートを切る事ができた私の今節の対戦相手は以下の通り。

原田×斎藤×都築×大橋×若松の5人打ち

1回戦東1局、北家の都築が3巡目に2枚目の西をポンし、すぐに北もポン。
結果は流局するがいきなり小四喜のテンパイ。アガリとはならなかったが、この日の都築は仕掛けが多く、場の主導権を握ることを多かった。以前同卓になった時の打ち方とはかなり印象が違っていた。対して私は本手がことごとく空振り、仕掛けたい局面でも鳴きたい牌が出ず、思うように手を進めることが出来なかった。
そのまま特に何も出来ず、1回戦は4着となってしまった。

2回戦オーラス、25,200点持ちの私は原点浮きを目指そうとしたがわずか3巡目にラス目の大橋からリーチが入る。点差的に満貫ツモでは逆転されないため、3着を受け入れようと思っていたが、大橋から「3,000・6,000」の声。これで連続4着。
迎えた3回戦南2局、都築の親番で3巡目に南家の斎藤からリーチ。10巡目に私も追いついて以下の手でリーチ。

二万三万四万六万七万八万三索三索二筒三筒四筒五筒六筒  リーチ

数巡後、リーチ前に切っていた三筒をツモ切ると親の都築からロンの声。開かれた手牌は
一筒二筒七筒七筒七筒八筒八筒八筒東東発発発の18,000

この放銃は正直堪えた。何とか立て直そうとするもそのまま3回戦も4着となり、4回戦は何とかオーラスで浮きに回る事が出来たが、▲79.4Pと大きくスコアを下げてしまった。
対局が終わった後、あまりに情けない自分に落胆したがまだ3節残っている。どんな結果になろうと最後まで全身全霊で麻雀を打ちたいと思う。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 永井 ゆうま 59.4 66.0 125.4
2 都築 友和 55.7 52.7 108.4
3 岡田 智和 21.8 37.4 59.2
4 高橋 侑希 47.5 2.4 49.9
5 岡本 丈司 ▲ 20.7 69.8 49.1
6 蓮池 浩太 82.6 ▲ 51.9 30.7
7 太田 峻也 32.6 ▲ 3.4 29.2
8 大橋 幸正 2.2 25.6 27.8
9 鈴木 基芳 ▲ 22.3 32.3 10.0
10 山神 達也 ▲ 12.7 16.5 3.8
11 若松 正和 70.2 ▲ 79.4 ▲ 9.2
12 斎藤 寛生 ▲ 17.8 5.4 ▲ 12.4
13 家田 みゆき ▲ 0.3 ▲ 13.5 ▲ 13.8
14 大高坂 松城 ▲ 13.6 ▲ 4.3 ▲ 17.9
15 花井 香央理 22.7 ▲ 47.1 ▲ 24.4
16 大町 篤志 15.6 ▲ 46.4 ▲ 30.8
17 鈴木 淳 ▲ 16.0 ▲ 16.5 ▲ 32.5
18 山本 美文 ▲ 19.8 ▲ 26.3 ▲ 46.1
19 浅野 文雅 ▲ 90.1 41.9 ▲ 48.2
20 原田 知彦 ▲ 44.0 ▲ 4.3 ▲ 48.3
21 太田 充 ▲ 89.6 36.4 ▲ 53.2
22 鈴木 雄介 37.3 ▲ 96.2 ▲ 58.9
23 田村 良介 ▲ 100.7 1.9 ▲ 98.8