中部プロリーグ レポート

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第32期中部プロリーグ 第2節レポート

2019/04/04
執筆:A:斎藤寛生
B:大橋幸正
C:岡田智和
D:近藤美香


Aリーグ:斎藤寛生


毎年の恒例ではあるが、名古屋ウィメンズマラソンと中部プロリーグの第2節は同日に開催される。マラソンのコースとなる名古屋の街中にピンク色のパイロンが並び、女性ランナーを華やかな雰囲気で演出する。曇り空の下スタートの号砲が鳴りランナーたちが一斉に走り出し、スタートから1時間が経過、途中、先頭ランナーが中間地点を越える頃に雨が降り始めた。ランナーたちにとって、この雨が恵の雨となったのか、悪天であったのか捉え方は人それぞれではあるが、スポーツや競技をする上で、想定外の状況は付き物である。それをどう受け止めるのかが重要だと思う。前向きに捉え躍進のきっかけになる場合もあれば、ネガティブに受け止めそこからずるずると後退することもあるだろう。

第2節を長丁場のマラソンに例えると、スタート直後の渋滞が解消されスローペースから自分のペースで走れる頃だろうか。第1節のスタートの状況を踏まえ、各自その後のペース配分を考えて臨む第2節、各卓の結果を振り返りたい。

第2節の組み合わせと各卓の結果は、以下のとおり。
1卓 伊藤・三戸・林・斎藤
4回戦で5万点超のトップをとった伊藤が+35.6Pでトータルポイント+100.0Pに一番乗り。トップを2回取った三戸が終始安定した打ち回しで+34.1P、この2名にポイントを分け与えてしまったのは私で、実績のある3者を前に、変に気負い空回りすることを避けたいと考え今節の対局に挑んだが、1回戦を終え1人沈みの▲28.3P。2回戦は僅かなリードでトップを取ることができたが、3・4回戦も4着となり▲65.4Pと大きな負債を背負ってしまった。

2卓 掛水・加藤・朝岡・堤
1・2回戦でトップを取った掛水が、その後もリードしたポイントを維持し+34.0Pで卓内トップとなり、前節のマイナスを帳消しとする。3・4回戦でトップをとった加藤は+18.3P、トップは無かったもののオールプラスの朝岡が+22.9Pとなった。その一方、▲75.2Pと3者にポイントを吐き出してしまった堤だが、持ち前の前向きさを貫き、次節以降の巻き返しに期待したい。

3卓 小野・森下・清水・長谷川
この卓では3回のトップを取った清水が爆発し、+61.8Pと大きく前進、同卓した3名をマイナスに沈めた。小野・森下の両名は結果的にマイナスではあったが、その被害を最小限に留めることに成功。4回戦はプラスにすることができた長谷川だが、▲47.3Pと負け越してしまった。

4卓 土岐・都築・寺戸・村瀬
土岐が今節も好調さをアピールした。4回戦こそ浮きの3着であったが、3連勝し+52.8Pとトータルポイントでは暫定3位に浮上。今期Aリーグで初なる役満(大三元)をアガったのは、3回戦まで▲16.7と沈んでいた寺戸。終わってみれば+29.6Pと、プラスポイントを積み上げた。これらの煽りを食った村瀬だが、この大敗を捲土重来の糧とできるであろうか。

上位と下位のポイント差が200 P以上となり、早くも大きな差が開いた第2節。私を含め、昇級組のマイナスが目立つ結果となってしまったが、この結果を真摯に受け止め次に繋げられるか。また、その差を縮めることはできるであろうか、次節のレポートをお待ちいただきたい。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 6節 7節 8節 9節 10節 合計
1 伊藤 鉄也 64.4 35.6 100.0
2 清水 哲也 28.2 61.8 90.0
3 土岐 雄太 30.0 52.8 82.8
4 小野 雅峻 74.8 ▲ 4.8 70.0
5 三戸 亮祐 25.7 34.1 59.8
6 林 俊宏 40.8 ▲ 4.3 36.5
7 寺戸 孝志 0.8 29.6 30.4
8 掛水 洋徳 ▲ 28.9 34.0 5.1
9 朝岡 祐 ▲ 26.6 22.9 ▲ 3.7
10 都築 友和 ▲ 37.2 23.9 ▲ 13.3
11 長谷川 弘 1.7 ▲ 47.3 ▲ 45.6
12 加藤 泰史 ▲ 66.9 18.3 ▲ 48.6
13 森下 剛任 ▲ 54.5 ▲ 9.7 ▲ 64.2
14 斎藤 寛生 ▲ 11.0 ▲ 65.4 ▲ 76.4
15 堤 文吾 ▲ 16.3 ▲ 75.2 ▲ 91.5
16 村瀬 寛光 ▲ 25.0 ▲ 106.3 ▲ 131.3

 

 

Bリーグ:大橋幸正


名古屋ウィメンズマラソンが行われる同日に、中部プロリーグ第2節が行われた。
私は験を担ぐほうだ。調子が良かった対局の日には、朝何を食べたのか、服装はどのシャツを選んだか等を気にして、次の対局にも臨むようにしている。少しでもプラス思考になれる様に、強い気持ちを保てる様に自分自身を調整しているつもりだ。
今年に入って、午後に大事な対局がある日は、決まって午前中に行きつけの温浴施設に行ってから、対局に向かう様にしていた。今年の麻雀の調子は、今のところ、良好である。
しかし、この日はマラソンによる交通規制により、その店に行くことができず、一抹の不安を抱えて、対局に臨むことになった。
1回戦目、不安を抱いていた気持ちとは裏腹に、調子が良い。東3局に3,000・6,000をアガってから調子良く局が進み、難なく48,000点のトップを取ることができた。
しかし、過去2年間の中部プロリーグと静岡プロリーグ、また、1年目には特昇リーグにも出場していたのだが、1回戦目に大きなトップを取った日に大きくポイントを叩くことが出来た記憶が無い。ほとんどが2回戦目以降、ポイントを減らす展開になってしまっている。
なるべくそのことを意識しない様に2回戦目以降も対局に臨んだが、結果は、いつも通り、ポイントを減らしてしまい、この日は少ないプラスで終えた。
1回戦目で大きなトップを取った後の戦いは今後の課題である。
この日は2つのことをテーマに対局に臨んだ。
・無駄な放銃はしない
・親番はギリギリまでオリない
この2つはきっちり守れたかと思う。では、何故、ポイントを減らしてしまったのか?
それは4回戦通じて、親番で一度もオリなかったのだが、連荘出来たのが、わずかに一度のみ(放銃も一度のみ)であったことに尽きるかと思う。
9局あった親番で、アガったのは1,300オールの一度だけで、流局した局が一度も無く、残りは全て他家にアガリが発生した。
私の親番を他家に警戒されて、上手に裁かれたかは不明だが、とにかく、上手く噛み合わなかった1日であったかと思うので、そんな中、プラスに出来たことは前向きに捉えようと思う。

上位陣の動きはどうなったかというと、私は3位をキープ、第1節2位につけていた太田(充)は大きくポイントを落としてしまったが、大高坂はポイントを伸ばし首位をキープ、第1節4位につけた金平はこの日+31.0Pとポイントを伸ばし、2位まで順位を上げた。4位に順位を上げたのは、長年Aリーグで戦ってきた佐藤。
私は次節に佐藤、第4節は大高坂、第5節(最終節)は金平との対局を残している。
3者ともよく知った仲で、打ち筋は把握しているが、全員一筋縄ではいかない相手であることは間違い無い。しかし、それは相手にとっても同じことで、私に対しても、きっと同じことを思っているであろう。
最後までもつれるであろう激戦必至のBリーグ、麻雀を楽しむ気持ちを忘れずに、しっかりと自分の麻雀を打ち切り、Aリーグへの切符を手に出来るよう準備を怠らないようにしようと思う。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 大高坂 松城 60.5 13.3 73.8
2 金平 裕樹 40.0 31.0 71.0
3 大橋 幸正 52.9 7.3 60.2
4 佐藤 あいり 4.7 29.9 34.6
5 木村 東平 34.6 ▲ 2.0 32.6
6 越川 清一 21.5 7.2 28.7
7 太田 充 58.8 ▲ 41.8 17.0
8 高橋 侑希 ▲ 20.4 27.3 6.9
9 杉村 泰治 11.0 ▲ 6.4 4.6
10 富村 つぐみ ▲ 41.1 40.0 ▲ 1.1
11 安藤 大貴 ▲ 54.1 40.8 ▲ 13.3
12 山本 拓哉 ▲ 17.2 ▲ 3.8 ▲ 21.0
13 杉浦 勘介 ▲ 0.1 ▲ 22.8 ▲ 22.9
14 日下 健司 ▲ 37.2 0.9 ▲ 36.3
15 青山 大 ▲ 9.0 ▲ 30.6 ▲ 39.6
16 大町 篤志 ▲ 2.8 ▲ 74.2 ▲ 77.0
17 古川 孝次 ▲ 102.1 ▲ 16.1 ▲ 118.2

 

 

Cリーグ:岡田智和


第1節を終え、私は+22.3P(4/16位)というまずまずの位置につけていた。
第2節の同卓者は、河合慎悟・山本美文・田村良介であった。河合は第1節に+61.2P(2/16位)と好調な模様。山本美は▲61.3P(16/16位)と不調。田村は▲6.0P(8/16位)。今節私は「河合を抑え、自身がプラスを上積みする」というテーマを持って対局に臨んだ。

1回戦
東場から私と河合のリーチ合戦。軍配は全て河合にあがった。南場に入ると田村が山本美からホンイツ南ドラ1をアガるなど、47,900点まで差を広げて一気にトップに立った。20,000点を下回った私は南3局で七対子ドラ2をアガリ粘りを見せたが、26,800点の3着。河合を抑えることができず、1回戦だけで20.2Pも差をつけられてしまった。

2回戦
私は東場で大きくリードしたが、南3局に南家の河合からリーチが入る。私の手牌にはドラもなく、河合への直撃だけは避けたかったためオリを選択したが、親番の田村が河合に対して真っ向勝負の気配。田村が東三色ドラ2の3,900オールを引きアガリ、2連勝。

3回戦
東4局、ここまで見せ場のなかった山本(美)に勝負手が入る。リーチツモ七対子ドラ2、起死回生の3,000・6,000でトップを勝ち取った。

4回戦
私と田村が大きくリードを広げた状態で迎えたオーラス。23,000点持ち西家の河合が8,000をアガリ、3人浮きで終局。

最終成績…田村+49.8P 河合+11.7P 岡田+11.2P 山本(美)▲72.7P
河合との差は0.5P開き、田村に大きくリードされてしまうという反省の多い内容であった。

9卓では大滝が+57.6Pの卓内トップ。1節目2位の太田(俊)がこれに食らいついて+2.6P、上位をキープした。日髙と中谷はトップが取れず、終始苦しい展開だった。

10卓では岡本が+47.4Pの卓内トップ。次いで池沢が+14.2P。前期昇級を果たした菅野・山田はスコアを減らす結果となった。

12卓は大接戦で、卓内トップの家田が+9.8Pであった。鈴木(涼)の独走を若松が四暗刻のツモアガリで阻止し、平たくなった。鈴木(涼)はスコアを1.2P増やし、首位をキープした。

リーグ戦はまだまだ序盤。第3節以降、各自よりいっそうテーマをもって対局に臨むことだろう。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 鈴木 涼太 73.8 1.2 75.0
2 河合 慎悟 61.2 11.7 72.9
3 田村 良介 ▲ 6.0 49.8 43.8
4 太田 峻也 38.4 2.6 41.0
5 岡田 智和 22.8 11.2 34.0
6 大滝 聡 ▲ 30.5 57.6 27.1
7 菅野 直 16.1 ▲ 11.8 4.3
8 岡本 丈司 ▲ 50.9 47.4 ▲ 3.5
9 若松 正和 ▲ 10.3 3.0 ▲ 7.3
10 家田 みゆき ▲ 24.2 9.8 ▲ 14.4
11 池沢 麻奈美 ▲ 28.7 14.2 ▲ 14.5
12 中谷 彰吾 14.1 ▲ 43.3 ▲ 29.2
13 山田 まさとし 16.5 ▲ 50.8 ▲ 34.3
14 日髙 志穂 ▲ 23.2 ▲ 17.9 ▲ 41.1
15 鈴木 淳 ▲ 28.8 ▲ 14.0 ▲ 42.8
16 山本 美文 ▲ 61.3 ▲ 72.7 ▲ 134.0

 

 

Dリーグ:近藤美香


春まだ浅く、風に冷たさが感じられる雨の中、中部プロリーグ第2節が行われました。

13卓
5回戦南場、杉浦貴紀トップの状況で原田が2局連続のリーチ。
それぞれ2,000・4,000 3,000・6,000のツモアガりを決め一気にトップに立ちそのままの勢いで逃げ切りました。

14卓
1回戦南3局3本場、親の私が九筒トイツ落とし後の8巡目それまで中張牌を切っていた鈴木(雄)から中が切り出されました。
その直後、浅野の切った九筒を鈴木(雄)がロン。開かれた手牌は国士無双でした。テンパイ気配もなく同卓者の加来も驚きの表情でした。
その鈴木(雄)に対局後の感想を聞くと、「今日は国士無双の分しかプラスできなかった。」と短いコメントを残してくれました。

15卓
第1節にマイナスした大西は、前回の反省を踏まえて丁寧に打つ事を心がけたと語った通り、+37.5と卓内トップで前回のマイナスを大きく減らしました。
実力者の杉浦が若干ポイントで抜け出しましたがまだ第2節、誰にでも昇級のチャンスがあります。
Dリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 杉浦 貴紀 45.1 25.2 70.3
2 平野 祥太 40.8 3.2 44.0
3 加来 千香子 15.6 21.4 37.0
4 近藤 美香 6.0 30.1 36.1
5 鈴木 雄介 ▲ 24.6 36.9 12.3
6 原田 知彦 ▲ 1.8 3.9 2.1
7 浅野 文雅 90.2 ▲ 90.4 ▲ 0.2
8 羽川 えりか 25.2 ▲ 34.0 ▲ 8.8
9 田中 寛治 ▲ 10.6 1.7 ▲ 8.9
10 後藤 咲 2.4 ▲ 18.3 ▲ 15.9
11 中垣 元 ▲ 48.9 13.9 ▲ 35.0
12 大西 義則 ▲ 81.6 37.5 ▲ 44.1
13 鈴木 基芳 ▲ 15.5 ▲ 33.1 ▲ 48.6
14 奥 潤次 ▲ 62.3 ▲ 100.0 ▲ 162.3