中部プロリーグ レポート

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第31期中部プロリーグ 第2節レポート

2018/04/12
執筆:A:小野雅峻
B:安藤大貴
C:原田知彦
D:浅野文雅


Aリーグ:小野雅峻

冬の厳しい寒さが過ぎ去り、昼間の陽気が心地よくなってくる3月、第31期中部プロリーグ第2節が行われた。
中部のAリーグは今期より全10節の長丁場となった。40半荘のリーグ戦という形式での対局、Aリーグの選手たちはどのような考えを持ってこの序盤戦を闘っていくのだろうか。

前節まで、もしくはその日の1回戦目の結果などは全く考慮せず1半荘1半荘を区切りながら、という考え方もあれば、前節の結果を受けて序盤戦からマークする相手を決めたり、現状の自分のポイントを意識しながら闘う、という打ち手もいるだろう。もしあなたがそのような状況で対局をすることになったらどのような闘い方をしますか?

私は少なくとも半分の20半荘が終わるまでは対局相手や前節の結果などは考えず、常にプラマイ0を想定して対局に臨むようにしています。ポイントを持っているから普段は押す手牌でオリてしまう、負けを取り戻さないといけないから前のめりな打牌選択になってしまう。このようなことってやっぱりマイナスにつながることが多い気がするのです。ということで私はリーグ戦ではそのような意識で闘うことにしています。もちろんどのような考えをしてもいいと思います。重要なのは“考えを持って対局に臨む”ということですので。

さて、それでは今節の結果に触れていこう。

1卓 古川・日下・朝岡・都築
日下が前節のマイナスを取り戻そうと前半で大きくプラスするが、古川がそれに待ったをかけ、ポイントを取り戻すことが出来ず。

2卓 寺戸・山本(拓)・土岐・加藤
こちらも山本(拓)が3回戦まで順調にポイントを増やしたが、4回戦目で1人沈みの4着を引かされあまりポイントを伸ばすことが出来ず。

3卓 三戸・森下・林・伊藤
伊藤が1、2回戦と辛い展開から大きくマイナスしたが、後半をしっかりとプラスとし被害を最小限で抑えた。

4卓 杉村・清水・小野・掛水
杉村が丁寧な手作りからのアガリでしっかりとポイントを重ねていたが、4回戦でリーチ対決での放銃から4着となりプラスに出来ず、という結果になった。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 小野 雅峻 73.1 32.5 105.6
2 土岐 雄太 17.8 21.3 39.1
3 林 俊宏 13.3 11.7 25.0
4 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 24.3
5 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 17.1
6 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 11.2
7 三戸 亮祐 5.4 3.3 8.7
8 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 5.0
9 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 ▲ 8.4
10 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 ▲ 9.3
11 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 ▲ 12.4
12 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 18.0
13 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 34.4
14 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 ▲ 34.5
15 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 ▲ 45.1
16 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 66.9

 

Bリーグ:安藤大貴

麻雀に関して安全に攻める事は可能なのか。
100%安全に攻める事はできないのではないだろうか、攻撃する以上そこにはリスクが伴ってくる、至極当然の事だ。
では動かざること山の如し、とは安全に反撃のチャンスを伺うのではなく、反撃できる時を待ち、時がきたら怒涛の猛攻をしなくてはいけないのではないだろうか。
安全を意識しすぎの考えだったのかもしれない。
正直まだ自分のスタイルが確立していない。スタイルの組替をすべく、他の選手の手筋、考え方を聴いていきたいとも思っている。

まず各卓の結果を見ていこう。

5卓、私自身2着、4着、4着、1着。本手のぶつかり合いに惨敗、反撃所を見誤った結果であった。
対局前に、調子の悪い時の考え方を佐藤に問いかけた。「マイナスをいかに少なく留められるか」と答えてくれた。マイナスをするのを受け入れて。その上でいかに軽傷で済ませるかという大事な戦法だ。その佐藤、卓内トップの+23.8Pと上位組に名を上げた。

6卓、1回戦、何も出来ない4着と苦しい金平。立て直しが重要な局面。
2回戦起点になったのはチンイツであった。道中鳴く選択肢はなかったと語ってくれた。
1回戦耐え忍んだ結果だろうか、本手をアガリきった結果だろうか。
暗雲立ち込めるスタートであったが、4回戦終わって▲12.0Pと見事に巻き返した。
高橋+58.0P、現状3位と良いポジションにつけた。

7卓、青山+56.5Pと大きくポイントを叩いてきた、現状1位に躍り出た。
逆に越川▲68.7Pと失点。第1節の貯金を使い切ってしまった。本人自身まだまだ上位を見据えているであろう。

8卓、斎藤+20.5P、終始安定した卓内トップ。来節以降上位陣との対局を控えているが、ポイントを伸ばしていけるか見所である。

残り12半荘、少しでも負債を減らしていきたい。各選手も目標が定まってくるであろう第3節、今後の動向に目が離せない。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 青山 大 0.9 56.5 57.4
2 佐藤あいり 24.1 23.8 47.9
3 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 40.9
4 木村 東平 20.9 18.3 39.2
5 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 26.2
6 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 26.1
7 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 13.0
8 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 9.2
9 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 3.7
10 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 7.3
11 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 12.0
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 ▲ 27.4
13 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 51.2
14 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 66.6
15 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 ▲ 82.5
16 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 ▲ 87.6

 

Cリーグ:原田知彦

ポイントの制約をまったく受けない第1節とは違い、対局の結果次第で今後の目指す方向性が決まってしまいかねない第2節が行われた。
成績を大きく伸ばしたのは、太田(充)、岡田(智)、大滝であった。皆上位リーグ経験者である。成績表の詳細を確認して共通していたことは、+20P前後の大きいトップを1回は取っているということである。3連勝、4連勝というのはさすがに無かった。連勝というのは実力が拮抗している者同士ではなかなかできるものではないので、状態が良いと感じた半荘は守りに入らず積極的に攻めるなど、適切な押し引きができているということだと思われる。当然のことではあるが、逆に▲20P以上の半荘が無かった。相手の本手に放銃するようなA級のミスが無いということであろう。

私はといえばトップ、ラス、2着、3着の成績であったので特別悪いというわけではなかったが、ラスの半荘が▲31.2Pとかなり大きかったため、トータルでは▲13.1Pになってしまった。要因はといえば、相手の本手に放銃するA級ミスを犯してしまったからである。その内容がこちら。

2回戦(起家から、堤・大高坂・鈴木(基)・原田)

4巡目にマンズの染め手と思われる鈴木から二索が切られ、それを堤がポン。堤というのは軽い仕掛けをしない打ち手という認識であるので、ドラ表示牌とはいえ序盤で仕掛けるということは少なくともドラが2枚はあるタンヤオと読んでいた。
その後、鈴木が1度だけ仕掛けマンズが1枚余っている状況で、私は生牌の白を掴んだ。私はかわし手の三色のみの1,000点をテンパイしており、普通ならオリるところだが、鈴木に打っても5,800点までだと思い、切ったところ堤からロンの声が掛かる。開かれた手がこちら。

三索三索三索五索五索一筒一筒一筒白白  ポン二索 上向き二索 上向き二索 上向き  ロン白  ドラ三索

堤が白の後付けはしないだろうと思っていたが、この形からなら2の仕掛けは当然である。放銃したら高いことは分かっているのだから、押したい理由をいい加減な読みで正当化してしまったA級ミスである。
100局打ってA級ミスを5回する打ち手から、1回で収まるような打ち手になれるよう精進していくしかない。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 46.6
2 太田 充 ▲ 18.5 57.8 39.3
3 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 36.5
4 杉浦 貴紀 22.4 13.3 35.7
5 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 29.5
6 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 25.2
7 大高坂 松城 4.4 18.7 23.1
8 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 8.9
9 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 7.3
10 岡本 丈司 0.2 6.3 6.5
11 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 8.4
12 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 ▲ 28.0
13 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 ▲ 28.3
14 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 35.9
15 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 ▲ 68.8
16 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 ▲ 92.2

 

Dリーグ(執筆:浅野 文雅)

中部プロリーグ第2節の日、名古屋ウィメンズマラソンが行われ、名古屋には多くの観光客が溢れ、街中がごった返していた。
マラソンに例えるならば、全5節のうちの第2節目は10キロ地点を越えるかというところです。
昇級するには、全5節を終えた時点で14名中上位4名に入ればいいので若干条件は緩い様に感じられますが、当然全員が昇級を目指してくるので後になればなるほど熾烈な戦いになることが予想されます。
気持ち的には、この辺りで先頭集団に加わり一息付きたいといったところです。

ただ、前節では序盤で順調に加点しながらも後半に集中力を欠き、あっけなくマイナスに転落してしまったので、今節は最後まで集中力を切らさずに打ち切り、その上でプラスに転じることが出来ればという目標にしました。
そんな気持ちで挑んだ1回戦目で少しではあったがマイナスしてしまった。

プラスに転じての3回戦目。このまま受けに廻れば1節目の二の舞だと思い、よりいっそう丁寧な麻雀を心がけて打ちました。
無理をせずに丁寧に受け、ただ受け続けるだけでなくわずかなチャンスではしっかりと攻めて物にして、なんとかトップをもぎ取ることが出来ました。
そして4回戦目でもだいぶ気持ちに余裕ができ、丁寧に打ち回しながら順調に加点していき、最終的に2着であったが確かな加点ができた。

終わってみれば+42.9Pと出来すぎな結果で、2節目までのトータルポイントでも+32.0Pとなり、5位まで浮上しました。
まだ2節目が終わったばかりですが、このまま昇級枠に残り続けられるように残り3節も頑張っていきたいと思います。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 奥 潤次 58.2 70.6 128.8
2 吉川 裕太 11.4 63.8 75.2
3 池沢 麻奈美 0.8 45.9 46.7
4 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 34.6
5 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 32.0
6 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 26.3
7 羽川 えりか 17.6 6.9 24.5
8 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 3.4
9 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 ▲ 9.1
10 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 19.6
11 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 35.2
12 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 ▲ 72.7
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 84.4
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 151.5