中部プロリーグ レポート

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第31期中部プロリーグ 第3節レポート

2018/05/15
執筆:A:小野雅峻
B:安藤大貴
C:原田知彦
D:浅野文雅


●Aリーグ:小野雅峻

中部プロリーグ第3節。まだ少し肌寒さが残る4月上旬となった。
今月より鳳凰位戦も開幕となり、下旬にはG1タイトルである麻雀マスターズも行われる。
中部本部員の中にも東京で行われるプロリーグと、中部プロリーグの両方に参戦しているプロが何人かいる。わたしもその1人なのだが、今節は対局日が2日連続となっていた。日帰りでの遠征からの対局で、山場になるだろうと感じていた。

どう考えても疲弊感の残るスケジュールでは最高のパフォーマンスをすることはできないだろう。その中でどれだけ集中力を保てるか、ということを意識しながら対局に臨んだ。
しかし、やはり予想通りと言うかミスが多い4回戦であったと思う。少しでも集中力を切らしてしまっては勝ちきることなどできない。やはりプロとして最高のコンディションをつくり、最高のパフォーマンスを魅せることが大切なことであると思う。

さて、それでは第3節の結果を振り返っていこう。
今節の卓組は以下の通り。

1卓 古川・清水・林・加藤
2卓 寺戸・森下・小野・都築
3卓 三戸・山本(拓)・朝岡・掛水
4卓 杉村・日下・土岐・伊藤

結果としては前節に引き続きそこまで大きな動きがなかったという印象か。
1、2回戦で大きくポイントを伸ばした選手も後半戦でしっかりととらえられ、あまりポイントを伸ばせなかったように感じる。その中で結果を出したのはAリーグ初参戦の加藤か。古川、林というベテランを相手に終始、攻めの姿勢を緩めることなく見事に勝ち切ったと思う。

いつもなら折り返しにあたるこの第3節だが、全10節となったためまだまだ序盤という位置づけになる。1局1局を大事にし、集中力を切らすことなく対局に臨んでいきたい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 109.4
2 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 54.8
3 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 40.7
4 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 35.7
5 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 27.3
6 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 14.0
7 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 12.7
8 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 5.6
9 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 14.4
10 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 14.8
11 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 ▲ 19.0
12 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 28.5
13 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 30.3
14 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 ▲ 37.6
15 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 61.8
16 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 ▲ 86.6

 

 

●Bリーグ:安藤大貴

折り返しとなる第3節、各選手目標を定める重要な節だ。
この節の結果次第で、身の振り方を決める選手が多いであろう。
リスクを背負って大きくポイントを伸ばそうとする者、リスクを最小限に現状のポイントを維持しようとする者、少しでも負債を減らそうとする者、様々な戦術がぶつかり合った第3節であった。

そんな熾烈な戦いの結果を見ていこう。

5卓、佐藤、果敢に攻め+61.3Pと圧倒、暫定首位に躍り出た。残り8半荘、まだまだポイントを加算させるべく攻めてくるであろう。
そんな嵐の中、斎藤もトータルプラスにまとめ上げた。これで現状8位、戦況に応じて上位陣に切り込んでいけるか注目したい。

6卓、大橋+55.0P、これで現状▲32.6P危機は去ったがまだ油断できない。金平、トータルプラスには出来なかったものの、次節へ繋げる事には成功した、昇級枠は2席、来節以降果敢に挑んでいくであろう。
私自身マイナスを最小限に留めるのだけで精一杯だった。後がない状態、背水の陣の覚悟である。

7卓、青山+12.6P、順調にポイントを加算し現状2位、最終節で現状首位の佐藤との一騎打ちが待っている。壮絶な争いが予想される、目が離せない。
2連続放銃から始まった中谷、立ち上がりこそ4着だったが、トータルプラスにまとめ上げた。
中位陣だった事から、大きくプラスを伸ばす事を目標にしていた、リスクを背負い挑んだため致し方ない4着を受け入れた。2回戦、決死のフーロでアガリを決めた。それを機に流れを掴んだ 結果+17.9P、現状5位と良い位置に付け、昇級圏に名乗りを上げた。

8卓、卓内トップの村瀬+68.9P、降級圏からの脱出に成功した。逆に大西は痛い失点となってしまった。
安定してポイントを伸ばしたのは富村、現状3位と良い位置だが、上位陣との直接対決が残ってないため、ただひたすらにポイントを伸ばさないといけない状況、安定している富村、期待したい。

各選手目標が決まった第3節であった。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 109.2
2 青山 大 0.9 56.5 12.6 70.0
3 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 44.9
4 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 34.4
5 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 21.6
6 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 12.4
7 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 ▲ 1.6
8 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 8.6
9 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 13.3
10 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 ▲ 13.6
11 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 ▲ 32.6
12 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 36.0
13 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 44.8
14 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 ▲ 52.7
15 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 ▲ 78.8
16 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 84.5

 

 

●Cリーグ:原田知彦

折り返しとなる第3節。結果次第で昇級を目指すのか、降級から逃れるのかの道筋がハッキリしてくる。心なしか第2節よりも会場の緊張感が増している感じがしたが、気のせいではないだろう。

今節、大きくポイントを伸ばしたのは大滝、花井、岡田、そして私であった。岡田は7万点越え、花井に至っては8万点越えのトップがあった。競技麻雀で7万点以上のトップというのはなかなか難しい。いい状態を活かして親番で得点を重ねたのだと思われる。勢いを殺さず持続させるには、手順にも押し引きにもミスが無かったということだと思うので素晴らしい数字である。

私は、1回戦は苦しんだものの2回戦で上昇のきっかけを掴むことができ、満足できる結果でまとめられた。
1回戦で印象に残った局だが、南2局の私の親番で

二万三万四万五万六万七万五索六索七索四筒四筒五筒六筒

この手を10巡目にテンパイする。高めでのアガリやすさでヤミテンに構えていると、太田(充)からリーチが入る。それを受けて上家の河合が仕掛けると、下家の鈴木がツモと発声。手を見ると

三万三万三万一索二索三索八索八索四筒五筒六筒八筒九筒

こうで300・500である。その⑦は私のだろう!と思ってしまったと同時に、今日は厳しい対局になるかもと思った。

2回戦の上昇のきっかけだが、東1局で私の親番で7巡目にこのテンパイ。

三索四索五索六索七索九索五筒六筒南南白白白  ツモ八索

ここまで九索を引っ張ったのは一通とホンイツの渡りを打つためなので当然のテンパイ外し。ツモがそれに呼応するかのように4巡後に、

一索三索四索五索六索七索八索九索南南白白白

これでテンパイし、すぐに出アガった。

そこからは配牌もツモも見違えるように良くなったので、軽い仕掛けをしないことと、相手のリーチや仕掛けを恐れないことを強く意識したらいい結果につながった。
意思を持った手作りでの手役が絡んだ高打点のアガリは、点で終わらず線になるのかなと感じた。

残りあと2節。上と下がかなり離れたので、目指すものが各々異なってはきたが、皆やることは1つで、日ごろの鍛錬を卓上で出し切ることだけである。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 94.1
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 71.8
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 53.2
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 36.4
5 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 29.4
6 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 22.5
7 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 5.0
8 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 ▲ 1.5
9 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 ▲ 5.0
10 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 ▲ 15.6
11 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 25.6
12 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 34.7
13 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 ▲ 36.5
14 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 ▲ 39.1
15 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 ▲ 78.0
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 80.4

 

 

●Dリーグ:浅野文雅

第31期中部プロリーグももう第3節を迎えました。
全5節で行われる中部リーグでは折り返し地点となる。

昇級を目指すのであればプラススコアにしていたい。
早ければこの辺りからいわゆる「勝負駆け」に出る者もいるだろう。

第2節終了時では、新人の奥が2位に50P差以上をつける
やや独走ぎみ。

最終節に向けて同卓者は奥にはマイナスしてもらい混戦に持ち込みたいところ。
対局者はマークしているだろう。

結果、マイナス喫したが踏みこらえ以前首位の奥
ただ、そのため上位と下位の差が縮まり混戦模様・・・

だからこそ、どうなるかわからい麻雀

結果、奥は沈みはしたが以前首位、だがここで上位とのぐっと縮まりチャンスがでてきた。

残り2節、上位3人が新人を占め団子状態の珍しいポイント配分になっている。
少しの油断が致命傷になりそうなので、今いっそう気を引き締め臨みたい。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 106.5
2 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 97.8
3 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 91.7
4 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 80.1
5 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 57.4
6 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 53.4
7 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 46.5
8 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 38.4
9 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 ▲ 8.2
10 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 67.0
11 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 76.7
12 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 ▲ 107.0
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 109.5
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 205.4