中部プロリーグ レポート

中部プロリーグ レポート/第21期中部プロリーグ A・B・Cリーグ 第4節レポート

 
Aリーグレポート:掛水洋徳
21期中部プロリーグ第4節
各選手3節までのトータルスコアから決勝を狙う者、残留狙いに変更する者、節が進み一つのミスでの失点の重みが増してくる。
1卓は古川・杉浦・山田・佐藤
この卓は皆今節プラスで終われば最終節は決勝が狙えるポジションにいる。
対局は4回戦とも1人沈みのラスとなる珍しい展開になるも、1、2回戦を佐藤が連勝。
そのままオールプラスで卓内トップの+50Pで再び決勝を射程に入れてきた。
古川、杉浦はほぼ現状維持でチャンスを残したが、2ラスの山田は決勝進出からは大きく後退してしまった。
2卓は鈴木(基)・三戸・掛水・村瀬
決勝を狙う鈴木(基)、降級争いに入りたくない掛水、降級争いから抜けたい村瀬、三戸。
1、2回戦を連勝スタートの鈴木が+37.4Pで、トータルも決勝ボーダーまで浮上に成功。
残りの3者は2回戦終わってマイナスだったが親番で本手が決まり出した村瀬が3、4回戦を連勝して降級争いから一歩抜け出した。
今節私は残留狙いで対局、1回戦は42,600点の2着で終わり、上々の滑り出しと思っていたら、2回戦鈴木のリーチを受けスジの五をトイツ落としをしたら2枚目に下家・村瀬からロンの声。
トイトイ、三暗刻、東、西の12,000点に放銃となりラスを引いてしまう。
3回戦もラス、4回戦は浮きの2着で終了、最終節は参加したくなかった降級争いに決定しました。
Aリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 森下 剛任 36.3 ▲ 40.9 45.1 48.4 88.9
2 寺戸 孝志 38.1 57.6 ▲ 9.5 0.5 86.7
3 日下 健司 71.3 20.0 7.3 ▲ 16.6 82.0
4 鈴木 基芳 43.2 ▲ 20.7 20.6 37.4 80.5
5 太田 充 14.5 61.9 24.7 ▲ 32.3 68.8
6 佐藤 あいり 17.0 67.0 ▲ 87.9 50.0 46.1
7 杉浦 貴紀 11.6 4.9 23.4 ▲ 1.5 38.4
8 古川 孝次 ▲ 22.6 ▲ 14.5 52.3 0.1 15.3
9 山田 優駿 21.6 15.0 9.2 ▲ 48.6 ▲ 2.8
10 伊藤 鉄也 ▲ 54.5 6.5 ▲ 20.3 50.7 ▲ 17.6
11 渡辺 典夫 ▲ 56.9 ▲ 47.4 72.2 5.2 ▲ 26.9
12 村瀬 寛光 ▲ 34.8 ▲ 30.5 ▲ 18.3 32.7 ▲ 50.9
13 掛水 洋徳 28.4 ▲ 58.9 8.4 ▲ 38.4 ▲ 60.5
14 毛受 俊 ▲ 20.3 ▲ 6.2 ▲ 47.2 ▲ 15.0 ▲ 88.7
15 三戸 亮祐 ▲ 9.9 ▲ 32.6 ▲ 29.9 ▲ 31.7 ▲ 104.1
16 浅野 文雅 ▲ 83.0 15.8 ▲ 50.2 ▲ 40.9 ▲ 158.3

Bリーグレポート:大滝聡
さわやかな五月晴れというより、むしろ汗ばむような陽気の中で中部プロリーグ第4節が行われました。
第3節を終えて、ポイント的に抜け出している選手はいない様子。最終節を高いモチベーションで臨む為には私的にも、どうしても負けられない対局。もちろん各選手、同じ想いであろう。
<1卓>
今期好調の土岐に注目したが、結果は卓内1人沈みの▲22.8P
苦しい戦いであっただろうと予想される。逆に原田は前半、連勝を決めての卓内トップ。
ただ原田自身、この結果に満足はしていないだろう。
後半戦の戦い方に課題を残したのではないだろうか?
<2卓>
大滝、若松に手が入る展開が続く。対して吉井、長谷川は受けに廻らざるを得ない戦い。
3回戦終了までは明暗がハッキリと別れた4者であったが、4回戦に吉井が意地の大トップで反撃も時すでに遅し。
<3卓>
Aリーグの復帰に向けてポイントを伸ばしたい葛山であったが、この日はドラが寄るもアガリに結びつかなかった様子。卓内トップは中西で+33.9P持ち前の攻撃力を武器に昇級争いに名乗りをあげた。
<4卓>
木村、樋口の上位対決に注目したが、この戦いを制したのは小坂。
オール連対の素晴らしい成績で大暴れといったところか。そんな中、樋口も後半に連勝してキッチリとポイントを加算。4節を終えてオールプラスの成績で暫定首位におどり出た。
木村もスコアこそマイナスだが、最低限に留めたようで最終節に繋げた。
朝岡は卓内のマイナスを1人で背負いこむ形になり、来節残留をかけた厳しい位置での戦いを強いられる事になった。
いよいよ来月は最終節を迎える。
4節を終えての私の成績は+81.2Pで暫定3位の好位置。今回Aリーグへの昇級のチャンスは3回目だ。過去2度のチャンスを物に出来なかったのは、きっと何かが足りなかったのであろう。
結果がすべてのこの世界。勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けるだけの理由があると私は思う。
過去の敗戦から何を学び、何を修正してきたのか?来月、どのような結果が私を待っているのであろうか?
私に出来る事は、悔いの残らない対局になるよう準備をするだけだ。
Bリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 樋口 新 45.4 23.2 11.2 17.0 96.8
2 木村 東平 20.8 32.4 35.9 ▲ 2.5 86.6
3 大滝 聡 ▲ 18.8 46.5 ▲ 0.8 54.3 81.2
4 中西 栄二 ▲ 3.4 63.2 ▲ 32.5 33.9 61.2
5 小坂 美樹 9.9 ▲ 12.9 ▲ 8.1 69.7 58.6
6 土岐 雄太 ▲ 8.0 17.2 65.8 ▲ 22.8 52.2
7 牛尾 信之 15.7 26.0 2.0 6.7 50.4
8 葛山 英樹 7.0 43.8 ▲ 2.4 ▲ 38.3 10.1
9 鈴木 雄介 ▲ 9.2 ▲ 35.2 43.7 2.5 1.8
10 菅野 直 26.6 ▲ 0.8 ▲ 51.0 20.5 ▲ 4.7
11 若松 正和 ▲ 55.0 11.3 ▲ 15.7 37.4 ▲ 22.0
12 櫛田 利太 16.3 ▲ 15.6 ▲ 37.1 ▲ 16.1 ▲ 52.5
13 原田 知彦 ▲ 17.7 ▲ 83.1 6.9 12.6 ▲ 81.3
14 朝岡 祐 42.7 ▲ 56.1 8.4 ▲ 84.2 ▲ 89.2
15 長谷川 弘 ▲ 19.8 ▲ 49.4 ▲ 3.1 ▲ 51.2 ▲ 123.5
16 吉井 友直 ▲ 52.5 ▲ 12.5 ▲ 24.2 ▲ 40.5 ▲ 129.7

Cリーグレポート:小野雅峻
終盤、第4節を迎えることになりました。
もう明確な目標も見え、様々な思いを秘めて対局に臨んだことと思います。
私は第3節を終え、何とかプラスで折り返すことができました。最終節を楽しむためにもぜひともプラスで終わらせたいこの第4節、楽に点を持たせてくれない厳しい展開の中、1、2回戦をほぼ原点で凌いだ後の3回戦で痛恨の1人沈みとなってしまいました。全くアガれないままツモで点が削られていくという一番やってはいけないと考えている展開でのラスでした。5人打ちであったため4回戦が空き、始まった5回戦、オーラスを39,800点のトップ目で迎えていました。上家の親が31,800点持ちの3着目で9巡目に2つ目のマンズの鳴きが入りました。
その時の私の手牌が、
七万七万三索四索五索七索八索二筒三筒四筒六筒七筒西  ツモ四索  ドラ六索
四索が切りにくかったため打西とし、次巡ツモ三索、ソーズが切りたくなかったことから上家の現物である打六筒、13巡目にツモ六索から打七筒としたところ、上家がドラ暗刻で11,600の放銃となってしまいました。
この振り込みにより原点も割ることになりトータルも大きなマイナス。最終手出しが六筒であったのは見えていたため非常に悔いの残るオーラスとなりました。
前節終了の時点で上位が混戦模様であったCリーグでしたが、第4節を終えてさらに面白い展開になってきました。現実的な数字で見ると上位9位までが昇級を狙えるラインというところでしょうか。
初参戦者も何人か昇級争いに名を連ねています。
卓の組み合わせが非常に重要なポイントとなりそうな最終節。
みなさんの熱い闘牌に期待したいと思います。
Cリーグ

順位 名前 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 山本 拓哉 14.9 53.5 41.5 17.7 127.6
2 大西 義則 ▲ 4.6 27.5 71.2 25.1 119.2
3 大町 篤志 61.4 ▲ 11.6 36.8 22.2 108.8
4 河合 慎悟 51.4 ▲ 12.8 83.0 ▲ 22.4 99.2
5 加藤 泰史 28.8 52.7 ▲ 34.2 40.9 88.2
6 八木 悠 15.4 37.9 14.3 19.4 87.0
7 杉村 泰治 21.6 37.0 33.1 ▲ 6.5 85.2
8 原 尚吾 48.3 ▲ 49.1 23.3 55.9 78.4
9 安藤 大貴 10.9 35.2 18.7 ▲ 5.9 58.9
10 中谷 彰吾 5.7 40.3 53.0 ▲ 75.2 23.8
11 小野 雅峻 25.0 ▲ 24.9 29.1 ▲ 32.9 ▲ 3.7
12 山神 達也 ▲ 32.0 60.7 ▲ 54.7 22.0 ▲ 4.0
13 角谷 和幸 ▲ 2.9 2.7 17.9 ▲ 22.6 ▲ 4.9
14 岩井 健太 ▲ 41.6 50.6 ▲ 38.9 15.0 ▲ 14.9
15 太田 峻也 50.1 28.7 ▲ 61.4 ▲ 37.6 ▲ 20.2
16 大高坂 松城 9.7 ▲ 55.9 40.1 ▲ 36.0 ▲ 42.1
17 三谷 卓也 ▲ 33.0 ▲ 56.5 10.6 29.1 ▲ 49.8
18 斎藤 寛生 29.9 ▲ 59.2 ▲ 72.0 ▲ 16.5 ▲ 117.8
19 加賀美 幸孝 ▲ 22.9 ▲ 89.4 ▲ 35.0 29.3 ▲ 118.0
20 鈴木 淳 ▲ 85.3 ▲ 6.7 ▲ 3.0 ▲ 24.8 ▲ 119.8
21 家田 みゆき ▲ 36.7 ▲ 33.5 ▲ 65.3 ▲ 6.1 ▲ 141.6
22 岡本 丈司 ▲ 61.2 ▲ 21.5 ▲ 28.2 ▲ 41.2 ▲ 152.1
23 越川 清一 ▲ 53.9 ▲ 45.7 ▲ 80.9 9.1 ▲ 171.4