中部プロリーグ レポート

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第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 第3節レポート

2013/05/02
執筆:A:掛水洋徳  B:大滝聡    C:小野雅峻


 

Aリーグレポート:掛水洋徳

トータルをプラスで折り返せるかが、決勝進出には最重要な第3節。
各選手の思惑がぶつかる。

1卓 古川・毛受・三戸・太田
トータル上位の太田を、古川、毛受、三戸がどう抑え込むが焦点だったが、今期の太田は安定しておりポイントを伸ばしトータルトップへ躍り出る。
1、2回戦は4、3着だった古川が3、4回戦で+77.6Pを叩き出す連勝で、卓内トップの+52.3P、トータルもプラスになり、ついに本命が動き出す。

2卓 日下・佐藤・渡辺・掛水
今期好調の日下、佐藤と不調の渡辺、掛水の対局。
これ以上負債を増やせない渡辺が1、3、1、1のオールプラスの+72.2Pで降級争いから脱出成功。
日下、掛水もしぶとくプラスで終え、マイナスを一人で被ってしまった佐藤が前節までの貯金を全部使ってしまった。残り2節で再び決勝進出へ巻き返せるか。

3卓 村瀬・森下・杉浦・浅野
上位進出を狙う森下、杉浦。降級争いから抜けたい村瀬、浅野。
結果は森下が2、3、1、1で+45.1Pで卓内トップを取るが、杉浦も+27.4Pでポジションアップを成功する。
村瀬は4回戦でラスを引かされ今期もマイナスになり、浅野はもっと厳しい状況になってしまった。

4卓 鈴木(基)・寺戸・山田・伊藤
鈴木(基)が連勝で1、2回戦迄に+71.5P稼いだ。
一気に行くかと思ったが、3、4回戦は3者が踏ん張り連続ラスを押し付けられ卓内トップも+20.6Pで終了。
伊藤は2回戦で大三元放銃も4回戦で奮起し大トップを取りマイナスを最小に抑えた。
今節の私はトータルをプラスにしたかったが、3、1、3、3の小さなプラスで終わってしまった。
同卓の渡辺が前節までの鬱憤を晴らす大爆発。
私も調子が良かったが3回戦からは抵抗する事も出来なくなり、服従。

Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 太田 充 14.5 61.9 24.7 101.1
2 日下 健司 71.3 20.0 7.3 98.6
3 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 86.2
4 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 45.8
5 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 43.1
6 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 40.5
7 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 39.9
8 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 15.2
9 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 ▲ 3.9
10 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 22.1
11 渡辺 典夫 ▲ 56.9 ▲ 47.4 72.2 ▲ 32.1
12 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 ▲ 68.3
13 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 72.4
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 73.7
15 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 ▲ 83.6
16 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 117.4

Bリーグレポート:大滝聡

桜の季節もあっという間に終わり、街を出歩けば一見して新入社員と思われる若者達とすれ違う。
春は別れと出会いの季節。

私自身、今後どのような打ち手に出会うのであろう。
又、当たり前のように取る何千、何万という配牌の中から自分の思い描いた最終形を公開できるのは一体どれ程あるだろうか?

プロとして活動している以上、結果を残す事はもちろん大事。
しかし、麻雀には打ち手の性格が出ると言われるように、自己表現の場でもある。
プロテストを受験していた頃に教わった「プロは皆の手本となるような存在でなければいけない。」といった言葉を思い出した。

1卓
ここは格上の鈴木(雄)が3回戦、4回戦と連勝をきめての+43.7P。順位を8位まで上げてきた。
同卓者3名をマイナスに沈めているあたり、流石の一言。

2卓
1回戦ラスからのスタートの樋口も終わってみれば、しぶとくポイントを伸ばして+11.2P3節連続でのプラスで予想通りに上位をキープ。
反対に葛山は、着順こそ1、3、1、4だが4回戦のラスが響きポイントを伸ばすことが出来なかった。

3卓
受けに強く、攻撃力もある菅野がまさかの▲51.0P。卓内トップは+65.8Pの土岐。
ここ最近、昇級争いに加われていなかった土岐にとっては大きなチャンスが訪れた。
土岐との対局を残している私としては要注意な人物が現れた。

4卓
対局前、私のことが苦手と冗談を言っていた木村だが、後半3連勝を決めて+35.9Pと首位に躍り出た。
私としてはまんまとしてやられたという気分。
全体的に手が入っているように思えた櫛田も3回戦、4回戦と1人沈みのラスを押しつけられ▲37.1P
今期は現状、昇級組の櫛田、吉井、原田は苦戦しているようだ。

私といえば、2、4、3、2の▲0.8P。
4回戦を通して最高打点が2,000・3,900ツモ1回のみ。
3回戦、木村の3巡目のリーチを受けて、ツモり四暗刻テンパイで追いかけるも見せ場はこれだけ。
果たして、第1節のレポートでも掲げたビッグイニングは来るのであろうか?
いや、来てもらわないと困る。
その為には日頃の対局にも気を遣おう。皆の手本となれるように。

Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 木村 東平 20.8 32.4 35.9 89.1
2 樋口 新 45.4 23.2 11.2 79.8
3 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 75.0
4 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 48.4
5 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 43.7
6 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 27.3
7 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 26.9
8 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 ▲ 0.7
9 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 5.0
10 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 ▲ 11.1
11 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 ▲ 25.2
12 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 36.4
13 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 ▲ 59.4
14 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 72.3
15 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 89.2
16 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 ▲ 93.9

Cリーグレポート:小野雅峻

全5節のリーグ戦も早いもので第3節、折り返しを迎えることになりました。
半荘でいうなら南入といったところでしょう。現在の自分のポイントを踏まえ、立ち回りに変化をつけていかなければいけない頃ではないでしょうか。

今節一番注目していきたいのが9卓である。5人打ちの卓だが、第2節終了時での暫定1位であった加藤をはじめ、3、4、5位が同卓となった。

大きく順位の変動が予想されるこの卓、卓内トップを取ったのは今期から参戦している山本であった。
この状況であってもしっかりと結果が残せるというのは素晴らしいと思う。次節以降も、今まで通り自分らしい麻雀を打っていきたいと語ってくれた。

さらに前節までの1位であった加藤をマイナスに沈めるという内容であった。これは加藤を独走させるわけにはいかないという他の4人の気持ちが一致した結果かもしれない。

上位の直接対決があったため、その中で卓内トップを取った山本が暫定1位と思われたのだが、別卓で打っていた河合が1着2回、2着2回という素晴らしい結果を残し、+121.6Pで暫定1位へと踊り出た。

前期で惜しくも4位で昇級を逃がしている河合、今期こそはと強い意気込みが感じられる。

第3節が終わった時点で1位が+120Pというのはここ最近のCリーグでは非常に落ち着いた展開である。
第19期では第3節の終了時点で+200Pも出した者もいた。

その落ち着いた展開もあってか、5位以内の者は皆90Pを越えている。そのことを考えると現上位者も気の抜けない展開が続くと予想される。

まだまだ昇級濃厚な者がいない展開となっているCリーグ。
今後どのような展開になっていくのか皆の活躍に期待したい。

Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 121.6
2 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 109.9
3 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 99.0
4 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 94.1
5 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 91.7
6 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 86.6
7 八木 悠 15.4 37.9 14.3 67.6
8 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 64.8
9 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 47.3
10 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 29.2
11 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 22.5
12 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 17.7
13 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 17.4
14 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 6.1
15 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 ▲ 26.0
16 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 ▲ 29.9
17 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 ▲ 78.9
18 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 95.0
19 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 101.3
20 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 110.9
21 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 135.5
22 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 ▲ 147.3
23 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 ▲ 180.5