中部プロリーグ レポート

一覧

第29期中部プロリーグ 最終節レポート

2017/07/11
執筆:A:土岐雄太
B:加藤泰史
C:若松正和


Aリーグ:土岐雄太

第29期日本プロ麻雀連盟中部プロリーグの最終節が行われた。
展望としては、上位陣は混戦模様であり、降級ボーダーはやや離れた位置にあることから、マイナススタートの者も僅かな望みにかけて決勝進出を狙って前に出てくる事が予想され、各卓荒れた展開になるであろうと考えられる。

その予想通り、下位スタートの古川、三戸、小野辺りが意地を見せスコアを伸ばしていったが、結果的には、第4節終了時点での上位4名がその利を活かしてそのまま決勝進出することになった。
それぞれの選手に、最終節の感想と、決勝戦にかける意気込みを伺った。

1位通過:土岐雄太
最終日は勝てなくてもよかったので、とにかく守りに徹すると決めて対局しました。基本はリーチを少なく、相手のリーチに対応できるよう鳴きも結構踏みとどめることにしました。
前回決勝が4位でいいとこなしの苦い記憶しかないので今回こそは優勝して皆の印象に残る麻雀が出来ればと思います。

2位通過:杉村泰治
今日はマイナスをしないよう丁寧に打つことを心掛けました。
25期以来の決勝進出であり、前回は惜しい所で準優勝となってしまいました。今回は優勝したいです。

3位通過:清水哲也
今日のテーマは、同卓で暫定5位の朝岡より上で終えることでした。それが達成できたので、良かったと思います。
初の決勝戦。リーグ戦の時とは違った戦略で、優勝が狙える打ち方ができるように頑張ります。

4位通過:佐藤あいり
今日は本手がアガれなくて、3回戦までにかなりマイナスしてしまいました。最終半荘はプラスで終える事が出来たので何とか決勝に残れましたが、課題の残った対局でした。
決勝戦では、胸を借りるつもりでいますが、もちろん優勝目指して頑張ります。

4名のコメントを頂き、改めて決勝を見据えた熱い思いを感じた。

決勝戦は7月9日に行われる。誰が栄冠を勝ち取るのか、全く予想もつかないのだが、それぞれ悔いの残らないように自分らしい麻雀を披露して、好ゲームになることを期待したいと思う。

 

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 土岐 雄太 94.4 3.2 9.4 6.0 29.8 142.8
2 杉村 泰治 40.0 19.9 48.0 ▲ 7.0 0.2 101.1
3 清水 哲也 36.1 20.2 2.7 16.1 4.2 79.3
4 佐藤 あいり ▲ 9.5 47.5 ▲ 30.0 99.8 ▲ 38.7 69.1
5 古川 孝次 ▲ 29.9 12.9 ▲ 22.7 8.2 68.7 37.2
6 朝岡 祐 14.3 60.4 ▲ 6.0 ▲ 10.2 ▲ 22.5 36.0
7 日下 健司 11.9 ▲ 17.9 2.0 ▲ 10.8 48.6 33.8
8 寺戸 孝志 52.2 ▲ 19.5 33.8 ▲ 17.1 ▲ 57.8 ▲ 8.4
9 森下 剛任 ▲ 39.7 ▲ 18.9 45.3 41.7 ▲ 37.7 ▲ 9.3
10 林 俊宏 ▲ 57.0 ▲ 16.5 15.0 76.7 ▲ 31.8 ▲ 13.6
11 三戸 亮祐 ▲ 1.9 ▲ 16.3 ▲ 5.9 ▲ 53.0 51.5 ▲ 25.6
12 小野 雅峻 9.2 ▲ 8.5 ▲ 36.8 ▲ 36.0 39.7 ▲ 32.4
13 青山 大 ▲ 12.2 ▲ 15.8 3.3 ▲ 9.2 ▲ 34.2 ▲ 68.1
14 伊藤 鉄也 32.7 ▲ 50.0 ▲ 6.2 ▲ 11.3 ▲ 59.5 ▲ 94.3
15 大滝 聡 ▲ 155.2 43.8 ▲ 19.7 ▲ 39.7 28.3 ▲ 142.5
16 安藤 大貴 ▲ 15.4 ▲ 45.7 ▲ 73.2 ▲ 107.2 9.2 ▲ 232.3

 

 

Bリーグ:加藤泰史

初夏のさわやかな風が木々の緑とたわむれる頃、中部プロリーグ第5節が開催されました。
私は3節、4節とマイナスを重ねてしまい、最終節を残して▲47.6Pの暫定13位と降級目前となってしまっている。降級ラインの14位とは40Pほどの差があるものの、半荘4回あれば十分に覆る点差なので気を引き締めて対局に臨みたい。

私の対戦相手は越川、牛尾、中谷。
越川は攻めに重点を置いた打ち手という印象があるが、▲40.1Pの暫定12位であることから、とにかく私よりマイナスとならないことがテーマとなっていることが予想できる。
牛尾は+50.2Pの暫定5位と昇級ラインまでは50,000点ほど必要であるが、降級もほぼないため、目一杯攻めてくることであろう。
中谷は▲8.4Pと中間の位置にいるため、親番では強く攻めてくることが予想できるが、子方ではそこまで無理攻めはしないのではないかと思われる。

1回戦
越川が牛尾との攻め合いを制し、越川トップとなった。これで越川は降級の可能性が薄くなり、以降伸び伸びとと攻めてくることだろう。私は▲5.2Pの3着となり、浮きを確保することができなかった。

2回戦
32,600の2着目で迎えたオーラス。なんとか浮きを確保したいところに3着目の中谷がリーチ。
中谷は30,200点持ちでアガればほぼ2着、満貫ツモならトップという条件である。
そのリーチに対抗して私がチャンタ含みで仕掛け返し、続いて親の越川がタンヤオ仕掛けで粘る展開となった。
結果、テンパイを取りに行った私が中谷へ5,200点の放銃となってしまい、この半荘も浮きを確保することができなかった。

3回戦
なすすべもなく▲19.4Pの4着。いよいよ降級が現実味を帯びてくる。

4回戦
残り半荘1回を残してトータルは▲78.8Pの暫定13位。14位との差は27.6P、15位との差は29.9P。

オーラスを16,200点持ちの4着目で迎えた。この局で着順を上げなければ降級が濃厚というところで以下のようなチャンス手が入った。

五万五万七万七万八万九万九万六索六索六索六筒六筒南南  ドラ六筒

直前で中谷に八万を打たれているのがなんとも嫌な感触だが、六索切りリーチとした。
親の牛尾がリーチと押し返してきたものの、これをツモアガリ2着となった。
すべての対局が終了し、Bリーグの優勝は+205.4Pと驚異的にポイントを伸ばした山本。
半荘平均+10Pは圧巻の一言である。Aリーグでの活躍を期待したい。

私は最終節にして1半荘も浮くことができないという散々な結果であったが、なんとか降級を免れることができた。この苦しい経験を来期への糧としたい。

 

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 13.0 54.5 25.2 33.3 79.4 205.4
2 掛水 洋徳 ▲ 0.1 21.1 10.6 64.5 9.1 105.2
3 長谷川 弘 27.5 21.8 ▲ 27.5 28.7 15.0 65.5
4 牛尾 信之 ▲ 27.3 29.4 35.6 12.5 8.8 59.0
5 富村 つぐみ ▲ 15.3 15.8 17.4 ▲ 10.4 26.6 34.1
6 河合 慎悟 ▲ 57.8 0.2 28.9 ▲ 5.4 45.5 11.4
7 木村 東平 ▲ 11.1 ▲ 11.0 36.5 16.6 ▲ 23.2 7.8
8 堤 文吾 41.1 ▲ 5.8 19.8 7.8 ▲ 64.6 ▲ 1.7
9 金平 裕樹 37.8 ▲ 10.0 13.6 ▲ 7.7 ▲ 41.5 ▲ 7.8
10 越川 清一 10.2 ▲ 5.6 5.0 ▲ 49.7 29.3 ▲ 10.8
11 中谷 彰吾 ▲ 25.2 ▲ 5.3 ▲ 0.3 22.4 ▲ 5.7 ▲ 14.1
12 大西 義則 27.3 11.5 ▲ 6.2 0.8 ▲ 65.3 ▲ 31.9
13 加藤 泰史 24.6 ▲ 2.6 ▲ 31.0 ▲ 38.6 ▲ 32.4 ▲ 80.0
14 池沢 麻奈美 ▲ 71.3 ▲ 34.2 ▲ 43.8 62.0 3.1 ▲ 84.2
15 村瀬 寛光 46.8 ▲ 27.7 ▲ 65.1 ▲ 54.6 ▲ 26.2 ▲ 126.8
16 杉浦 貴紀 ▲ 40.2 ▲ 52.1 ▲ 18.7 ▲ 85.2 40.1 ▲ 156.1

 

 

Cリーグ:若松正和

中部プロリーグもいよいよ最終節を迎えました。
Cリーグの昇級枠は3名である。現状のポイントは、永井、高橋、都築の3名が抜けており、4位以下を大きく離している。現実的に昇級の可能性があるのは9位の鈴木(淳)くらいまでか。かなり厳しいポイント差ではあるが、下位の者も含めて皆最後まであきらめずに昇級を目指してくるであろう。
今節の私の対戦相手は

大高坂×鈴木(雄)×山本(美)×蓮池×若松

この組み合わせとなった。
元Aリーガーの大高坂と鈴木(雄)はCリーグの中でも間違いなく実力者である。唯一女流の山本とは前回対戦で負けておりリベンジを果たしたいと思っていた。蓮池とは初対戦であるため、どんな麻雀を打つのかなと思いながら対局に臨んだ。
結果は新人の蓮池が+37.7Pと卓内トップ。恐らくCリーグでは一番仕掛けが多いのではないかと思わせられるくらい手数が多く、細かいながら連続でアガリを重ねた。対して私は特にいいとこなしで卓内ラスの▲32.8P。今期の私は状態が悪い時に踏ん張ることが出来ず大きくマイナスしてしまうことが多かった。この辺りは来期以降、修正していかなくてはならないところである。
全体の結果をみると、永井、高橋、都築が順当に昇級を決めた。
トータル首位の永井は+199.3Pと圧巻の成績。
着順の内訳を見てみると全20半荘中

1着7回
2着8回
3着3回
4着2回

勝率、連対率も驚異的だが、ラスがわずかに2回と安定感抜群である。2位高橋、3位都築もこれに近い成績であった。逆に言えばこれくらいの成績でなければCリーグでは昇級出来ないということである。来期以降少しでも皆の参考になればと思う。
私自身も今期は良い時と悪い時の差が激しく不安定な麻雀になってしまったので、今期の反省点を克服して来期はもう少し安定感のある麻雀を打ちたいと思います。

最後に皆さま半年間お付き合いいただきましてありがとうございました。

 

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 永井 ゆうま 59.4 66.0 ▲ 2.8 48.8 27.9 199.3
2 都築 友和 55.7 52.7 33.3 ▲ 19.4 22.1 144.4
3 高橋 侑希 47.5 2.4 23.7 60.7 2.3 136.6
4 斎藤 寛生 ▲ 17.8 5.4 77.4 1.6 33.4 100.0
5 岡田 智和 21.8 37.4 ▲ 5.9 ▲ 66.2 100.8 87.9
6 大高坂 松城 ▲ 13.6 ▲ 4.3 57.0 30.8 5.8 75.7
7 浅野 文雅 ▲ 90.1 41.9 13.8 76.4 25.0 67.0
8 原田 知彦 ▲ 44.0 ▲ 4.3 47.9 31.7 24.0 55.3
9 蓮池 浩太 82.6 ▲ 51.9 ▲ 52.0 23.5 37.7 39.9
10 若松 正和 70.2 ▲ 79.4 ▲ 50.1 109.6 ▲ 32.8 17.5
11 鈴木 淳 ▲ 16.0 ▲ 16.5 25.4 36.3 ▲ 16.8 12.4
12 大橋 幸正 2.2 25.6 ▲ 33.0 2.0 ▲ 5.9 ▲ 9.1
13 太田 峻也 32.6 ▲ 3.4 ▲ 78.3 18.8 1.9 ▲ 28.4
14 山神 達也 ▲ 12.7 16.5 11.9 ▲ 25.9 ▲ 35.9 ▲ 46.1
15 鈴木 基芳 ▲ 22.3 32.3 3.9 ▲ 19.9 ▲ 47.1 ▲ 53.1
16 花井 香央理 22.7 ▲ 47.1 32.1 ▲ 69.7 8.5 ▲ 53.5
17 岡本 丈司 ▲ 20.7 69.8 ▲ 61.0 ▲ 39.8 ▲ 2.9 ▲ 54.6
18 鈴木 雄介 37.3 ▲ 96.2 73.8 ▲ 61.6 ▲ 22.6 ▲ 69.3
19 大町 篤志 15.6 ▲ 46.4 ▲ 69.1 ▲ 14.3 42.1 ▲ 72.1
20 山本 美文 ▲ 19.8 ▲ 26.3 ▲ 0.4 ▲ 54.6 10.9 ▲ 90.2
21 田村 良介 ▲ 100.7 1.9 20.0 ▲ 11.8 ▲ 59.8 ▲ 150.4
22 家田 みゆき ▲ 0.3 ▲ 13.5 ▲ 35.0 ▲ 26.9 ▲ 77.4 ▲ 153.1
23 太田 充 ▲ 89.6 36.4 ▲ 52.6 ▲ 32.1 ▲ 42.2 ▲ 180.1