中部プロリーグ レポート

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第31期中部プロリーグ 第4節レポート

2018/07/10
執筆:A:小野雅峻
B:安藤大貴
C:原田知彦
D:浅野文雅


Aリーグ:小野雅峻

ふと感じることが多くなってきたのは前回の第30期くらいからであろうか、一般の方の観戦が多くなってきた。中部本部は現在プロリーグしか行われていないため、プロアマの参加出来るタイトル戦以外では対局することができない選手が多数いる。一般の方との交流を増やそうという目的で現在中部本部が行っているワンデー大会も、9月に行われる予定のものでようやく2回目である。麻雀プロと直接対局することができないにもかかわらず、関心・興味を持って見に来てくれる方々がたくさんいるのだ。

麻雀プロにとって自分の麻雀が見られるということはプロ冥利に尽きることである。
見に来てくれている人達にまた来たいと思ってもらうため、真剣に麻雀に取り組み素晴らしい対局を魅せていかなければいけないと思う。

それでは今節の結果を見ていこう。
1卓 古川・森下・土岐・掛水

今節の注目カード。3節が終了したが調子に乗れていない古川・森下がどのような麻雀を打ち、どのような結果を出せるか。1回戦目大きなトップを取った掛水。その後も安定した展開でプラスを重ね+54.1Pとし、暫定2位まで順位を上げた。大きく沈む結果となってしまったのは古川。降級枠が4枠もあるため、そろそろ波に乗らないと厳しいか。

2卓 寺戸・清水・朝岡・伊藤
50,000点越えの1人浮きを2回取り、+90.7Pというスコアを叩きだした伊藤。前節までのマイナスを一気に取り返し決勝卓が見える位置まで浮上した。

3卓 三戸・日下・小野・加藤 ※別日対局

4卓 杉村・山本(拓)・林・都築

ここまで最下位につけていた山本(拓)だったが、丁寧にアガリを積み重ね+44.7Pの卓内トップを取ることに成功した。
これで第31期中部プロAリーグは約半分が終わった形となる。B、C、Dリーグの選手たちは次節が昇降級をかけた一番大切な4半荘となり、気合いの入り方も普段とは比べものにならないだろう。より一層良い対局が見られるはずである。皆さまには結果を楽しみにしていて欲しいのと同時に、ぜひ会場に来て観戦をすることで直に対局の様子を楽しんで頂きたいと思う。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 小野 雅峻 73.1 32.5 3.8 12.4 121.8
2 掛水 洋徳 ▲ 8.9 ▲ 3.5 39.7 54.1 81.4
3 伊藤 鉄也 15.6 ▲ 33.6 ▲ 19.6 90.7 53.1
4 三戸 亮祐 5.4 3.3 5.3 33.1 47.1
5 土岐 雄太 17.8 21.3 15.7 ▲ 11.0 43.8
6 林 俊宏 13.3 11.7 ▲ 12.3 ▲ 5.2 7.5
7 加藤 泰史 16.2 ▲ 25.5 45.0 ▲ 38.1 ▲ 2.4
8 森下 剛任 ▲ 7.4 18.6 ▲ 30.2 16.0 ▲ 3.0
9 都築 友和 ▲ 14.2 5.8 2.8 ▲ 0.3 ▲ 5.9
10 寺戸 孝志 35.7 ▲ 18.6 23.6 ▲ 48.7 ▲ 8.0
11 清水 哲也 ▲ 9.0 ▲ 25.5 20.1 ▲ 4.2 ▲ 18.6
12 日下 健司 ▲ 40.1 ▲ 5.0 30.3 ▲ 7.4 ▲ 22.2
13 山本 拓哉 ▲ 86.7 19.8 ▲ 19.7 44.7 ▲ 41.9
14 朝岡 祐 22.1 ▲ 27.1 ▲ 25.3 ▲ 37.8 ▲ 68.1
15 杉村 泰治 ▲ 30.9 ▲ 3.5 ▲ 27.4 ▲ 39.2 ▲ 101.0
16 古川 孝次 ▲ 2.0 26.3 ▲ 52.8 ▲ 79.1 ▲ 107.6

 

Bリーグ:安藤大貴

様々な漫画等にも描かれている運量。元々その人が持っている運、自力で引き寄せる運。
今期サブテーマにもしている、調子の悪い時の脱出法。
その1つの考え方が、自力で運を引き寄せるというスタイル。
その手法は多種多彩である。

調子の悪い人の仕掛けにより、好調選手の待ち牌を吸収し流局等に持ち込み、相手の運量を削り、自分の運量を増やし、バランスを取る。運量のバランスを取ってからようやく相手に立ち向かう事ができる。今回インタビューに答えてくれた越川がその手法である。
各選手様々な戦略を巡らせた第4節であった。

その結果を見ていこう。

5卓 佐藤、2回戦まで苦しい戦いを強いられていたが、3回戦で盛り返し、▲11.9Pと軽傷ですませた。首位は譲らない。最終節では追われるプレッシャーとどう戦うか楽しみである。

6卓 後顧の憂いのない金平、順位を上げる事を目標にしたであろう、結果は+37.3Pと順位を3つ上げ暫定3位。最終節への意気込みが伝わってくる。
富村、2回戦終了時点で▲42.1Pと苦戦していた。その日好調の田村を意識し、迎えた3回戦で田村を抑えトップを奪取、4回戦も+20.4Pとし、トータル▲9.3Pとまとめ上げた。

7卓 青山、4回戦こそマイナスしたものの、トータル+18.6Pとし現状2位、首位の背中を完全に捉えている。斎藤、安藤は痛手を負ってしまった。

8卓 背水の陣の牛尾、終始アガりをものにし、この日トータルで+88.3Pと怒涛の猛攻撃。
これで後級圏から脱出か。逆に越川は追いつめられてしまった。

神のいたずらか、なんと最終節で暫定1位佐藤、2位青山、3位金平、7位長谷川という卓組。
最終節では毎節順位が大きく入れ替わる事が多いなか、佐藤、青山は昇級ものにできるか、それとも金平、長谷川が待ったをかけるか、来節のこの卓は目が離せない。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 佐藤あいり 24.1 23.8 61.3 ▲ 11.9 97.3
2 青山 大 0.9 56.5 12.6 18.6 88.6
3 金平 裕樹 25.0 ▲ 12.0 ▲ 0.6 37.3 49.7
4 富村 つぐみ 33.1 ▲ 7.0 18.8 ▲ 9.3 35.6
5 村瀬 寛光 ▲ 68.8 ▲ 13.7 68.9 48.7 35.1
6 高橋 侑希 ▲ 17.1 58.0 ▲ 6.5 ▲ 8.9 25.5
7 長谷川 弘 29.9 ▲ 3.7 ▲ 27.8 25.8 24.2
8 中谷 彰吾 7.6 ▲ 3.9 17.9 ▲ 0.4 21.2
9 牛尾 信之 ▲ 18.9 ▲ 32.3 ▲ 27.6 88.3 9.5
10 大橋 幸正 ▲ 66.1 ▲ 21.5 55.0 17.4 ▲ 15.2
11 木村 東平 20.9 18.3 ▲ 52.5 ▲ 7.1 ▲ 20.4
12 斎藤 寛生 ▲ 47.9 20.5 18.8 ▲ 32.4 ▲ 41.0
13 大西 義則 15.3 ▲ 6.1 ▲ 61.9 3.4 ▲ 49.3
14 田村 良介 ▲ 16.7 4.7 ▲ 24.0 ▲ 20.9 ▲ 56.9
15 安藤 大貴 ▲ 33.7 ▲ 32.9 ▲ 17.9 ▲ 34.9 ▲ 119.4
16 越川 清一 61.4 ▲ 68.7 ▲ 37.5 ▲ 113.7 ▲ 158.5

 

Cリーグ:原田知彦

第4節が行われた。野球で例えるならば7回あたりになるだろうか。
勝ちチームがセットアッパーを登場させ、試合の仕上げに入る時間帯である。リーグ戦であれば、結果如何で昇級を目指すのか、降級から逃れるのかの目標がハッキリし、やはり仕上げ前の準備をする節となる。

今節の結果を全体的に見ると、上位陣がスコアを伸ばし、下位陣がマイナスを大きくしたため、より縦長の並びとなった。

昇級圏内の岡田、大滝、大町、太田(充)は全員プラス。
この4人の来節の大崩れは予想しづらいが、大滝と太田(充)が同卓、岡田、大町、今節7位になった私が同卓ということで、激しい争いが予想でき楽しみである。

今期の昇級は4人であるので、昇級に現実味があるのは9位の河合までだろうか。4位の太田(充)から河合までの差は45.7Pであるので、1節で簡単に替わってしまう差である。
昇級のボーダーがどの程度のスコアになるのか分からないが、今期の私の昇級を例えるなら9回2アウトからの逆転ホームランといったところだろう。
可能性はゼロではないので、1%でも可能性が高まるよう次節までを過ごす。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岡田 智和 ▲ 13.8 50.3 57.6 7.0 101.1
2 大滝 聡 ▲ 2.0 31.5 42.3 11.7 83.5
3 大町 篤志 ▲ 18.2 ▲ 9.8 81.2 5.1 58.3
4 太田 充 ▲ 18.5 57.8 ▲ 2.9 20.1 56.5
5 蓮池 浩太 61.8 ▲ 36.6 4.2 ▲ 3.3 26.1
6 若松 正和 32.3 ▲ 23.4 ▲ 3.9 13.2 18.2
7 原田 知彦 ▲ 55.7 ▲ 13.1 63.8 21.7 16.7
8 堤 文吾 ▲ 11.3 2.9 ▲ 28.1 52.0 15.5
9 河合 慎悟 1.7 ▲ 30.0 26.8 12.3 10.8
10 岡本 丈司 0.2 6.3 ▲ 22.1 10.3 ▲ 5.3
11 花井 香央理 ▲ 50.7 ▲ 41.5 53.1 18.6 ▲ 20.5
12 杉浦 貴紀 22.4 13.3 ▲ 13.2 ▲ 46.6 ▲ 24.1
13 大高坂 松城 4.4 18.7 ▲ 57.8 ▲ 27.6 ▲ 62.3
14 鈴木 基芳 55.1 ▲ 8.5 ▲ 72.2 ▲ 37.4 ▲ 63.0
15 太田 峻也 ▲ 6.3 ▲ 29.6 ▲ 42.1 4.4 ▲ 73.6
16 鈴木 淳 ▲ 2.4 9.7 ▲ 87.7 ▲ 61.5 ▲ 141.9

 

Dリーグ:浅野 文雅

梅雨の始まりを予感させる雨の中、
中部プロリーグ第4節が始まった。

第3節終了時点で、やや縦長の展開
短時間の体力を使ったレースと違い昇級枠は14人中4人とはいえど運の要素も加わる麻雀には大まくりは難しい。
せめてプラススコアで終えたい。

結果から言うと実績のある鈴木(雄)が+129.0Pの荒稼ぎで一気にトップに踊り立つ。

他の上位人にも大崩れはなく
今節では差は縮まるばかりか広がるばかり。
今季はあと1節4回戦
マイナス組の逆転はやや難しいか?

ただ、何が起こるかわからないのが最終節
現在、降級のないこのリーグでは下位の選手は一か八かを狙って
攻めていかない選手はいないだろう。

第31期中部プロリーグもいよいよ最終節を残すのみとなった。
それぞれ目標やモチベーションに違いはあると思うが、私自身、来期上の舞台で戦う為に全力を尽くすだけである。

Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 雄介 45.3 ▲ 54.4 47.5 129.0 167.4
2 鈴木 涼太 ▲ 20.2 46.5 71.5 35.1 132.9
3 奥 潤次 58.2 70.6 ▲ 22.3 ▲ 17.8 88.7
4 山本 美文 ▲ 12.1 46.7 18.8 23.9 77.3
5 浅野 文雅 ▲ 10.9 42.9 48.1 ▲ 3.6 76.5
6 池沢 麻奈美 0.8 45.9 10.7 9.5 66.9
7 吉川 裕太 11.4 63.8 16.5 ▲ 35.6 56.1
8 日高 志穂 ▲ 56.4 ▲ 16.3 64.5 58.9 50.7
9 羽川 えりか 17.6 6.9 22.0 ▲ 41.5 5.0
10 後藤 咲 11.6 ▲ 8.2 ▲ 110.4 45.1 ▲ 61.9
11 近藤 美香 14.2 ▲ 33.8 ▲ 57.1 ▲ 19.0 ▲ 95.7
12 加来 千香子 ▲ 3.3 ▲ 31.9 ▲ 31.8 ▲ 56.6 ▲ 123.6
13 家田 みゆき ▲ 31.9 ▲ 52.5 ▲ 25.1 ▲ 48.9 ▲ 158.4
14 鷲津 槙一 ▲ 24.3 ▲ 127.2 ▲ 53.9 ▲ 80.5 ▲ 285.9